Google Marketing Live: 新しいカスタマー ジャーニーの構築

2019 年 5 月 14 日

今日ではスマートフォンの普及によって、必要な情報を探す頻度や方法、場所が飛躍的に増えています。それに伴い、消費者の購入経路(カスタマー ジャーニー)は、情報の発見から比較検討を経て購入に至るという従来の直線的な経路にとどまらず、枝葉を伸ばして広がり続けています。

最近の調査によると、ある女性の場合、ジーンズ 1 着を購入するまでに 73 日間を費やし、購入までに 250 回以上のタッチポイント(検索回数、動画再生回数、ページビュー数)が記録されました。その女性は、複数のブログや大手販売者のサイトを閲覧し、周辺地域の小売店の情報を検索し、YouTube で商品レビューを観ていました。他の多くの消費者と同様に、彼女は理想のジーンズを探し当てるまでのショッピングの時間を楽しみ、好きなブランドを調べたりしながら、数限りない選択肢の中から商品を選んでいたのです。

日々時間に追われ、その一方で商品の選択肢は増えた現代では、ブランド側は消費者のニーズを事前に予測して商品をアピールすることが必要です。ただし、カスタマー ジャーニーが複雑化しているからといって、質の高いエクスペリエンスを消費者に提供するプロセスも複雑化しているわけではありません。大企業でも、起業したばかりのベンチャー企業でも、マーケティングの目標は従来と変わりません。それは、タイミングを捉えて適切なメッセージを消費者に届けることです。

Google Marketing Live は、そうした目標の実現をサポートするために開発された最新のサービスについて、Google 広告チームによる発表を視聴することができる絶好の機会です。タイミング良く広告を表示して、消費者の役に立つ情報を責任を持って発信することでターゲット ユーザーにリーチし、ビジネスを成長させる機会を増やす方法をご紹介します。本日午前 9 時(太平洋時間。東部標準時間では正午)から開催されるライブ配信(g.co/marketinglive)に参加して、Google の発表をぜひご覧ください。

より多くの場所で消費者にリーチ

多くの人が Google を利用してコミュニケーションや調べものをしたり、エンターテイメントを楽しんだりしています。そして、YouTube のホームフィードで動画を観たり、Gmail の [プロモーション] タブでタイムリーな特典をチェックしたり、Discover をスワイプして最新ニュースを閲覧したりしながら、フィードをスワイプ、スクロールする回数は増え続けています。こうしたフィードは、ブランドがタイミング良くユーザーに働きかける絶好のチャンスになります。

Google / Ipsos が行った最近の調査によると、消費者の 76% はショッピングの過程で遭遇する思いがけない発見を楽しんでいます。また消費者の 85%は、気になる商品を見たら 24 時間以内に、レビューを読む、価格を比較する、商品を購入する、といった商品に関連する行動を取ります。これらの行動を一度に行う消費者もいます。

そこで本日は、ファインド広告をご紹介します。ファインド広告は、ユーザーが商品やサービスに関心を示すタイミングを捉え、Google サービスを超えてユーザーにリーチする新しい手段で、年内に全世界のすべての広告主を対象に導入されます。

  • ユーザーとの関連性が高く、わかりやすいクリエイティブ: 無地のキャンバスに絵を描くように、スワイプ可能な画像カルーセルを表示して、ブランドや商品をターゲット ユーザーにアピールすることができます。
  • 成果: ファインド広告の優れたリーチとクリエイティブ キャンバスに、消費者の意向を把握する Google の技術を組み合わせることで、ターゲット ユーザーのニーズを予測して、目指す成果を確実に引き出すことができます。
  • 並外れたリーチ: たった 1 つのキャンペーンで、YouTube ホームフィード、Gmail の [プロモーション] タブと [ソーシャル] タブ、Discover のフィードに広告を掲載し、数百万ものターゲット ユーザーにリーチできます。

ファインド広告

「ファインド広告は、当社が Google ソリューションに期待していた成果を超える実績を簡単かつ大規模に引き出す商機となっています」と語るのは、TechStyle のメディアおよびユーザー獲得担当副社長である Daniel Pahl 氏です。「価値の高い潜在顧客を獲得し、会員登録を促すというファインド広告の成果は、私の期待を大幅に上回りました。おかげで、次のオーディエンスを狙えるようになりました。」

