ハッカーやオンライン モニタリングからの保護を強化したいユーザーは、Google One のバーチャル プライベート ネットワーク(VPN)で接続をもっと安全にできます。Google One アプリから Google One VPN を有効にして、オンライン アクティビティを暗号化し、どこにいてもインターネット利用時のセキュリティを強化できます。
VPN を有効にすると、次のことが可能になります。
- 安全性の低いネットワーク(公衆 Wi-Fi など)上でハッカーの攻撃を防ぐ。
- 自分の IP アドレスを非表示にする。自分の IP アドレスを非表示にすると、他のユーザーがその IP アドレスを使用してあなたの位置情報を追跡することができなくなります。
Google One VPN はどうなるのでしょうか?
- 2024 年 6 月 10 日をもって、Google One VPN はご利用いただけなくなります。
- Google One VPN が無効になる 30 日前に、メンバーに通知が届きます。
- Google Pixel 7、Google Pixel 7 Pro、Google Pixel 7a、Google Pixel Fold をお使いの Google One メンバーは、Google VPN を通じて VPN 機能を引き続きご利用になれます。この組み込みの VPN は、2024 年 6 月 3 日に提供開始されます。
Google One VPN を利用できる国と地域
Google One VPN は、一部の国や地域で利用でき、対象プランをご利用の Google One メンバーに提供されます。この機能は次の国や地域でご利用いただけます。
- オーストリア
- オーストラリア
- ベルギー
- カナダ
- デンマーク
- フィンランド
- フランス
- ドイツ
- アイスランド
- アイルランド
- イタリア
- 日本
- メキシコ
- オランダ
- ノルウェー
- 韓国
- スペイン
- スウェーデン
- スイス
- 台湾
- 英国
- 米国
Google One VPN を有効にしていて、お住まいの国または地域が上記のリストに含まれている場合、他の国または地域に移動しても Google One VPN をそのままお使いいただけます。
Google One VPN が有効になっていて、お住まいの国や地域が上記のリストに含まれている場合、他の国や地域に移動しても Google One VPN をご利用いただけます。お住まいの国や地域から訪問した際に、Google One VPN を利用できる国や地域は以下のとおりです。訪問先の国や地域が下記の一覧に記載されていない場合、その国や地域では Google One VPN をご利用いただけません。
ヒント: 上記の「Google One VPN を利用できる国や地域」セクションに記載されている国や地域を訪問する場合も、Google One VPN をご利用になれます。
- オーランド諸島
- アルバニア
- アルジェリア
- 米領サモア
- アンドラ
- アンギラ
- 南極大陸
- アンティグア バーブーダ
- アルバ
- バハマ
- バルバドス
- ベリーズ
- ベナン
- バミューダ
- ボネール島、セントユースタティウスとサバ
- ボスニア ヘルツェゴビナ
- ブーベ島
- 英領インド洋地域
- ブルガリア
- ブルキナファソ
- カーボベルデ
- カメルーン
- ケイマン諸島
- チャド
- クリスマス島
- ココス諸島
- コロンビア
- クック諸島
- コスタリカ
- コートジボワール
- クロアチア
- キュラソー
- キプロス
- チェコ
- ドミニカ国
- ドミニカ共和国
- エクアドル
- エルサルバドル
- 赤道ギニア
- エリトリア
- エストニア
- エチオピア
- フォークランド諸島(マルビナス諸島)
- フェロー諸島
- フィジー
- 仏領ポリネシア
- 仏領南方、南極地域
- ガボン
- ガンビア
- ガーナ
- ジブラルタル
- ギリシャ
- グアドループ
- グアテマラ
- ガーンジー
- ギニア
- ギニアビサウ
- ハイチ
- ハード島とマクドナルド諸島
- ローマ教皇庁(バチカン市国)
- ホンジュラス
- ハンガリー
- マン島
- イスラエル
- ジャマイカ
- ジャージー
- ヨルダン
- カザフスタン
- キリバス
- キルギスタン
- ラトビア
- リベリア
- リヒテンシュタイン
- リトアニア
- ルクセンブルク
- マルタ
- マルティニーク
- モーリタニア
- ミクロネシア
- モルドバ
- モナコ
- モンテネグロ
- モントセラト島
- モロッコ
- ナウル
- ニューカレドニア
- ニュージーランド
- ニカラグア
- ニウエ
- ノーフォーク島
- パナマ
- ピトケアン島
- ポーランド
- ポルトガル
- プエルトリコ
- 北マケドニア共和国
- ルーマニア
- サン バルテルミー島
- セントヘレナ、アセンション、トリスタン ダ クーニャ
- サン マルタン島(仏領)
- サンピエール ミクロン
- セントビンセントおよびグレナディーン諸島
- サンマリノ
- サントメ プリンシペ
- サウジアラビア
- セネガル
- セルビア
- シエラレオネ
- シント マールテン島(オランダ領)
- スロバキア
- スロベニア
- ソロモン諸島
- 南ジョージア諸島および南サンドウィッチ諸島
- スバールバル諸島およびヤンマイエン島
- タジキスタン
- トーゴ
- トケラウ諸島
- トリニダード トバゴ
- チュニジア
- トルコ
