価格競争力レポートについて

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価格競争力レポートには、お客様の販売商品と同じものが他の販売店でいくらで売られているかが示されます。各商品について平均価格が表示されるため、広告で他の販売店がクリックを獲得している商品価格を把握できるほか、ベンチマーク価格の推移の指標を集計できます。

レポートでは、2 つの方法でデータを分割および表示できます。

この記事では、Merchant Center の価格競争力レポートの仕組みについて説明します。

メリット

広告の入札単価や提示する商品価格を決める際は、価格のインサイトが参考になります。

競争力のある入札単価を設定できます。価格ベンチマークレポートを参考に、価格競争力を備えた商品の入札単価を引き上げます。
競争力のある価格を設定できます。価格ベンチマークレポートは、価格や販売戦略を決める際の参考情報として使えます。たとえば、価格が高すぎる商品や商品の種類、ブランド、カテゴリを見極める際や、プロモーションやスペシャルオファーの戦略を立てる際に利用できます。
Google BigQuery でインサイトをまとめて把握できます（Google Cloud アカウントが必要です）。Google Cloud の BigQuery を通じて価格競争力のデータを確認できます。BigQuery のデータを有効にすると、独自のデータを使ってカスタムワークフローを作成し、利益管理部門などに報告するビジネスインサイトを取得できます。Merchant Center 向け Google BigQuery Data Transfer Service の詳細

この記事の「無料リスティング」の説明は、[ショッピング] タブの無料リスティングのみが対象です。

価格競争力レポートは、商品、商品カテゴリ、カテゴリ、ブランドに基づいて分類できます。商品ごとにグループ化するか、[商品を表示] をクリックすると、各商品データの詳細な表が表示されます。

レポートの結果は、ご指定の期間で絞り込めます。

なお、取り扱う販売店が少ない商品や、ショッピング広告や無料リスティングでのクリック数が多くない商品は、このレポートに表示されません。また、このレポートはショッピング広告と無料リスティングのみを対象としているため、ローカル在庫広告などの他の機能のデータは含まれません。

このレポートの商品ビューには、現在 Merchant Center アカウントに送信されていて、ベンチマーク指標が利用できる商品のデータのみが表示されます。カテゴリ、ブランド、商品タイプの各ビューでは、商品の全履歴が考慮されます。

カテゴリ、ブランド、商品カテゴリごとにデータを表示すると、次の 2 つの指標が表示されます。

指標	表示される情報
ベンチマークを上回る、下回る、ベンチマークと同程度	お客様の商品と他社の商品の価格比較において、お客様の商品の価格とベンチマーク価格との差が 1% を超えたケース、1% 以内だったケース、1% 未満だったケースの割合。
ベンチマークなし	お客様の商品と他社の商品の価格比較において、この商品のベンチマーク価格の算出に必要な十分なデータがなかったケースの割合。

商品ごとにデータを表示すると、次の指標が表示されます。

指標	表示される情報
お客様の価格	価格 `[price]` 属性で定義される商品の現在の価格、または利用可能かつアクティブな場合はセール価格 `[sale_price]` 属性。
現在のベンチマーク価格	ある商品のクリック加重平均価格（ショッピング広告と無料リスティングで同じ商品を掲載している全販売店でのクリック加重平均価格）。商品は GTIN（国際取引商品番号）に基づいて照合されます。ベンチマーク価格は、レポート作成日の 1～7 日前のデータを使って計算されます。ショッピング広告や無料リスティングでクリック数が多い商品のベンチマークは頻繁に更新され、使われるデータは 1 日前に近いものになります。ベンチマークはクリック数で重み付けされるため、人気の高い商品のほうがベンチマーク価格での加重が増します。
現在のベンチマーク価格との差	商品の現在の価格と現在のクリック加重平均ベンチマーク価格の差の割合。
過去のベンチマーク価格との差	選択した期間におけるベンチマーク価格との価格差の割合の平均値。

価格競争力レポートを表示する手順は次のとおりです。

改善できる点がありましたらお聞かせください。