質の高いクリエイティブは、ブランド情報を発信し、その商品やサービスがあたかもそこにあるかのように際立たせることができる優れたツールです。そこで Google は年内にギャラリー広告をリリースします。これは、検索結果ページに指定されたコンテンツをより多く表示できる新しい検索広告フォーマットです。インタラクティブ機能を強化したビジュアル フォーマットと、検索意向を把握する技術を組み合わせたギャラリー広告では、ご自身のブランドが提供すべき情報が何かを簡単にわかるようになります。ギャラリー広告を含む広告グループではモバイル検索結果ページの最上部におけるインタラクション(有料のクリックやスワイプ)が最大 25% 増えることが確認されています。

そこでこのたび、ショーケース広告(わかりやすいライフスタイル関連の画像をショッピング広告に組み込んだ、視覚的訴求力の高い広告フォーマット)を Google 画像検索、Discover のフィード、YouTube(近日対応予定)など、ターゲット ユーザーが新たな情報や発見を求めて利用する場所でも表示することといたしました。

新しい Google ショッピング

Google は年内に Google ショッピングのユーザー エクスペリエンスを刷新し、新しい没入型広告配信を取り入れます。これによりユーザーは、数千ものショップが取り扱う数百万にものぼる商品の中から求めているものを探しだし、比較検討を行い、購入する商品が決まったら、オンライン、近くの店舗、さらには Google でも購入できるようになります。小売店やブランドは、この新しい Google ショッピングで広告、店舗情報とトランザクションを 1 か所で管理でき、カスタマー ジャーニーのすべての行程で消費者とつながることができるようになります。

ユーザーは [ショッピング] タブで、好みに合わせてカスタマイズしたホームページを持ち、自分にとって重要なスタイルや好みのブランドに基づいて情報をフィルタして、商品のレビューを読んだり動画を観たりすることができます。たとえばヘッドフォンを探している場合には、ワイヤレスなどの機能やご希望のブランドを条件に指定して、情報をフィルタして表示できます。

商品アイテムに表示される青色のショッピング カートのマークは、Google による保証が適用される、簡単な返品サービスとカスタマー サポートの対象であることを示しています。購入した商品がイメージと違っていた場合や、商品の配送が遅れた場合、問題が生じて払い戻しが必要な場合などに Google のサポートを受けられるため、このマークがあればユーザーは安心して商品を購入できます。この新しいエクスペリエンスに加え、Google ショッピング に Google Express の長所を取り込みます。

Shopping Actions を利用している販売者の商品については、この簡単で新しい商品購入プロセスが Google ショッピング、Google 検索、Google アシスタントで自動的に有効になります。Shopping Actions の対象は今年中に、YouTube や Google 画像検索といった他の Google サービスにも拡大されます。

モバイルでも快適な操作性

多くのビジネスが活動範囲をモバイルウェブやモバイルアプリに広げている現在、新規顧客を獲得しつつ既存顧客からの支持を維持するには、各ユーザーに適したエクスペリエンスを提供することが必要です。

そこで Google では今後数週間にかけて、Google 広告からアプリへのディープリンクを可能にし、ウェブおよびアプリでのレポート機能を高めます。これにより、検索広告、ディスプレイ広告、ショッピング広告をタップしたユーザーがアプリをインストール済みであれば、モバイルアプリの関連するページに直接誘導できるようになります。つまり、ユーザーはブランドの価値を最大限に引き出す場所に最適化された方法で、自分が望む行動(商品の購入、旅行の予約、料理のデリバリーの注文など)を完了できるのです。これにより、ブランドに対する顧客のロイヤルティを高め、同時にブランドの分析や測定方法も改善することができます。

初期段階のテストでは、ディープリンクを含む広告ではコンバージョン率が平均で 2 倍になるという有望な成果があがっています。

ブラジルの大手小売会社 Magalu は、この成果を目の当たりにしています。自社のアプリの人気が高まっていることを知った Magalu は、ディープリンクを有効にすることで、Magalu の広告をタップした既存顧客をインストール済みのモバイルアプリに誘導し、モバイル購入全体の収益を 40% 以上も拡大しました。

ライブ配信で詳細をチェック

本日午前 9 時(太平洋時間。東部標準時間では正午)から開催されるライブ配信に参加して、Google からの発表をぜひご覧ください。現地で参加される方にも、ご自宅でライブ配信をご覧になる方にも、ご一緒できることをとても楽しみにしております。Google Marketing Live でお会いしましょう。

Posted by Prabhakar Raghavan - 広告担当シニア バイス プレジデント

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