- トルクメニスタン
- タークス カイコス諸島
- 合衆国領有小離島
- ウズベキスタン
- バヌアツ
- ヴァージン諸島(英領)
- ヴァージン諸島(米領)
- ワリー エ フトゥーナ諸島
- 西サハラ
VPN はネットワーク トラフィックの暗号化を強化し、以下から認識されないようにします。
- 通信事業者。
- 通信事業者には、インターネット サービス プロバイダ、携帯通信会社、公衆 Wi-Fi プロバイダなどが含まれます。
- ネットワーク上のその他のオブザーバー(潜在的なハッカーなど)。
VPN では、アクセスしたサイトやアプリの IP アドレスもマスキングされます。そうしないと、サイトやアプリが IP アドレスを使用してユーザーのアクティビティを経時的にトラッキングしたり、所在地を特定したりする可能性があります。
VPN を有効にすると、ネットワーク トラフィックは暗号化され、VPN プロキシ サーバー経由で再ルーティングされます。これにより、ネットワーク トラフィックのプライバシーが確保され、トラッカー、サイト、アプリによるトラッキングが難しくなります。Google One VPN の保護とプライバシーについて詳しくは、g.co/vpn/howitworks をご覧ください。
Google One VPN では、お住まいの地域に合わせて適切なコンテンツがウェブサイトに表示されるよう、ユーザーが現在いる地域に基づいて IP アドレスが割り当てられます。ただし、ウェブサイトがこの IP アドレスを使用して、ユーザーの正確な位置情報を特定することはできません。IP アドレスの地域を変更するオプションはありません。
Google One VPN と他の VPN との違い
Google が開発するプロダクトやサービスにおいて、プライバシーとセキュリティは中核となる要素です。VPN はオンライン アクティビティのプライバシーとセキュリティを強化するための重要な保護対策ですが、堅牢なプライバシーとセキュリティを保証する VPN を実装することが不可欠です。
Google One VPN は高度な暗号技術を駆使して、第三者(Google を含む)がネットワーク トラフィックをアカウントや ID と関連付けられないようにします。また、ユーザーのネットワーク トラフィックや IP アドレスは記録されず、Google が VPN 接続を使用してオンライン アクティビティを追跡、記録、販売することは一切ありません。
VPN 接続の安全性とパフォーマンスを確保するため、全体的なネットワーク スループット、稼働時間、レイテンシなど、完全に匿名化された指標が収集されます。
ユーザーのプライバシーを侵害することなく全体的なエクスペリエンスの向上、サービスのデバッグ、不正行為の防止を実施するために、ユーザーに関する以下のデータが収集される場合があります。
- 過去 28 日間のサービス利用履歴。この指標では、過去 28 日間のサービス使用頻度が収集されますが、サービスが使用された具体的な日時、使用時間、データ使用量はトラッキングされません。
- 最近ユーザーが VPN セッションの確立を試みた回数。これは、許可されている同時セッション数の上限をユーザーが超えていないことを確認するために収集されます。ユーザー ID は暗号化されるため、同時セッションの確認により個人が特定されることはありません。
- サーバーエラー ログ(リクエスト データやレスポンス データは除きます)。
フィードバックやエラー報告を Google にお送りいただく場合のために、Google One アプリケーションには、デバイスからログを Google に送信するオプションが用意されています。これらのログは個人を特定できる情報(メールアドレスなど)を含んでおり、デバッグ目的で使用されます。これは任意で使用する機能であり、情報が送信される際には毎回ユーザーが報告を送信することが求められます。
対象となる Google One プランをご利用の場合は、プランごとに 6 台までのデバイスで VPN をご利用いただけます。各デバイスに Google One アプリをインストールする必要があります。
Google One プランをファミリー グループで共有している場合、ファミリー メンバーも VPN を使用できます。ファミリー グループのメンバーは、自分のデバイスに Google One アプリをダウンロードして VPN をオンにする必要があります。管理対象のお子様のアカウントは対象外です。詳しくは、プランをファミリー グループで共有する方法をご覧ください。
Google One VPN を設定する
- この機能は iOS バージョン 14.0 以降でご利用いただけます。
- Google One VPN を使用するには、Google One アプリをインストールする必要があります。
- Google One アプリが最新バージョンであることを確認します。
Google One VPN をオンにする
- Google アカウントにログインします。
- [VPN] をタップします。
- 画面下部の [特典] をタップします。
- VPN 特典を見つけて [詳細を表示] をタップします。
- [VPN を有効にする] をオンにします。場合によっては、デバイスの設定で VPN の使用を許可する必要があります。
Google One VPN をオフにする
ヒント: VPN はいつでもオフにできます。問題解決を試みる際には、Google One アプリで VPN を一度無効にしてから再び有効にしてみてください。
