この記事では、リッチメディア HTML5 クリエイティブに必要なクリエイティブ アセットのリストと、注意点やおすすめの方法をご紹介します。なお、このガイドラインはスタジオのみを対象としています。キャンペーン マネージャーでの HTML5 クリエイティブの設定については、キャンペーン マネージャー 360 のクリエイティブ ガイドをご覧ください。
スタジオでサポートされるクリエイティブ アセット
アセットタイプ |
詳細 |
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HTML ファイル |
スタジオでは、1 つのクリエイティブにつき 1 つの HTML ファイルのみサポートされます。
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CSS ファイル |
サポートされているファイル形式 |
データ | サポートされているファイル形式
.csv、.json、.pdf、.xml |
フォント | サポートされているファイル形式
.eot、.otf、.ttf、.woff、.woff2 Studio はフォント ファイルのみを解析して、フォントのファミリー、ファウンダリ、スタイル、ウェイトを抽出します。権利の保護はありませんので注意してください。 |
JavaScript ファイル |
ユーザーのプライバシーを保護するため、スタジオとキャンペーン マネージャー 360 のどちらでも、ローカル ストレージまたはセッション ストレージを使用する HTML5 アセットは受け付けられません。この理由でアップロードが拒否される場合は、禁止されている API の削除をデベロッパーに依頼してください。その後、もう一度アセットをアップロードしてみてください。具体的には、以下の JavaScript API を使用する HTML5 アセットはアップロードできません。
この API が広告目標の達成に影響する場合は、代わりにキャンペーン マネージャー 360 の設定を使ってみてください。たとえば、一部の広告主はこの API を広告のターゲティングやフリークエンシー キャップのために使用しますが、その必要はありません。キャンペーン マネージャー 360 ではさまざまな種類のターゲティングや、フリークエンシー キャップを設定できます。回避策の実装については、ソリューション コンサルタントにお問い合わせください。(アセットの設定方法に関係なく、Google マーケティング プラットフォームとの契約に定められているプライバシー要件を満たすデータのみ、取得を試みることができます)。 ローカル ストレージとセッション ストレージとは何ですか?HTML5 ウェブ ストレージの 2 つの形式であり、ブラウザ上にデータを保存する方法です。ローカル ストレージでは複数のブラウジング セッションでブラウザ上にファイルが保管されます。ユーザーが手動でブラウザのキャッシュを消去するか、ファイルを削除するまで、ファイルはブラウザ上に永続的に保管されます。セッション ストレージでは特定のブラウジング セッション中のみブラウザ上にデータが保管されます。ブラウザを閉じて再起動すると、セッション中に保存されたデータはすべて消去されます。 こうした形式のストレージを使用できないのはなぜですか?こうした形式で保管されるファイルにコードを追加できるためです。コードを組み込むと、個人情報(PII)の取得、複数セッションでのブラウザ アクティビティのトラッキング、Google マーケティング プラットフォームとの契約条項に違反するような、第三者へのその他のデータの送信などが可能になります。こうしたデータ収集だけが、ローカル ストレージとセッション ストレージの利用目的ではありませんが、ファイルにすべての種類のコードを含めることができるため、データが収集されるおそれがあります。 |
画像 | サポートされているファイル形式
.gif、.jpg、.png、.svg サポートされている代替画像ファイル形式 .gif、.jpg、.png |
動画ファイル | サポートされている非圧縮動画ソースのファイル形式
.avi、.mov、.mp4、.mpeg、.mpg、.wmv、.ogg、.ogv サポートされている圧縮動画のファイル形式m4v、.mp4、.ogg、.ogv、.webm 詳しくは、アセット ライブラリにおける動画のトランスコードの「ファイルの仕様と制限」をご覧ください。 |
オーディオ ファイル | サポートされているファイル形式
.ogg、.mp3、.wav、.wma |