Google Pixel を修理に出す際に、修理モードをオンにして手続きを簡素化することができます。修理の前後にデータをワイプ、復元する必要がなくなり、技術者が診断を簡単に行えるようになります。
修理モードの仕組み
重要:
- 修理モードをオンにできるのは、特定のデバイスのみです。対象となるデバイスには、Android の 2023 年 12 月 14 日以降のアップデートが搭載され、空き容量が 2 GB 以上ある Google Pixel が含まれます。Android バージョンの詳細
- 持ち込み修理と配送修理のどちらについても、修理モードまたは出荷時設定へのリセットを使用できます。修理モードが使用されている場合、Google の修理担当パートナーは、スマートフォンが届いたらデータのリセットが必要かどうかを判断し、必要な修理を評価します。
- 修理モードを使用することにした場合でも、修理に出す前に必ずデータをバックアップすることをおすすめします。修理サービスでストレージに影響する部品の交換が必要になった場合、修理モードがオンになっていても、技術者によってスマートフォンのデータはワイプされます。バックアップがあれば、修理後のスマートフォンにデータを復元できます。詳しくは、Google Pixel のデータをバックアップ、復元するをご覧ください。Google および修理担当パートナーは、データの損失について責任を負いません。
- 修理モード時に加えた変更は、修理モードを終了した場合、保存されません。
- 技術者が最新のシステムでトラブルシューティングを実施できるよう、修理モードをオンにする前にシステム アップデートを実行してください。
修理モードをオンにすると、機能が制限された専用のセキュア パーティションでクリーンな Android OS が起動されます。このため、技術者は、出荷時設定へのリセットでデータの損失を招くことなくデバイスを診断して修理することができます。修理サービスの間は、修理モードによってユーザーの個人データと個人情報を不正なアクセスから保護できます。
ヒント: スマートフォンを修理に出す前に、SIM カードを取り出して保管してください。
修理モードにアクセスする
- スマートフォンの設定アプリを開きます。
- [システム] [修理モード] をタップします。
- 画面上の指示に沿って修理モードをオンにします。
- スマートフォンのセキュリティ PIN、パスワード、またはパターン(ロック画面と同じコード)を入力します。
- PIN、パスワード、パターンは技術者と共有しないでください。
- 設定していない場合は、作成して確認するよう求めるメッセージが表示されます。
- システムの再起動を許可します。
- 再起動すると、スマートフォンは修理モードになります。
修理モードを終了する
- スマートフォンの設定アプリを開きます。
- [システム] [修理モード] をタップして終了フローを開始します。
- 修理モードのときに、通知をタップして終了することもできます。
- 確認のため、PIN、パスワード、またはパターンを入力します。
- システムの再起動を許可します。
ヒント: 画面上部の通知プルダウン メニューに移動して修理モードを終了することもできます。終了したら、ステップ 3 に進みます。
修理モードについて
- デフォルトでは一部のソフトウェア機能が一時停止しますが、手動で有効にできます。
- Google Pixel ガイド
- Google Play
- メッセージ
- 壁紙
- Google 検索アプリ
- テキスト読み上げ
- トラブルシューティングの目的で、デフォルトのファーストパーティ製アプリの一部は修理モードでも使用できます。修理モードを終了すると、ユーザーや修理サービスが加えた変更やユーザーが生成した情報(画像、ファイルなど)は、デバイスから削除されます。
- 修理モードでのみ使用できるその他のアプリは、技術者がデバイスを診断して修理するためのもので、ユーザーのデータを操作することはありません。