Ad Grants コンバージョン トラッキング ガイド

コンバージョン トラッキングは、ウェブサイトの訪問者が広告に対してインタラクションした後に行った対象アクションに関してレポートする無料のツールです。コンバージョン目標には、たとえば、寄付、購入、チケット販売、会費などの金銭的なアクションと、メールマガジンの登録、ボランティアの登録、入会フォームへの記入、情報リクエストの送信、団体への電話による問い合わせ、ウェブサイト上のコンテンツの閲覧に費やした時間などの非金銭的なアクションがあります。

Ad Grants ポリシーでは、2018 年 1 月以降に作成されたアカウントと、コンバージョン ベースのスマート自動入札戦略を使用しているアカウントに対して、有効なコンバージョン トラッキングを実装することが求められています。実装方法については、下記をご覧ください。

ウェブサイト上の重要アクティビティをトラッキングする方法:

使用するトラッキング ツールを決定する(コンバージョン発生元)

Ad Grants アカウントのタグを使用してトラッキングするか、Google アナリティクスから目標をインポートする

コンバージョンは、サイト上にコードを追加することでトラッキング可能になり、コードを配置したページまたはコンテンツに対して訪問者が反応を示すことでトリガーされます。無料の Google ツールを利用する方法として、主に 2 つの選択肢があります。1 つは AdWords コンバージョン トラッキング タグを使用する方法で、もう 1 つは Google アナリティクスから目標をインポートする方法です。
Google アナリティクスを使用することをおすすめします。まだウェブサイトにコンバージョン トラッキング コードを配置していない場合は、Google アナリティクスを使用することをおすすめします。
 
すでにサイトで Google アナリティクスを使用していて、ウェブ トラッキング コードの設定に自信がある場合は、目標を作成して、Ad Grants アカウントにインポートするだけで済みます。

目標を決定する(コンバージョン アクション)

重要コンバージョン アクションを選択する

サイト上でトラッキングするアクションは、団体の目標を反映している必要があります。 下記のリストを基に、ウェブサイト訪問者が団体へのエンゲージメントを示すアクションをすべて検討してください。

Google アナリティクス目標を Ad Grants アカウントにインポートする場合

サポートされている Google アナリティクス目標のタイプ

リンク先

おすすめ: サイト上で重要アクションを完了したときにだけ到達できる「ありがとうございます」ページ URL を表示した訪問者をトラッキングします。

制限: トップページや頻繁にアクセスされるウェブページをリンク先 URL 目標のランディング ページとして使用することはできません。これは、コンバージョン数とクリック数との重要な相違が反映されなくなるためです。「ありがとうございます」ページがない場合は、代わりにスマートゴールを使用してください。

スマートゴール 

おすすめ: リンク先目標をトラッキングしない場合は、スマートゴールを使用してください。スマートゴールにより、最も価値の高い訪問がコンバージョンとして判断されるようになります(訪問者のサイトアクセスが上位 5% の高品質トラフィックに該当するときに、「コンバージョン」としてカウントされます。トラフィックの品質は、セッション継続時間、セッションあたりの閲覧ページ数、地域、端末、ブラウザなどのシグナルに基づいて判断されます)。

訪問の滞在時間 

おすすめ: リンク先目標をトラッキングせず、スマートゴールも設定できない場合に、訪問者が広告をクリックした後にサイト上で 2 分以上過ごしたかどうかをトラッキングできます。

ページビュー数 / スクリーン ビュー数(セッションあたり)

おすすめ: リンク先目標をトラッキングせず、スマートゴールも設定できない場合に、訪問者が広告をクリックした後に 3 ページ以上アクセスしたかどうかをトラッキングできます。

イベント

おすすめ: サイト上のボタンがクリックされたときにトラッキングを行う場合は、イベント トラッキングを使用します。たとえば、ポップアップ ウィジェットにつながる「お問い合わせ」ボタンはあるが、「お問い合わせ」専用のページはない場合は、イベント トラッキングを使用してトラッキングしてください。このような場合、リンク先目標は使用できないため、代わりにボタンのクリックをトラッキングします。

