超過配信と 1 日の平均予算について

ガイド付きのトラブルシューティングで、Google 広告の請求の内容についての詳細をご確認いただけます。

Google 広告の不明な請求をトラブルシューティング

インターネットのトラフィックは増減します。オンライン ユーザーが少ないことが原因で広告があまり表示されないときは、トラフィックの多い時間帯により多く広告を表示してユーザーの目に触れる機会を最大限に増やせるように、システムが自動的に調整を行います。これにより、より多くのユーザーがオンラインにいる時間帯に、より多く広告が表示されるようになります。


この記事の内容


概要

このセクションでは、1 日の平均予算、1 か月の費用、超過配信について説明します。

1 日の平均予算

1 日に発生する広告費用は、設定した 1 日の平均予算を少し上回ったり下回ったりすることがありますが、1 か月の請求期間全体で見ると、1 日の平均予算の 30.4 日分を超える請求が発生することはありません。こうした費用の発生は、配信中に広告が獲得するクリックとインプレッションに起因します。

30.4 というのは、1 か月の平均日数です(365 日 ÷ 12 か月 = 30.417)。Google 広告では、1 日の平均予算にこの数を掛けることで、1 か月分の予算を計算しています。

超過配信

コンバージョンを重視していないキャンペーンでは、1 日の平均予算で許容されるクリック数の最大 2 倍までのクリックが許容されます。これを超過配信と呼びます。超過配信により費用が 1 か月の予算を超えた場合は、超過分の費用が自動的に払い戻されます。

詳しくはよくある質問をご覧ください。

たとえば 1 日の予算が 500 円、請求期間が 30 日間とします。1 か月の間に発生する費用は日によって異なり、200 円の日もあれば 1,000 円の日もあります。月末に請求される額は、15,200 円(予算額 500 円 × 30.4)を超えることはありません。

つまり、キャンペーンの広告費用が日によって 500 円を超えたり下回ったりすることがあっても、1 か月の請求額は予算に応じた額を超えることはありません。


仕組み

Google のシステムでは、1 日のインターネット トラフィックの変動、クリック数とコンバージョン数の見込みを考慮して、1 か月を通して広告配信が最適化されます。トラフィックが多いためエンゲージメントが発生する可能性が高い日には、1 日の費用が 1 日の平均予算を超えることがあります。この「超過配信」は、効果の高いタイミングを逃さないようにするためのもので、1 日の平均予算を超えた分は他の日の費用を抑えることで相殺されます。そのため、1 か月の合計請求額が、1 日の平均予算にその月の日数を掛けた金額を超えることはありません。

超過配信を無効にしたり、1 日の平均予算に基づいて 1 日の費用に特定の上限を設定したりすることはできませんが、1 か月の請求額の上限は維持されます。このアプローチにより、ピーク時に広告がユーザーの目に触れる機会を増やし、潜在的な成果を最大限に高めることができます。現時点では 1 か月の予算を固定して設定することはできませんが、1 か月の費用を 1 日の平均予算に基づいて計算できるため、効果的な管理が可能です。詳しくは、キャンペーンの予算についての記事をご覧ください。


超過配信の発生状況を確認する

1 か月の予算を超えて広告が掲載されることもあります。その場合、超過分の費用がクレジットとして付与され、相殺されます。

超過分のクレジットを確認する手順は次のとおりです。

  1. Google 広告の管理画面で、[キャンペーン] アイコン キャンペーン アイコン をクリックします。
  2. セクション メニューで [分析情報とレポート] プルダウンをクリックします。
  3. [レポート エディタ] をクリックします。
  4. [テンプレート ギャラリー] カードの [お支払い] セクションで、[請求額] レポートを選択します。

各キャンペーンの配信費用と請求額のリストが表示されます。超過分を計算するには、[配信費用] から [請求額] を差し引きます。この計算を一括して行うには、レポートの右上にあるダウンロード アイコンをクリックし、.csv ファイルとして保存します。

デフォルトでは、データは日別に表示され、配信費用順に並べ替えられます。特定の期間を表示する場合は、[日] フィルタを削除し、表の右上で期間を指定します。


超過配信に関するよくある質問

予算による制限のないキャンペーンの場合、超過配信は費用に影響しますか?

予算による制限のないキャンペーンの場合、1 か月の費用に影響はありません。また、予算による制限のないキャンペーンの仕組みに変更はありません。
1 か月に何日か予算による制限を受けている場合にのみ、1 日の費用は若干上下しますが、1 か月の請求額の上限を超えて請求されることはありません。柔軟な予算設定により、トラフィックが少ない日に余った予算を、トラフィックが多くクリックやコンバージョンの増加が見込まれる別の日に振り向けます。
詳しくは、予算による制限をご確認ください。

月の途中で 1 日の平均予算を調整するとどうなりますか?

予算を調整しても、その月の残りの期間分として請求される金額には影響しません。予算を変更した後、その月が終わるまでは、これまでどおり新しい 1 日の平均予算にその月の残りの日数をかけた金額を上限として広告が掲載されます。
たとえば、9 月 1 日に 1 日の平均予算を 1,000 円に設定し、16 日に 2,000 円に変更したとします。すると、最初の 15 日間については、1 か月の請求額の上限を 1,000 円 × 30(9 月の日数)として配信されます。そして、1 日の平均予算を 2,000 円に変更した残りの 15 日間については、2,000 円 ×15 を請求額の上限として配信されます。
1 か月の最初の 15 日間に、請求額の上限の半分以上の予算が使われることもあります。広告効果の高い日が多ければ、費用が 1 日の平均予算を超える日が増えるからです。しかし予算を途中で変更した月については、2,000 円にその月の残りの日数を掛けた請求額の上限を上回る金額が請求されることはありません。9 月 16 日に、予算を変更する前に広告費用が発生していた場合でも、9 月 16 日から 30 日までの総費用は、30,000 円を少し上回る程度でしょう。

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