- Google アカウントにログインします。
- iPhone または iPad で Google One アプリ を開きます。
- 画面下部の [特典] をタップします。
- VPN 特典を見つけて [詳細を表示] をタップします。
- [VPN を有効にする] をオフにします。
Google One VPN の詳細を確認する
- Google アカウントにログインしていることを確認します。
- iPhone または iPad で Google One アプリ を開きます。
- 画面下部の [特典] をタップします。
- VPN の特典を見つけます。
- [詳細を表示] をタップします。
- [ネットワーク情報] で、VPN のステータスと詳細を確認できます。
- VPN のステータス: 接続または切断
- VPN が有効になっていない場合: IP アドレスとネットワーク
- VPN が有効な場合: 「非表示」
iOS のオンデマンド接続
Google One VPN を有効にすると、Apple デバイスでは、必要に応じてオンデマンド接続を使用して接続が確立されます。接続に失敗した場合は、オンデマンド接続がバックグラウンドで動作し、VPN の接続とオンライン状態を維持しようと試みます。詳しくは、Apple のサポートページをご覧ください。
VPN を中断することなくオンデマンド接続を手動で無効にするには:
- Apple の設定を開きます。
- [一般] [VPN とデバイス管理] [VPN] をタップします。
- [Google One VPN] の右側の [オンデマンド接続] をオフにします。
より広範な IP アドレスの地域を使用する
重要: プライバシーをさらに強化するには、地元地域ではなく、国などのより広範な地域を使用するように切り替えてください。ただし、この設定変更を行うと、アプリやウェブサイトの機能のうち、位置情報に基づく機能が影響を受ける可能性があります。
- iPhone または iPad で Google One アプリ を開きます。
- 画面下部の [特典] をタップします。
- VPN 特典を見つけて [詳細を表示] をタップします。
- [設定を表示] をタップします。
- [より広範な IP アドレスの地域を使用する] をオンまたはオフにします。
ヒント:
- VPN にすでに接続している場合、切断と再接続が自動的に行われ、新しい設定が有効になります。
- VPN が切断された場合は、VPN に接続すると変更が反映されます。この設定では、新しい VPN 接続は開始されません。
よくある質問
これによって、Google や他のユーザーが私の履歴を保存できなくなりますか?いいえ。この機能が実行されていても、第三者のサイトやアプリはユーザーの閲覧に関する情報を保存したり表示コンテンツをパーソナライズしたりできます。例えば、Cookie などの技術が使用されている場合や、ユーザーが別の会社のウェブサイトでアカウントにログインした場合などです。
また、Google One の VPN によってデバイスからの接続は保護されますが、ユーザーが Google の他のプロダクトやサービスを使用する際に Google がデータを収集する方法は影響を受けません。たとえば、同期設定によっては、Chrome の閲覧履歴が引き続き Google アカウントに保存されます。アカウントに保存されるデータの種類を管理するには、Google アカウントのプライバシー管理をご利用ください。
IP アドレスをマスクする VPN などのツールがオフになっている場合、次のような目的で IP アドレスが悪用される可能性があります。
- あなたのオンライン アクティビティを追跡して、スパムやパーソナライズド広告を送信する。追跡プログラムが埋め込まれた広告や記事、ウェブサイトでは、あなたがどのような行動をしたかを IP アドレスを含めてデータとして収集することができます。こうしたデータに基づいて配信されるスパムやパーソナライズド広告は目障りになることがあります。
- 現在地を特定する。IP アドレスを入力すると、都市、都道府県、国などのおおよその所在地を取得できるさまざまなウェブサイトには、誰でも利用できるものもあります。Wi-Fi アクセス ポイントに IP アドレスが割り当てられている場合は、より正確な情報を把握できます。ビジネスはアクセス ポイントのスキャンとアプリ パートナーを使用して、IP アドレスとアクセス ポイントの場所を関連付けた大規模なデータベースを構築できます。これらのサービスを使用してユーザーの所在地を特定できます。
- 個人情報を取得する。IP アドレスがインターネット サービス プロバイダ(ISP)の追跡に使用される場合があります。誰かがあなたの ISP を特定すると、あなたになりすまして ISP を欺き、データベースに保存されている個人情報(社会保障番号、銀行口座番号、電話番号、生年月日など)を開示させる可能性があります。
- IP アドレスなどの機密情報を販売する。IP アドレスが盗まれて売却される可能性があります。
ヒント: Wi-Fi アクセス ポイントは、スマートフォン、タブレット、パソコンなどのデバイスを外出先からインターネットに接続するためのワイヤレス アクセス ポイントです。ほとんどのスマートフォンに組み込まれているものですが、専用のモバイル アクセス ポイント デバイスを使用することもできます。多くのレストランや公共施設には、公衆の Wi-Fi アクセス ポイントもあります。
IP アドレスをマスクするにはどうすればよいですか?