Google アナリティクス目標を作成した後は、必ず AdWords にインポートしてください。

AdWords コンバージョン アクションを使用する場合

サポートされている AdWords コンバージョン アクション目標のタイプ

ウェブサイト

おすすめ: 訪問者がサイト上で重要アクションを完了したときにだけ到達できる「ありがとうございます」ページに、コードを配置します。

制限: トップページや頻繁にアクセスされるウェブページをウェブサイト コンバージョンのランディング ページとして使用することはできません。これは、コンバージョン数とクリック数との重要な相違が反映されなくなるためです。「ありがとうございます」ページがない場合は、代わりに Google アナリティクスをインストールしてスマートゴールを使用してください。

アプリ

おすすめ: モバイルアプリを宣伝する場合、コンバージョン トラッキングを利用することで、広告のクリックがアプリのインストールやアプリ内アクティビティの発生にどの程度貢献しているのか把握できるようになります。

通話(注: 対応している国

おすすめ: お問い合わせの通話が重要な団体の場合は、コンバージョン トラッキングを利用することで、広告のクリックが通話の発生にどの程度貢献しているのか把握できるようになります。

適切なコンバージョン カテゴリを選択する

コンバージョン カテゴリを選択する

Ad Grants ポリシー: 金銭的アクションをベースとするコンバージョンには、コンバージョン カテゴリ「購入 / 販売」を使用する必要があります。金銭的アクションとしては、たとえば、寄付、商品販売、会費、チケット販売などがあります。

Ad Grants アカウント内でコンバージョン トラッキングを使用する場合でも、Google アナリティクスから目標をアカウントにインポートする場合でも、この表を参照して、コンバージョンのカテゴリを選択してください。

コンバージョン カテゴリ

非営利団体のコンバージョン目標
購入 / 販売
  • 寄付
  • 購入
  • 会費
  • チケット販売
申し込み
  • ボランティアの登録
  • メールマガジン / ニュースレターの登録
  • 入会フォームへの記入
  • 無料アカウントの登録
  • イベントの登録
販売促進
  • 情報のダウンロード
  • 通話ボタンのクリック
  • メールボタンのクリック
  • ソーシャル アカウント ボタンのクリック
  • 「お問い合わせ」フォームの送信
  • 「お問い合わせ」ボタンのクリック
主要なページの閲覧
  • 「お問い合わせ」ページへのアクセス(「お問い合わせ」フォームや「お問い合わせ」ボタンがない場合)
  • サイト滞在時間
  • セッションあたりの閲覧ページ数
  • 動画の再生
その他
  • その他

コンバージョン値を設定する

最も効果的なキャンペーン タイプをトラッキングできるように、コンバージョンの値を設定する

コンバージョンの価値は必ずしもすべてが等しいわけではありません。団体の目標に応じて、価値の高いコンバージョンや価値の低いコンバージョンがあります。コンバージョンに値を割り当てると、単にコンバージョン数をカウントするだけではなく、コンバージョン タイプごとに、広告がもたらす価値の総計を測定できるようになります。測定結果を基に、価値の高いコンバージョンを特定し、それに重点を置くことができます。

下記の表を参照して、使用するコンバージョン値を検討してください。

コンバージョン値の設定 おすすめの使用例
すべてのコンバージョンに同一の価値を割り当てる

ウェブサイト上で販売額や寄付金額の表示が変化するように設定している場合や、寄付金額を追加する手段としてフリー テキスト ボックスしか用意していない場合は、代わりに平均値を使用してください。

たとえば、すべての寄付が同じ「ありがとうございます」ページにつながるとします。オンラインによる寄付の平均額が 20 ドルであった場合、「ありがとうございます」ページにつながったすべての訪問の価値を、平均値の「20 ドル」に設定します。

