Google Home アプリを使用して、Matter 対応デバイスのセットアップと管理を行うことができます。Google Home アプリ、特定のデバイスのホームパネル、自動化、または Google アシスタントの音声コマンドを使用して、在宅でも外出中でもデバイスを操作できます。
Matter 非対応の Google デバイスやサードパーティ製スマート デバイスを Google Home に接続するには、Google Home アプリまたは Nest アプリで Google デバイスをセットアップするで、デバイスごとの手順をご確認ください。
必要なもの
- Google アカウント
- 家庭用 Wi-Fi ネットワーク
- IPv6 を有効化した Wi-Fi ルーター(自宅のホーム ネットワーク環境で使用)
- Google Home 向けの Matter 対応ハブ
- Matter 対応のスマートホーム デバイス(パッケージに Matter のロゴ があることをご確認ください)。注: アップデートを重ねることで、Matter 対応のスマートホーム デバイスの種類は今後さらに増えていきます。Matter 認定のスマートホーム プラットフォームやアプリは、サポートする Matter 対応デバイスの種類やカテゴリが異なるため、更新される時期もそれぞれ異なります。Google Home で現在サポートされている Matter 対応デバイスの種類については、サポートされているデバイスの種類をご覧ください。
- Wi-Fi を使用する Matter 対応デバイスの場合: ワイヤレスの家庭用 Wi-Fi ネットワーク
- Thread を使用する Matter 対応デバイスの場合: セットアップを完了するには Thread ボーダー ルーターが必要
- 以下のモバイル デバイスのいずれか:
- Android 8.1 以降および Google Play 開発者サービス バージョン 22.48.14 以降を搭載した Android スマートフォンまたはタブレット
- iOS 16.5 以降を搭載した iPhone または iPad
- Bluetooth Low Energy(BLE)4.2 以降に対応したモバイル デバイス(デバイスをネットワークにペア設定するため)
- Google Play ストアまたは App Store から入手した最新バージョンの Google Home アプリ
Matter 対応デバイスをセットアップする
Matter 対応デバイスは、Google Home アプリで直接セットアップできます。メーカーのアプリでデバイスをセットアップした場合でも、Google Home アプリにもそのデバイスを追加することで、どちらのアプリでもデバイスを操作できるようになります。
- Matter 対応デバイスの電源が入っていて、デバイス メーカーの手順に沿ってペア設定モードになっていることを確認します。
- スマートフォンでポップアップ通知を確認します。Google Home アプリを事前に開いておくことが必要な場合もあります。
- [QR コードをスキャン] をタップします。
- ポップアップ通知が表示されない場合は、Google Home アプリ を開き、デバイス アイコン 追加アイコン [Matter 対応デバイス] をタップします。追加できるデバイスがアプリに表示されます。見つからない場合は、選択可能なデバイスのリストが表示されます。
- [Matter 対応デバイス] をタップします。
- Matter 対応デバイスの Matter QR コードをスキャンします。
- スマートフォンをデバイスから 12 cm ほど離して、スキャンします。詳しくは、QR コードのスキャンに関するヒントをご覧ください。
- QR コードをスキャンできない場合は、[QR コードを使わずに設定] をタップし、セットアップ キーを入力します。この情報は製品に添付されることになっており、通常はデバイス自体に記載されています。
- Matter 対応デバイスを初めてセットアップする場合は、Google Home アプリを選択します。
- [同意する] をタップし、Google Home にデバイスを接続します。
- Google Home アプリで複数のスマートホームを管理している場合、デバイスは前回選択した家に追加されます。詳しくは、Matter 対応デバイスを別の家に移動するをご覧ください。
注: Google Home 向けの Matter 対応ハブがない場合、Google Home で Matter 対応デバイスをセットアップして操作するにはハブが必要であるというメッセージが Google Home アプリに表示されます。
- デバイスが Google Home に正常に接続されたら、Matter 対応デバイスを配置する部屋を選択してデバイスに名前を付けます。
メーカーのアプリがある場合、そのアプリで Matter 対応デバイスをセットアップできます。メーカーのアプリでセットアップを完了できない場合は、デバイスのメーカーにお問い合わせください。
- サードパーティ製の Matter 対応デバイスをメーカーのアプリでセットアップする際に、デバイスを Google Home と共有するよう求められることがあります。これにより、メーカーのアプリに加えて Google Home アプリでもデバイスを確認、操作できるようになります。
- サードパーティ製の Matter 対応デバイスを共有するよう求めるメッセージが表示されなかった場合や、この設定を後で有効にする場合は、メーカーのアプリに表示される手順に沿ってデバイスを Google Home と共有します。
セットアップ中に生じた問題を解決する
- Matter 対応デバイスを再起動します。方法については、同梱の手順またはデバイス メーカーのウェブサイトをご覧ください。
- Google Home アプリを閉じます。
- Google Home アプリのキャッシュを削除します。手順は OS によって異なる場合があります。ほとんどの Android デバイスでは、設定アイコン [アプリ] Google Home アプリ [ストレージとキャッシュ] [キャッシュを削除] を選択します。アプリのキャッシュの設定が見つからない場合は、モバイル デバイスのメーカーにお問い合わせください。
- スマートフォンを再起動します。
- Google Home アプリを開き、もう一度セットアップ プロセスを開始します。
セットアップがフリーズし続ける場合や完了しない場合は、デバイスのメーカーにお問い合わせください。場合によっては、Matter 対応デバイスを出荷時の設定にリセットする必要があります。
