リンク先参照とは、Google サイトで料金を見たユーザーが、その後クリックしてパートナーのランディング ページに移動し、最終的に予約ページにアクセスすることです。パートナーは、ユーザーが快適にリンク先を参照できるよう、Google のサイトでユーザーが選択した客室と料金について一貫した情報を分かりやすく表示するとともに、操作しやすい予約フローを提示する必要があります。
予約が行われるサイトでのリンク先参照は、次の基準で評価します。次の条件で満たしていないものがある場合、料金精度が低いと評価されることがあります。
- 料金は正確で、オンラインで予約可能であること: パートナーのサイトでユーザーに表示される合計金額は、ユーザーが選択した旅行プランについて Google で表示される合計金額と一致し、料金を完全に反映するものである必要があります。ユーザーはその金額で予約を完了でき、トランザクションの結果、24 時間以内にホテルの予約が確定される必要があります。
- ユーザーが Google でクリックした客室と料金は、ランディング ページでユーザーに目立つように表示する必要があります。詳細と例については、下記の選択された客室と料金を目立つように表示するセクションをご覧ください。
- ランディング ページでは、ユーザーが選択した部屋と料金を簡単な操作で予約できる必要があります。詳しくは、ランディングから予約へのフローに関するポリシーをご覧ください。
- なんらかのユーザー情報の入力を求める前に、最終的な合計予約料金を提示する必要があります。
- サイトへのアクセスから予約完了までに表示される情報は、一貫性があり、明確で、必要な要素をすべて含んだものである必要があります。予約のフローで必要な情報について詳しくは、ランディング ページと予約ページに関する情報ポリシーをご覧ください。
- ページの読み込みに時間がかかりすぎないように、また機能に問題がないようにする必要があります。コンテンツ(画像、説明など)、料金、リンクが読み込まれない場合、ページは機能していないと見なされます。ページが 10 秒以上操作できない場合も、ページは機能していないと見なされます。
通常、Google でユーザーに表示される料金は、対象のホテル、宿泊日、定員に関して、販売時点で貴社のサイトに提示する最低料金である必要があります。これによりユーザーの関心を最も強く引くことができ、貴社のサイトを Google 上で最も効果的に表示することができます。最低料金を Google で表示するのがユーザーにもパートナーにも有益であると考えられますが、万が一最低料金を送信できない場合は、別の有効な料金を提示できます。
メタサーチを利用するパートナーの場合は、パートナーのサイトで予約を行う場合とは多少異なります。メタサーチで想定されるリンク先参照については、以下のセクションをご覧ください。
メタサーチで想定されるリンク先参照
パートナーによっては、メタサーチの機能などで、他の予約プロバイダの料金が表示される場合があります。メタサーチを利用するパートナーも、料金精度を保ち、Google で見つけた料金で予約する方法をわかりやすく提示する必要があります。プロバイダが提示する料金を集めて提示し、予約を行う別のサイトにユーザーを誘導するパートナーの場合(メタサーチを利用する場合など)、ペナルティを回避するには次の条件を満たしている必要があります。
- 料金は正確で、オンラインで予約可能であること: 貴社のサイトでユーザーに表示される合計金額は、ユーザーが選択した旅行プランについて Google で表示される合計金額と一致し、料金を完全に反映するものである必要があります。また、ユーザーは貴社またはパートナーのサイトでその価格で予約を完了できる必要があります。
- ユーザーが Google でクリックした客室と料金は、ユーザーが貴社のページにアクセスしたときに目立つように表示する必要があります。ユーザーがサイトにアクセスした後に料金が読み込まれる場合でも、ユーザーが Google で選択した料金は、画面を操作([詳細] タブを開くなど)しなくても明確に表示されるようにする必要があります。詳細と例については、下記の選択した客室と料金を目立つように表示するセクションをご覧ください。
- ランディング ページでは、ユーザーが選択した部屋と料金を簡単な操作で予約できる必要があります。貴社のサイトで予約が行われる場合は、ランディングから予約へのフローに関するポリシーに従う必要があります。パートナー サイトで予約が行われる場合も、予約完了までパートナー サイトでそのポリシーに従う必要があります。
- なんらかのユーザー情報の入力を求める前に、最終的な合計予約料金を提示する必要があります。
- サイトへのアクセスから予約完了までに表示される情報は、一貫性があり、明確で、必要な要素をすべて含んだものである必要があります。予約のフローで必要な情報について詳しくは、ランディング ページと予約ページに関する情報ポリシーをご覧ください。
選択した客室と料金を目立つように表示する
ユーザーが Google で選択した客室と料金は、ユーザーが貴社のサイトにアクセスしたときに簡単に特定できるようにする必要があります。これらの情報はランディング ページに目立つように表示してください。 「目立つ」の定義は、ユーザーがアクセスするページの種類によって異なります。
- ランディング ページが客室の選択や予約を行うページである場合は、客室や料金を表示して、ユーザーが簡単に特定できるようにする必要があります。画面を長々とスクロールしないとオプションが表示されない場合は、簡単に特定できるとは見なされません。
- ランディング ページでユーザーがホテルやプロバイダを選択する必要がある場合は、掲載順位や表示の仕方によって Google のサイトで選択した料金を他の料金と区別し、ユーザーが特定できるようにします。
パートナーのサイトのデザインはさまざまです。目立つように表示する例を次に挙げます。
- ページの最上部に料金を他よりも大きく表示する
- ページの最上部に料金を選択するメインのボタンを配置する