コンバージョンごとに割り当てる価値を変更

トランザクション別の値を使用すると、同じコンバージョンの種類でも、発生するたびにそれぞれ別のコンバージョン値にすることができます。たとえば、ショッピング カートを備えたオンライン ショップの場合、ある購入のコンバージョンの価値が 25 ドルで、別の購入におけるコンバージョンの価値が 100 ドルになる場合があります。


このような場合、コンバージョンのカウント設定で [すべてのコンバージョン] を選択することをおすすめします。これにより、同じ人からの寄付であっても、最初の寄付だけでなく、すべての寄付がカウントされるようになります。

ウェブサイト上でコンバージョンごとに別の値が表示されるが、コンバージョン別の「ありがとうございます」ページを用意していない場合は、Google アナリティクスの e コマース トラッキングか、AdWords のトランザクション別コンバージョン値を使用して、動的な値をトラッキングします。

例:

  • 寄付
  • 購入
  • 会費
  • チケット販売
  • その他の金銭的目標
コンバージョン値を使用しない 団体にとって金銭的価値のあるコンバージョンをトラッキングする場合は、おすすめしません。
ClassyPayPal など、サードパーティのプラットフォームを経由した寄付をトラッキングする場合は、対象プラットフォームから値をインポートすることで、その情報を活用して広告キャンペーンを改善できます。

コンバージョン カウントを設定する 

すべての重要アクションを正確にカウントできるように設定する

トラッキングするコンバージョンのタイプに基づいて、コンバージョンのカウント方法を選択します。クリック後に発生したコンバージョンをすべてカウントするのか、クリック後に発生したコンバージョンを 1 回だけカウントするのか選択できます。

すべて」を使用するのは、追加コンバージョンによって値が追加される場合だけに限定してください。たとえば、訪問者が広告を 1 回クリックした後に 2 件のチャリティ レースのサポーターとして登録した場合は、2 回のコンバージョンとしてトラッキングする方が望ましいため、「すべて」を選択します。

追加値が作成されない場合は、「1 回」を選択します。たとえば、同じユーザーが同じコンテンツを 2 回ダウンロードした場合は、1 回のコンバージョンとしてトラッキングする方が望ましいため、「1 回」を選択します。
獲得したコンバージョンをカウントする最も良い方法を決定したら、カウント設定を調整します。

計測期間を決定する

適切な対象期間内に発生したすべてのコンバージョンを含める

コンバージョン トラッキングの設定時にカスタマイズできるもう 1 つの項目として、計測期間があります。広告をクリックしたユーザーのコンバージョンをカウントする対象期間を調整できます。


計測期間は、デフォルトでは「30 日」に設定されています。この場合、広告のクリック後 30 日以内に発生したコンバージョンがトラッキングされます。

非営利団体の場合、訪問者は団体に関することを学んだ後でアクションを起こすことがあるため(特に寄付の場合など)、コンバージョン サイクルが長くなる傾向があります。そのような場合、最大値の「90 日」に設定することをおすすめします。

コンバージョン ツールに含めるかどうかを決定する

自動化ツールが適切な情報を利用しているか確認する

この設定では、自動化機能が利用する対象として、どのようなコンバージョン アクションを含めるのかを決定します。

「コンバージョン数の最大化」などのスマート自動入札戦略では、システムが単価設定を決定する際、[コンバージョン列に含める] が [はい] になっているコンバージョンがすべて含まれます。デフォルト設定ではすべてが含まれていますが、団体にとってあまり価値のないコンバージョン目標は除外することもできます。

[コンバージョン列に含める] を [はい] に設定するのは、コンバージョン ベースのスマート自動入札戦略で入札単価を引き上げたいコンバージョンだけにすることをおすすめします。