メーカーのアプリで Matter デバイスをセットアップしたが、Google Home アプリにデバイスが表示されない
メーカーのアプリから Google Home に Matter デバイスを追加しようとするとエラー メッセージが表示される
- Google Home に対応しているハブを Google Home アプリでセットアップしていることをご確認ください。対応しているハブの詳細や、Matter を最適にセットアップするための設定については、スマートホームを Matter 対応にするための準備をご覧ください。
- その他の問題が発生した場合は、セットアップがフリーズする、完了しないのトラブルシューティングの手順に沿って対応してください。Matter 対応デバイスを出荷時の設定にリセットしてセットアップをやり直すと、問題が解決することがあります。
Google Home アプリにメーカーの Matter 対応デバイスのみが表示される
Matter 対応デバイスを管理する
Matter 対応デバイスのニックネームを変更する
- Google Home アプリ を開きます。
- デバイス アイコン をタップします。
- デバイスのタイルを長押しします。
- 設定アイコン [名前] をタップします。
- 名前を入力 [保存] をタップします。
Matter 対応デバイスを別の部屋に割り当てる
- Google Home アプリ を開きます。
- デバイス アイコン をタップします。
- デバイスのタイルを長押しします。
- 設定アイコン [部屋] をタップ 部屋を選択 [次へ] をタップします。
- Google Home アプリ を開きます。
- デバイス アイコン をタップします。
- デバイスのタイルを長押しします。
- 設定アイコン [デバイスの削除] [削除] をタップします。
注: 別の家に追加する前に、デバイスを出荷時の設定にリセットしてください。 - お気に入りアイコン 現在の家の名称 をタップします。
- デバイスの移動先となる家を選択し、デバイス アイコン 追加 アイコン をタップして、デバイスを追加します。
Matter 対応デバイスを Google Home アプリから削除する
- Google Home アプリ を開きます。
- デバイス アイコン をタップします。
- デバイスのタイルを長押しします。
- 設定アイコン [デバイスの削除] [削除] をタップします。
注: 今後使用しなくなるデバイスについては、削除後に必ず出荷時の設定にリセットしてください。
Matter 対応デバイスの操作方法
Matter 対応デバイスは、Google Home アプリのデバイス コントロールやデバイスのホームパネルをタップする、Google アシスタントの音声コマンドを使用する、自動化されたルーティンでコマンドをトリガーするなど、さまざまな方法で操作できます。
Matter 対応デバイスは、既存のホーム ネットワークを介してローカルで動作するように設計されています。コマンドを実行する際にインターネット経由でクラウドに接続する必要はありません。Matter 対応デバイスの操作方法は、在宅か外出中かに応じて異なります。
在宅の場合
外出中(リモート)の場合
複数の Matter 認定アプリで Matter 対応デバイスを共有、管理する
Matter のマルチ管理機能を使用すると、Google Home、Apple Homekit、Amazon Alexa など、さまざまな Matter 認定アプリで Matter 対応デバイスを同時に使用できます。
Matter のマルチ管理機能には次のようなメリットがあります。
- 家のメンバー全員が、お気に入りのスマートフォン ブランド、Matter 認定スマートホーム アプリ、音声アシスタントを使って、同じスマートホーム デバイスを簡単に操作できます。
- Matter ではすでに、さまざまなブランドのデバイスが連携できるようになっています。マルチ管理機能を使用すると、異なるプラットフォームがシームレスに共存し、同じデバイスを操作できます。
ステップ 1: 互換性を確認する
- Matter 認定デバイス: 共有するスマート デバイスは、Matter 対応デバイスであること、Google Home でセットアップされていることが必要です。
- Matter のハブ: Matter 対応デバイスを操作する Matter 認定アプリごとに、Matter 認定スマートホーム ハブが 1 つ必要です。各アプリには、そのアプリで Matter のハブとして機能する独自のデバイスが必要です。Matter のハブとなるのは、スマート スピーカー、スマートディスプレイ、Matter のハブとして機能できるその他のタイプのスマート デバイスなどです。
- Matter 認定プラットフォームまたは認定アプリごとに、Matter 用ハブとして機能する対応デバイスを確認してください。
ステップ 2: デバイスをメインのプラットフォーム アプリ(Google Home)と共有する
- メインのプラットフォーム アプリ内で共有するデバイスを見つけます。
- Google Home アプリ を開きます。
- デバイス アイコン をタップします。
- デバイスのタイルを長押しします。
- 設定アイコン [リンクされている Matter のアプリとサービス] をタップします。
- [アプリとサービスをリンク] をタップします。
- 表示された Matter 認定プラットフォーム アプリから選択します。
注: Matter 認定プラットフォーム アプリのリストを表示するには、デバイスを共有する Matter 認定プラットフォーム アプリを先にインストールしておく必要があります。
- Google Home アプリで、選択したセカンダリ アプリが自動的に開き、そのアプリでデバイスの詳細情報が共有されます。
注: [ペア設定コードを使用] または [QR コードで共有] をタップして、一時的なペア設定コードまたは QR コードを生成してデバイスを共有することもできます。[QR コードで共有] を選択した場合は、セカンダリ プラットフォーム アプリのインストールとスキャンが完了している別のモバイル デバイスが必要です。
ステップ 3: デバイスをセカンダリ プラットフォーム アプリに追加する
- デバイスを操作する Matter 認定セカンダリ プラットフォーム アプリを開きます。
- 新しいデバイスまたはアクセサリーを追加するオプションを見つけます。
- ペア設定コードを入力するか、生成した QR コードをスキャンします。
- セカンダリ プラットフォーム アプリの指示に沿って、追加の手順を完了します。
- デバイスがセカンダリ プラットフォームに追加されると、両方のプラットフォームから同時に操作できるようになります。