リフトのテストを開始する前に、目標、予算、時間の要件、期待する結果に合ったリフトの種類を選択しましょう。適切なリフト測定の種類を選択することは、テストを成功に導く鍵となります。
ブランド効果測定
- 目標: 広告想起、ブランド認知度、比較検討、好意度、購入意向などの指標に関する YouTube キャンペーンの効果を把握します。ブランド効果測定では、商品やブランドに対してユーザーが持つ印象にキャンペーンが及ぼす影響について、詳細な分析情報を得ることができます。
- チャネル: ブランド効果測定は、YouTube キャンペーンとデマンド ジェネレーション キャンペーンで使用可能です。
- 指標: 年齢、性別、動画、キャンペーンなどの要素別に、キャンペーンがどのようにブランド効果を高めたかについての詳細なレポートを取得できます。絶対的ブランド効果測定では、ブランドや商品に対する YouTube 広告の効果を把握することが可能です。
- 予算: ブランド効果測定を実施するには、予算額の要件があります。詳しくは、ブランド効果測定を設定するをご覧ください。
検索数の増加
- 目標: 意図に基づく行動(検索クエリ)に YouTube メディアが及ぼす影響を検証します。
- チャネル: 検索数の増加は、YouTube キャンペーンとデマンド ジェネレーション キャンペーンでのみ使用可能です。
- 指標: 広告を見たユーザーがお客様のブランドや商品を検索する可能性がどれくらいかを把握できます。
- 予算: 最小予算額はブランド効果測定と同様です。詳しくは Google のアカウント担当者にお問い合わせください。
ユーザーに基づくコンバージョン リフト測定
- 目標: ユーザーベースのグループ分割に基づき、ウェブサイトへのアクセス、購入、ダウンロードなどのコンバージョン アクションの促進にキャンペーンが及ぼす効果を把握します。
- チャネル: ユーザーに基づくコンバージョン リフト測定は、動画広告向け Google 広告キャンペーン、ファインド キャンペーン、デマンド ジェネレーション キャンペーンで使用可能です。アプリ、ディスプレイ、検索、ショッピング、P-MAX などのキャンペーン(実店舗の目標に基づく P-MAX は除く)で使用する場合は、アカウント担当者にお問い合わせください。
- 手法: コンバージョン アクション、コンバージョン カテゴリ、年齢、性別、国別に分類された結果を含む詳細なレポートを求めるお客様に適しています。ただし、このテストは主にオプトイン トラフィックに依存していることから、使用する場合は測定データの欠落による影響を受ける可能性があることを理解している必要があります。ファネル全体の複数の指標にわたってブランド効果を測定する場合は、「ブランド効果測定」と「検索数の増加」を追加することも可能です。すべてのユーザーベースのリフトの種類に、同じホールドバック グループが使用されます。
- 予算: 必要な予算は、測定するキャンペーンの過去のコンバージョン データに基づいて、テストの設定時に決定されます。
地域に基づくコンバージョン リフト測定
- 目標: 地域ベースのグループ分割を使用して、コンバージョン(購入やダウンロードなどの)の促進にキャンペーンが及ぼす効果を把握します。
- チャネル: 地域に基づくコンバージョン リフト測定は、動画、ディスプレイ、ファインド、デマンド ジェネレーション、検索、ショッピング、アプリ、P-MAX の各キャンペーン タイプで使用可能です。ご利用の場合は、Google アカウント担当者にお問い合わせください。
- 手法: 透明性の確保、クロスチャネル測定の使用、オンラインとオフラインのコンバージョンを測定できる柔軟性を求めるお客様に適しています。ただし、グループ分割は比較的ノイズが多く、結果はユーザー属性などのカテゴリ別に分割されないことを理解している必要があります。
- 予算: 必要な予算額は、ユーザーベースのテストを上回る傾向があります。