ブランド効果測定のデータについて理解する

ブランド効果測定をすでに設定している場合は、広告を見たユーザーのブランドやサービスに対する好感度に、広告がどの程度影響を与えたか、または広告がどの程度効果があったかを把握するために役立つ表示項目をレポートに追加できます。一般的に、小さいブランド効果測定を正確に検出するには、より多くの回答が必要です。ブランドリフト調査への回答が少ないと、広告がどのように影響したかを正確に判断することは困難です。この記事では、これらの指標の意味と、これらの指標をレポートに追加する方法を説明します。

ブランド効果測定を検出するために必要な回答数については、以下のガイドラインをご確認ください。

  • 成果の高いキャンペーンでは、ブランド効果測定の指標あたり約 2,000 件の回答が得られれば、ブランド効果測定を検出できるようになります。
  • 推奨される最低予算額の場合は、ブランド効果測定の指標あたり 4,100 件の回答が得られれば、ブランド効果測定を検出できるようになります。
  • 指標あたりの調査回答数が 16,800 件に達しても、キャンペーンでブランド効果測定が確認できない場合、ブランド効果測定を検出できない可能性があります。
注: 一般に、調査への回答数が 2,000 件に達すると、ブランド効果測定の結果を確認できるようになります。詳しくは、ブランドリフト調査の回答数と絶対的ブランド効果測定についてをご覧ください。

効果があったユーザー数

この列に表示されるのは、サンプル調査において広告を見たことでブランドに対するイメージが変わったユーザー数の推定値で、この数値に基づきキャンペーンの全体的なリーチが予測されます。この数値から、ブランドや商品に関する調査において、広告を見たユーザーのグループと広告を見ていないグループの間で、肯定的な回答数にどのような差があるのかを確認できます。たとえば、広告を見た後で、ブランドや商品に関する比較検討(または認知度や広告想起)が伸びる可能性があります。

「効果があったユーザー」指標は、必ずしもユニーク ユーザーを測定するとは限りません。キャンペーン期間中に、同じ 1 人のユーザーが広告に対し何度も好感を持った(すなわち「効果があった」)可能性があります。

注: 効果があったユーザーへのリマーケティングはサポートされていません。

効果があったユーザーあたりの費用

広告を見た後にそのブランドを購入先候補として検討している、効果があったユーザーあたりの平均費用を示す指標です。効果があったユーザーあたりの費用は、キャンペーンの合計費用を、効果があったユーザー数で割って算出します。この指標を使用すると、ブランドの比較検討、広告想起、ブランド認知度などの面で、ブランドに対するユーザーの考えを変えるためにかかる費用を把握できます。

絶対的ブランド効果測定

この指標では、ブランドや商品に関する調査において、広告を見たユーザーのグループ(広告表示グループ)と広告を見なかったユーザーのグループ(基準グループ)の間で、肯定的な回答数にどのような差があるのかを確認できます。この指標は、基準グループの肯定的回答の割合を広告表示グループの肯定的回答の割合から差し引いて算出されます。絶対的ブランド効果測定は、ブランドや商品に対するユーザーの好感度に、広告がどれだけ影響を与えたかを測定するものです。たとえば、2 つの調査対象グループの間の肯定的な回答が 20% から 40% に増加した場合、絶対的ブランド効果測定は 20% となります。

絶対的ブランド効果測定とキャンペーンのパフォーマンス

絶対的ブランド効果測定は、必ずしもブランド効果測定全体のパフォーマンスを反映するものではありません。キャンペーンの主要な成功指標としては、リーチとコストの両方を考慮する「効果があったユーザーあたりの費用」などの指標に重点を置く方が賢明です。次の表をご確認ください。

キャンペーン

費用 インプレッション 1,000 回あたりの単価(CPM) リーチ 絶対的ブランド効果測定 効果があったユーザー数 効果があったユーザーあたりの費用
キャンペーン 1 $100 $15 6,666 10% 667 $0.15
キャンペーン 2 $100 $5 20,000 5% 1,000 $0.10
差異 なし 66% 200% 50% 60% 33%

絶対的ブランド効果測定のみを見た場合、キャンペーン 1 はキャンペーン 2 よりもパフォーマンスが優れているように見えます。ところが、キャンペーン 2 では費用は同じでも、効果があったユーザー数は 50% 多くて CPM は 66% 低く、効果があったユーザーあたりの費用も 33% 効率が高いことがわかります。

余力に関するブランド効果測定

ブランドやサービスに期待されるプラス成長の可能性と比較して、ブランドやサービスに対する好感度を高めるうえで広告がどの程度影響を与えたかを示します。この指標は、絶対的ブランド効果測定を、基準グループの肯定的回答の割合を 1 から引いた値で割って計算します。たとえば、広告表示グループと基準グループの間で肯定的回答に 20% から 40% の増加があった場合、余力に関する効果測定は 25% となります。

相対的ブランドリフト

ブランドやサービスに関する調査において、広告を見たユーザーと広告を見ていないユーザーの間の肯定的な回答数の差を、広告を見ていないユーザー グループからの肯定的な回答数で割って算出します。この結果から、広告を見たユーザーのブランドやサービスに対する好感度に、広告がどの程度影響を与えたかがわかります。たとえば、2 つの調査対象グループの間の肯定的な回答数に 20% から 40% への増加が見られた場合、相対的ブランド効果測定は 100% となります。

広告表示グループと基準グループ全体の調査回答を収集できるわけではないため、このデータは、収集した回答から外挿されます。その結果、得られる値は特定の範囲内の推定値となります。通常、信頼区間は 90% で、真のブランド効果測定値(全ユーザーにリーチできた場合に得られる値)がその範囲内に収まる割合は 90% です。

基準グループの肯定的回答の割合

広告を見ていないユーザーがブランドに肯定的な回答をした頻度です。この指標を使うと、ブランドへの肯定的な回答が、一般的なメディアへの露出など、キャンペーンの広告表示ではない要因にどの程度影響されているかを把握できます。

広告表示グループの回答数

広告を見たユーザーから寄せられた回答の数です。

注: この列に表示される数値が低い場合は、まだ回答数が十分ではありません。キャンペーンを引き続き運用したうえで、再度確認してください。

基準グループの回答数

広告を見ていないユーザーから寄せられた回答の数です。

注: この列に表示される数値が低い場合は、まだ回答数が十分ではありません。キャンペーンを引き続き運用したうえで、再度確認してください。

広告表示グループの肯定的回答の割合

広告を見たユーザーがブランドに肯定的な回答をした頻度です。

信頼区間

ブランド効果測定の推定値が収まる推定範囲です。たとえば、相対的ブランド効果測定に推定値 38.41% が表示されたとすると、最小 30.5% から最大 45.0% の信頼区間がかっこ内に表示されます。

ブランド効果測定データを確認する

ブランド効果測定データは、Google 広告のほとんどの表(「キャンペーン」、「広告グループ」、「ユーザー属性」など)に表示されます。また、「ブランド効果測定」表で、「商品」または「ブランド」単位の結果を確認することもできます。

ブランド効果測定データを確認する方法は次のとおりです。

  1. 表示項目アイコン 列 をクリックします。
  2. [表示項目の変更] をクリックします。
  3. [ブランド効果測定] を選択し、[適用] をクリックします。

ブランド効果測定の種類別に測定データを分割表示する

特定の指標(「広告想起率」、「認知度」、「比較検討」、「好意度」、「購入意向」など)を基準として測定データを分割するには、セグメント アイコン をクリックして [ブランド効果測定の種類] を選択し、指定した指標の測定データを表示します。

 

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