リーチとフリークエンシーを測定する

ディスプレイおよび動画キャンペーンのリーチとフリークエンシーを分析すると、広告が表示されたユーザーの数や、ある広告が一定期間中に同じユーザーに表示された頻度が見えてきます。目指すのがメッセージの浸透強化であれ、新規ユーザーへのリーチであれ、このデータに注目することで目標の達成状況を把握できます。

リーチとフリークエンシーに関する指標

ユニークリーチ

ユニークリーチ指標では、広告が表示されたユーザーの総数を測定します。このタイプの指標では、ユーザーに対してさまざまなデバイス、フォーマット、ネットワークを介して広告が表示された回数の合計を、従来の Cookie ベースの測定よりも正確に調べることができます。

モバイル化が進む現代のユーザーは、1 日に何台ものデバイスを使い分けます。Google のユニークリーチ型モデルでは、同じユーザーが複数の端末で同じ広告を目にするケースや、複数のユーザーが同じ端末を共有しているケースも考慮して、広告の総合的なリーチを割り出します。

ユニークリーチ指標の例:

  • ユニーク ユーザー数
  • ユーザーあたりの平均表示頻度

Cookie ベースのリーチ

: ユニーク ユーザーは Cookie ベースの指標を置き換え、2020 年初頭にリーチを測定するための主要指標となります。その結果、Cookie ベースのリーチ指標では、終了日が 2019 年 7 月 31 日より後の場合にはデータが表示されません。

ユニークリーチ指標以外に、Cookie ベースのリーチ指標もご利用いただけます。Cookie によって個々のブラウザが識別されるため、リーチを見積もることができます。Cookie ベースのリーチ指標では、広告が配信された Cookie や広告のクリックが記録された Cookie の数がカウントされます。ユーザーによっては、異なる Cookie が設定された複数のブラウザやパソコンを使用していて、Cookie が複数回カウントされる可能性があるため、この測定値は見積もりです。フリークエンシー キャップを使用している場合は、Cookie ベースの指標が役立ちます。これは、フリークエンシー キャップがユニーク ユーザーではなく Cookie に適用されるためです。

Cookie ベースのリーチ指標の例:

  • 固有の Cookie 数
  • 平均表示頻度(Cookie あたり)
  • ユニーク視聴者数(Cookie 数)
  • Cookie あたりの平均視聴回数

リーチとフリークエンシーのデータを表示する

リーチとフリークエンシーのデータを表示するには、これらの指標の表示項目(データ列)を掲載結果データの表に追加し、プルダウン メニューで期間を指定します。これらの表示項目は [キャンペーン] ページ専用で、追加する際は、[リーチの指標] 内から選択します。

表示項目を追加または削除する方法を確認

Google によるリーチの計算方法

ユニークリーチの計算方法

ユニークリーチの計算では、統計的なモデルによって、ブラウザやデバイスをまたいだユーザー行動がデータに反映されます。これらのモデルは、Google サービスで確認された匿名ユーザーの行動データを基に、デバイスをまたいだ使用パターンを特定することで作成されます。Google 広告では、確認された行動と、他のシグナルやローカル情報(国勢調査やコンシューマー バロメーターのアンケートなど)を組み合わせることで、異なるセッション、フォーマット、ネットワーク、デバイスで重複するユーザーを排除して、Cookie の数ではなく、広告が表示されたユニーク ユーザー数を算出できるようになっています。

Cookie ベースのリーチの計算方法

ユーザーがディスプレイ ネットワークを閲覧する際に、Google がユーザーのウェブブラウザに Cookie を追加することがあります。この Cookie は、広告のインプレッションを検出、識別するのに役立ちます。一方、ユーザーのブラウザ設定などの要因により、広告インプレッションに Cookie が関連付けられないこともあります。Google のリーチ計算システムでは、まず Cookie の重複除去を行い、固有の Cookie の数を割り出します。Cookie が関連付けられなかったインプレッションについては、リーチした可能性が高い Cookie の数を統計モデルに基づいて見積もり、Cookie ベースのリーチの合計に追加します。

リーチとユーザーのプライバシー

重要: Google の手法ではユーザーや Cookie がすべて匿名化され、一定のユーザー数を超えない限り、広告主様にデータが開示されることはありません。また、個人を識別できる情報は一切使用されません。

リーチ指標データが表示されない場合の原因

リーチ指標データは、92 日以内の期間についてのみ表示可能です。92 日を超える期間を指定した場合、リーチ関連のデータはデータ表に表示されないことがあります。

リーチ指標のデータは、一部のキャンペーンやレポートの分割項目ではすぐに表示されないことがあります。原因はさまざまですが、国によって必要なデータを利用できない場合があること、広告の表示回数やユニーク ユーザー数が閾値を超えなければデータを表示できないことなどが挙げられます。ユニークリーチのデータが利用できなくても、Cookie ベースのリーチなら表示できる場合があります。ユニークリーチ モデルは対応している国が限られ、表示回数についても一定の要件が設けられているためです。

レポート遅延についての考慮事項

計算に使用するモデリングの関係上、指標データがレポートに反映されるまでに通常は最大 3 日程度の時間がかかります。直近の数日間を含む期間を指定する場合は、この点をご考慮ください。

たとえば、期間を「過去 7 日間」に設定している場合は、直近の 3 日間のデータが不完全なものになる可能性があります。このため、過去 7 日間のデータとして表示される数値には、7 日間のうち直近の 3 日間のデータが反映されないことがあります。

リーチとターゲット地域について

ユニークリーチ指標では、国単位で確認された匿名ユーザーの行動データに基づく統計モデルが使用されます。このモデルは国単位で算定されるため、特に狭い地域(単一の市区町村や郵便番号など)をターゲットとしているキャンペーンなど、一部のケースでは指標の値にゆれが生じることがあります。

それ以外にも、一時的に大勢のユーザーが特定の場所を訪れた場合は、ユニークリーチ指標の値が上昇することがあります。こうしたケースについては、ユニークリーチ指標の最適な見積もりが表示されます。Google では場所に関するより正確な見積もりを提供できるよう、統計モデルの改善に継続的に取り組んでおります。

フリークエンシー キャップと視認範囲のインプレッション

ディスプレイ キャンペーンの場合、フリークエンシー キャップの算定に使用されるのは、視認範囲のインプレッションのみです。[平均表示頻度(Cookie あたり)] やその他のフリークエンシー関連データの数値は、フリークエンシー キャップよりも大きくなることがあります。これは、視認範囲のインプレッション数と視認範囲外のインプレッション数の両方がカウントされているためです。

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