- ページの上部に選択した料金を表示し、優先するオプションであることがわかるよう、ハイライトやテキストなどで視覚的に識別できるようにする
- ページの右側か左側に料金を固定して表示し、他の料金と区別できるようにする
サイトでの「目立つ」表示が Google の基準を満たしているかどうかについてご質問がある場合は、Google の担当者にお問い合わせください。また、以下の画像の例を参考にしてください。
例
Google の料金が最も目立つように表示されている(合格)
Google は、ランディング ページがこのポリシーを遵守しているか定期的に確認しています。対象の料金がいくつもの料金の中に埋もれて特定しにくい場合や、対象の料金を見つけるためにスクロールしたり、クリックしたりする必要がある場合は、不合格になることがあります。
ランディングから予約へのフローに関するポリシー
ランディング ページには、ユーザーが Google で選択した客室タイプ、チェックイン日、チェックアウト日、対象人数と同じ内容が記載されている必要があります。ランディング ページは、予約ページにすることをおすすめしています。予約ページにしない場合、ランディング ページは次の条件を満たしている必要があります。
- ユーザーが、予約のために何度もクリックしたり、選択したホテルや日付を再入力したりすることなく、ホテルの予約に進めること。
- ホテル名が明確に表示されていること。
- ユーザーが予約に進むための次のステップが表示されていること。
ユーザーが予約ページに移動するとき(またはランディング ページが予約ページである場合)は、予約ページは次の条件を満たしている必要があります。
- 税金と手数料のポリシーを遵守していること。
- ホテル名、日付、対象人数が表示されていること。
- ユーザーがクリックした料金(ランディング ページでクリックした料金、Google で選択した料金など)が、ユーザーが見つけやすいように表示されているか、メインの予約ボタンに関連付けられている(メインの予約ボタンがある場合)こと。
ユーザーが予約フローでクリックした料金タイプを選択できない場合は、精度違反と見なされますのでご注意ください。
ランディング ページと予約ページに関する情報ポリシー
ランディング ページに表示される料金は、含まれる料金や条件(払い戻しの可否、ポイント、Wi-Fi など)が、予約サイトから直接検索を開始するユーザーに表示されるものと同じでなければなりません。
ランディング ページは次の要件を満たしている必要があります。
- ホテル名が表示されていること。
- ユーザーが Google で選択した客室タイプ、チェックイン日、チェックアウト日、対象人数、言語、基本料金と同じ内容が記載されていること。
- デフォルトでは、オプションの支払い、手数料、サービスが合計金額に含まれていないこと。
- 料金が払い戻し可能である場合は、払い戻し可能な料金に関するポリシーを遵守していること。
予約ページは次の要件を満たしている必要があります。
- ホテル名が表示されていること。
- ユーザーが Google で選択した客室タイプ、チェックイン日、チェックアウト日、対象人数、言語、基本料金と同じ内容が記載されていること。
- 該当する基本料金に加えて、必須の税金と手数料をすべて含めて記載していること。
- デフォルトでは、オプションの支払い、手数料、サービスが合計金額に含まれていないこと。
- 料金が払い戻し可能である場合は、払い戻し可能な料金に関するポリシーを遵守していること。
ランディング ページに到達する前に表示されるつなぎのページに関するポリシー
Google では、ユーザーが Google サイト上で参照リンクをクリックした後、リダイレクトを経て実際に最後にたどり着くページをリンク先ページと見なします。ユーザーが手動で操作をしない限り、リダイレクトの最後に表示されるこの安定したページからは移動しません。
つなぎのページとは、ランディング ページに行き着く前に表示されるウェブページで、しばらくすると自動的にランディング ページにリダイレクトされるページです。Google サイトとランディング ページの間につなぎのページを表示することはおすすめしていません。ただし、つなぎのページを表示する必要がある場合は、Google の参照リンクと一致するパートナー ブランドであることがわかるようにする必要があります。
このポリシーに違反した場合
Google は、システムによる自動評価と人手による評価を組み合わせて、ポリシーへの準拠を確認しています。リンク先参照に関するポリシーに違反した場合、料金精度が低い、またはパートナーの予約システムにより大きな問題があると判断されます。違反措置は、料金、宿泊施設、アカウントのいずれかのレベルで適用されます。料金の精度が低い場合に Google が取り得る措置について詳しくは、料金精度に関するポリシーのページをご覧ください。
Google に停止の決定見直しをリクエストする
停止の決定に不服で、再審査を希望される場合は、停止日から 6 か月以内に再審査請求を送信できます。停止の通知メールに含まれている再審査請求フォームをご利用ください。この 6 か月の期間が終了すると、その後は Google に再審査を請求できなくなりますのでご注意ください。
再審査を請求できるのは、停止の決定 1 件につき 1 回のみです。根拠のない再審査請求を繰り返し送信しないようお願いいたします。再審査請求を送信する前に Google のポリシーについて理解していることを確認し、送信する際は、Google が決定内容を見直すべき理由を裏付ける明確で説得力のある証拠を必ず含めてください。証拠が提供されていない場合、今後再審査請求を送信できなくなる可能性があります。
再審査請求が送信されると、Google でお客様のリクエストを速やかに審査し、結果をご連絡します。再審査請求が認められなかった場合、停止を解除するには、Google のポリシーに準拠するようにポリシー違反をすべて解決していただく必要があります。
欧州連合のデジタル サービス法(DSA)の対象となる EU のお客様
その他の再審査請求オプションについては、欧州連合のデジタル サービス法対象者の解決方法をご確認ください。