IP アドレスをマスクするには、VPN を有効にします。
バーチャル プライベート ネットワーク(VPN)を使用すると、暗号化レイヤの追加によってオンライン アクティビティが非公開になり安全に保たれます。たとえば、カフェで公衆 Wi-Fi を利用して銀行のアカウントにログインしている間も、VPN がバックグラウンドでシームレスに動作するため、閲覧中の財務情報が第三者に傍受されるのを防ぐことができます。
Google One VPN を使用すると、次のことを行えます。
- ハッカー、インターネット サービス プロバイダ、携帯通信会社、公衆 Wi-Fi プロバイダからオンライン アクティビティを保護できます。
- アクセスしたサイトやアプリから IP アドレスが他のユーザーに知られないようにすることができます。
- パソコン、スマートフォン、タブレットなど、あらゆるデバイスでオンライン接続を保護できます。
iPhone または iPad で VPN のステータスを確認するには:
- Google One アプリ を開きます。
- 画面下部の [特典] をタップします。
- VPN 特典を見つけて [詳細を表示] をタップします。
- ステータスに [VPN に接続しました] と表示されている場合、VPN はオンになっています。
ヒント: VPN に接続中は、右上に小さな電話アイコンが表示されます。
VPN では、外部から読み取られないようにデータを暗号化する手順が追加されるため、必然的に電池の消費量が増加します。また、使用するデータ量も 5~10% ほど多くなります。そのため、VPN をオンにしてインターネットを使用すると、電池の消費量とデータの使用量が多少増加することがあります。
プロバイダが特定のアプリやサービスのトラフィックを料金請求の対象外にしている場合、インターネットまたはモバイルデータ プランがデータ使用量に影響することがあります。
インターネットまたはモバイルデータ プロバイダは、VPN 経由のトラフィックを判別できないため、VPN がオンになっている間はそのトラフィックは検出されません。
- インターネットまたはモバイルデータ プランで料金請求の対象外になっているアプリを除外するには、VPN をオフにするか、アプリのバイパス機能を使用します。
VPN を使用すると、以下のことが起こる可能性があります。
- データプランに基づいてデータ費用が増える
- インターネット速度が低下する
- 接続の遅延時間が長くなる
- バッテリー駆動時間が短くなる
100 GB、200 GB、プレミアムのいずれかのプランをご利用の Google One メンバーは、追加料金なしで VPN をご利用いただけます。保存容量を確認する、またはプランを変更する方法についてご確認ください。
Google One メンバーシップへのアップグレードに関心をお持ちの場合は、プランをアップグレードできます。
Google Pixel 7 および Google Pixel 7 Pro をお使いの場合は、追加料金なしで Google One アプリから Google One VPN をご利用いただけます。Google One メンバーシップは必要ありません。
以下の場合は、Google One VPN が正常に動作しない可能性があります。
- デバイスに利用可能なインターネット接続がない場合。ネットワーク設定を確認して、接続に関する問題のトラブルシューティングを行ってください。
- お住まいの国または地域がサポート対象外である場合。Google One VPN を利用できる国と地域をご確認ください。
- お使いの Google アカウントで Google One VPN を利用できない場合。Workspace アカウントと一部の管理対象のアカウント(お子様のアカウントなど)では Google One VPN をご利用いただけません。
- ご利用の Google One アプリまたは Google One VPN アプリが最新ではない場合。最新バージョンを入手するには、アプリを更新してください。
- root 権限を取得したデバイスをお使いの場合、または最新のセキュリティ アップデートで更新されていない場合。
- ブートローダーのロックが解除されている場合。
- Android 8.1 以前を使用している場合。
- ベータ版またはその他の非公式バージョンの Android を使用している場合。