Google は数年にわたり、商品データを自動的に複数の国で使用できるようにする機能を導入してきました(送料を設定し、これらの国に対してショッピング広告用にキャンペーンのターゲット設定を行っていることが条件です)。先日の更新ではこの機能が拡張され、商品データの適格性や各国でのパフォーマンスに関する詳細な情報が得られるようになりました。
さらに今月行われる変更により、商品が表示される国に関してより詳細な管理と明確な分析を行えるようになります。
Merchant Center の「配送設定」ではなく「その他の国」を使用する
以前は、商品を複数の国で掲載する方法が 2 つありました。国の指定は、送料設定(アカウント単位の配送サービスを作成するか、個々の商品に送料 [shipping] 属性を適用する)もしくは商品フィード(対象国として指定するか、「その他の国」機能を使用する)で行うことができました。
新しい変更では、世界中の商品の在庫状況をフィードでまとめて管理できます。フィード内で商品に shipping [送料] 属性を直接適用するか、「その他の国」機能を使用して国を指定してください。これは、ショッピング広告と無料リスティングの両方に適用されます。
この変更を実施するため、2020 年 9 月 28 日の週より、フィードで事前に国を選択して「その他の国」として設定します。ほとんどの販売者で、各国の商品の在庫状況が変わることはありません。商品の掲載先を選択する方法が新たに提供されるだけです。
2020 年 10 月 8 日までは、Merchant Center の送料設定を使用して商品データに別の国を登録できます。それ以降は、選択国の変更がフィードまたは商品単位で設定できるようになります。商品単位の送料 [shipping] 属性は、今後も引き続き適用されます。
注: 送料ラベルの使用、重量に基づいた送料設定、その他の類似の機能により、特定の国で掲載できる商品がフィード内にある場合、フィード内のすべての商品に対して適用されている国だけを事前に選択します。希望の国で引き続き商品を掲載できるよう、「その他の国」や商品単位の shipping [送料] を確認してください。
[診断] ページでエクスポートした商品のステータスを表示する
[追加の国] が無料リスティングにも適用されるようになったため、9 月中旬より [診断] ページに変化が見られる可能性があります。
これまで [診断] ページには、メインの対象国での商品のステータスしか表示されませんでした。複数の国での商品の問題を診断できるよう、[診断] ページには、ショッピング広告および無料リスティングの対象国に対して商品のステータスが個別に表示されるようになりました。商品は引き続き、配送先であり、ショッピング広告キャンペーンが有効になっているすべての国で表示できます。