使用するアトリビューション モデルを決定する 

コンバージョンまでの各クリックに対して、どの程度のクレジットを結び付けるか判断する

コンバージョンが発生する前に、ユーザーは検索を複数回行い、同じ広告主の複数の広告に対してインタラクションを行っている場合があります。アトリビューション モデルを使用すると、コンバージョンに至るまでの各クリックに対して割り当てるクレジット(貢献度)を選択できます。最初のクリック(ファースト クリック)を重視するモデルや、コンバージョン直前のクリック(ラストクリック)を重視するモデル、複数のクリックにクレジットを分配するモデルなど、さまざまな方式があります。

[減衰] アトリビューション モデル(別名「ウォーターフォール モデル」)を使用することをおすすめします。このモデルでは、終点側に多くの値が割り当てられます。たとえば、広告に対して 4 回のクリックが発生した後に 1 回のコンバージョンが発生した場合、各クリックに対して、コンバージョンに近い順に「0.4」、「0.3」、「0.2」、「0.1」のようにクレジットが分配されます。

コンバージョン データを使用してスマート自動入札に情報を提供する

コンバージョン データを使用してスマート自動入札戦略を強化する

コンバージョン ベースの自動入札戦略(「コンバージョン数の最大化」、「目標コンバージョン単価」、「目標広告費用対効果」など)を使用している Ad Grants 承認団体は、プログラム上の単価設定の上限である「2.00 ドル」を超えて入札することができます。

正確なコンバージョン トラッキングは重要です。スマート自動入札戦略は、正確な分析情報を利用して、団体にとって価値の高いクリックの入札単価を引き上げます。

コンバージョン トラッキングのトラブルシューティング

Ad Grants ポリシー: コンバージョン トラッキングは、有効なコンバージョンだけを毎月レポートしている必要があります。

記録されているコンバージョン数が極端に少ない、あるいはまったく記録されていない

AdWords コンバージョン タグを使用している場合

コンバージョン タグが動作しているか確認する: コンバージョンを表示する画面に移動して、[トラッキング ステータス] 列を確認します。ステータスを確認するには、[コンバージョンを記録中] メッセージにカーソルを合わせます。ヒントに沿って、問題に対処してください。コンバージョン トラッキング タグを確認する方法についての記事をご覧ください。

コード / タグが適切な場所に配置されているか確認する: 追加した各コンバージョンをクリックすると、[ウェブページ] タブが表示されます。このタブには、コンバージョンをトラッキングしているページの URL がリスト表示されます。これらはコンバージョン タグを追加したページです。各 URL にアクセスして、コードに問題がないか Google Tag Assistant を使用して確認します。

すべて正常に機能していると思われるが、コンバージョンの記録が 0 件の場合:

  • コードをコピーしてそのまま正確にサイトに貼り付けているか確認します。

  • コードに干渉している他のアプリケーションやプラグインがないか確認します。

  • リマーケティング コードとコンバージョン コードはよく似ているため、途中で混ざっていないか確認します。

Google アナリティクスを使用している場合

アナリティクスで目標がトラッキングされないをご覧ください。

記録されているコンバージョン数が極端に多い、あるいはコンバージョン率が極端に高い

カウント設定を調整する: AdWords 内の [コンバージョン数] に移動して、[リピート率] 列を確認します。リピート率の高いコンバージョンがある場合は、カウント設定を調整します。 
サイト上で重複しているタグを削除する: Google タグ マネージャー(ウェブサイトのタグを簡単に更新できる Google ツール)を使用して、同じコンバージョンが誤って複数回カウントされる可能性を下げます。
頻繁にアクセスされるページから AdWords コンバージョン トラッキングを削除する: 認知度や教育といったコンテンツ ベースの目標をトラッキングする場合は、Google アナリティクスの「訪問の滞在時間」や「ページビュー数 / スクリーン ビュー数(セッションあたり)」などの目標タイプを使用します。ページビューや一般的なウェブサイトのパスをトラッキングする場合は、Google アナリティクスをご覧ください。
ガイド:

 

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