MCC アカウントの管理者は、新しい子アカウントを作成する際に、MCC アカウントにすでにリンクされている既存のお支払いプロファイルを再利用できます。MCC アカウントとお支払いプロファイルの両方の管理者権限がある場合は、そのお支払いプロファイルを MCC アカウントにリンクできます。これにより、MCC アカウントの他の管理者や請求とお支払い権限を持つユーザーも、そのお支払いプロファイルを再利用できるようになります。
この機能は順次提供されるため、まだアカウントにこのオプションが表示されていなくても、間もなく表示されるようになります。
MCC アカウントをお支払いプロファイルにリンクする方法は？
リンクするオプションは、MCC アカウントで新しい子アカウントを作成する際に、[お支払い設定] ページの [お支払いプロファイル] セクションに表示されます。お支払いプロファイルを選択すると、それを MCC アカウントか同じ階層内の他のサブマネージャー アカウントにリンクするオプションが表示されます。プロファイルをリンクしない場合は、そのチェックボックスをオフにします。この手順が完了したら、[送信] をクリックします。
お支払いプロファイルから MCC アカウントのリンクを解除する方法は？
お支払いプロファイルで自動支払いか手動支払いが設定されている場合、MCC アカウントの管理者ユーザーはそのプロファイルのリンクを解除できます（請求書発行によるお支払いをご利用のお客様は、請求書発行によるお支払いをご利用のお客様のリンクの権限とガイドラインをご覧ください）。
- Google 広告 MCC アカウントで [ツールと設定] をクリックし、[お支払い] セクションで [お支払いプロファイル] をクリックします。
- リンクを解除するお支払いプロファイル（自動支払いか手動支払いが設定されたプロファイルに限る）をクリックします。
- [リンク先のクライアント センター（MCC）アカウント] で [MCC アカウントのリンクを解除] をクリックします。
- [重要] アラートが表示され、このリンク解除による影響で広告掲載が停止するアカウントが示されます。
- MCC アカウントからお支払いプロファイルのリンクを解除すると、そのお支払いプロファイルを使用しているすべての Google 広告アカウントでお支払い情報の設定が無効になります。その結果広告配信が停止するため、ご注意ください。
- それらの Google 広告アカウントで広告配信を継続するには、新しいお支払い情報を設定する必要があります。
MCC アカウントとお支払いプロファイルのリンクを設定または解除するとどうなる？
MCC アカウントをお支払いプロファイルにリンクすると、リンクしたユーザーと、その MCC アカウントの管理者および請求とお支払い権限を持つユーザーが、請求とお支払いの特定の操作を実施できるようになります。
- Google 広告 MCC アカウントについて、すべての管理者および請求とお支払い権限を持つユーザーが、お支払いプロファイルとその中で設定されたお支払い方法を使用して、MCC アカウントの下位にある既存または新規の Google 広告アカウントでお支払い情報を設定できるようになります。
- MCC アカウントをお支払いプロファイルにリンクしても、そのお支払いプロファイルを使用している既存の子アカウントについては、お支払い情報の設定に対する影響はありません。既存の子アカウントでは、MCC アカウントを通じてお支払いプロファイルが使用されます。
お支払い情報の設定には、お客様のビジネスとお支払い方法に関する情報が含まれます。
お客様のアカウントへの影響
「子アカウント 1」と「子アカウント 2」がある MCC アカウントの例を見てみましょう。「子アカウント 1」は「お支払いプロファイル 1」を、「子アカウント 2」は「お支払いプロファイル 2」を使用しています。
この MCC アカウントの管理者は、新たに作成する「子アカウント 3」で「お支払いプロファイル 1」を再利用したいと考えています。
MCC アカウントとお支払いプロファイルをリンクする前
既存のお支払いプロファイル（この例では「お支払いプロファイル 1」）を再利用する際は、自分の MCC アカウントに「お支払いプロファイル 1」をリンクするオプションが表示されます。
リンク設定のチェックボックスをオンにすると、「お支払いプロファイル 1」を使用しているすべての子アカウント（この例では「子アカウント 1」）で、MCC アカウントがお支払い元アカウントと見なされるようになります。
お支払い元アカウントは MCC アカウントの 1 つです。お支払い元アカウントでは、MCC アカウントの下位に属する Google 広告アカウントのお支払い情報を設定できます。Google 広告アカウントのお支払い元アカウントの名前と ID は、[課金設定] ページで確認できます。
MCC アカウントとお支払いプロファイルをリンクした後
- お支払いプロファイルが MCC アカウントにリンクされると、MCC アカウントの管理者および請求とお支払い権限を持つユーザーも、「お支払いプロファイル 1」に対する特定の管理者権限（お支払いプロファイルを使用して、すべての子アカウントでお支払い情報を設定できる権限など）を持つようになります。「お支払いプロファイル 1」を使用している既存の子アカウントでは、MCC アカウントを通じて「お支払いプロファイル 1」を使用することになります。
- MCC アカウントからお支払いプロファイルのリンクが解除されると、その MCC アカウントの下位にある Google 広告アカウントのうち、そのお支払いプロファイルを使用していたアカウントで広告配信が停止します。上記の例で、「お支払いプロファイル 1」と MCC アカウントとのリンクが解除された場合、「子アカウント 1」と「子アカウント 3」の両方でお支払い情報の設定が失われ、広告配信が停止します。
- 「子アカウント 1」と「子アカウント 3」で広告配信を再開するには、新しいお支払い情報を設定する必要があります。
- MCC アカウントのお支払いプロファイルを使用している Google 広告アカウントと MCC アカウントとのリンクを解除した場合、その Google 広告アカウントではお支払い情報の設定が失われ、広告配信が停止します。上記の例で、「子アカウント 1」と MCC アカウントとのリンクが解除された場合、「子アカウント 1」では広告配信が停止します。
- 「子アカウント 1」で広告配信を継続するには、新しいお支払い情報を設定する必要があります。
請求とお支払いの権限
MCC アカウントをお支払いプロファイルにリンクすると、リンクしたユーザーと、その MCC アカウントの管理者および請求とお支払い権限を持つユーザーが、請求とお支払いの特定の操作を実施できるようになります。
次の表は、管理者権限か請求情報権限を持つ Google 広告 MCC アカウント ユーザーについて、MCC アカウントがお支払いプロファイルにリンクされているかどうかに基づいて、請求とお支払いの操作の可否をまとめたものです。
| 操作 | MCC アカウントがお支払いプロファイルにリンクされていない場合 | MCC アカウントがお支払いプロファイルにリンクされている場合 |
| お支払い情報を表示できる | ||
| お支払い情報を編集できる | ||
| 階層内の MCC アカウントにリンクされているすべてのお支払いプロファイルを表示する | ||
| 階層内のすべてのお支払い情報の設定と予算を表示する | ||
| リンクされたお支払いプロファイルとその中で設定されたお支払い方法を使用して、MCC アカウントの下位にある新規の Google 広告アカウントでお支払い情報を設定する |
MCC アカウントにリンクされているお支払いプロファイルのリストを確認する
- Google 広告 MCC アカウントで [ツールと設定] をクリックします。
- [お支払い] セクションで [お支払いプロファイル] をクリックします。
- 表からお支払いプロファイルを選択して、お支払いプロファイルの情報カード、およびリンクされているすべての MCC アカウントのリストを確認します。
