広告主様を支援しユーザーとの信頼関係を築くための Google の新しいポリシー

2023 年 8 月 31 日

本日は、広告のわかりやすさを高めるための新しいポリシー「制限付き広告配信」をご紹介します。このポリシーは、詐欺行為が行われる危険性を低減するとともに、混乱や誤解を招く広告を防止することを目的としています。このポリシーに基づき、Google 広告のご利用を開始して間もない広告主様を対象に、広告掲載の実績を確認するための期間が設けられます。この期間中は広告主様の広告の表示回数が制限される可能性があります。制限付き広告配信はまず、広告キャンペーンで特定のブランドをターゲットに設定している広告主様に適用されます。たとえば、広告主様と広告内で言及されているブランドとの関係性が不明な場合にこのポリシーが適用されます。これは、ユーザーが広告を操作する際、広告主様について明確に把握できるようにすることを特に意図しています。

たとえば、あるユーザーが次の旅行の予約を検討し、お気に入りの航空会社のサンフランシスコ行きフライトを検索するとします。制限付き広告配信では、その検索に関連して表示される広告のほとんどが、検索対象の航空会社、競合する航空会社、目的地周辺のホテル、およびポリシーへの準拠と透明性維持の実績を持つその他の広告主様の広告になります。こうした良好な実績がない広告主様については、Google のプラットフォームで実績を積む間、このポリシーに基づき広告の表示回数が制限される可能性があります。制限付き広告配信によって、十分な実績のない広告主様による混乱や誤解を招く広告が表示される可能性は低くなりますが、Google では引き続き、関連性が高く有用な広告をユーザーが操作できるようにしたいと考えています。

制限付き広告配信は、悪意のない新規の広告主様がキャンペーンでリーチを最大化する前に、ユーザーの信頼を獲得するのに役立ちます。また、不正な行為者によるリーチの防止にもつながります。制限付き広告配信の影響を受ける場合、広告主様にはその旨が通知され、認定ステータスを獲得するための推奨ガイダンスが提供されます。他の新しいポリシーと同様、制限付き広告配信は最初は限定的に適用され、その後適用対象が段階的に拡大されます。

また広告主様には、わかりやすい広告を作成するためにキャンペーンで利用できる簡単なヒント(例: インターネット上であまり知られていないブランドを宣伝する場合、広告のタイトルに自社のドメインを固定する)もご提供します。

Googleでは、Google の他のすべてのポリシーと同様、広告パートナーに対する意思決定プロセスの透明性をを重視しています。Google のプラットフォーム上での広告主様の実績は、次のようなさまざまな基準に基づいて評価されます。

  • ユーザーからのフィードバック: Google のユーザーは、Google のプラットフォーム上で配信されるすべての広告について、肯定的または否定的な印象に基づきフィードバックを送信できます。Google ではこうしたフィードバックを今後の参考に活用しています。
  • 広告掲載の実績: 広告主様が Google の広告掲載のポリシーに準拠した実績をお持ちであることが重要です。
  • 広告主様の身元確認: 広告主様が身元確認プロセスを完了していることは、ユーザーと広告主様との間の信頼関係を築くうえで重要です。

また、Google にとって重要なのは、新しい広告主様を常時 Google のプラットフォームに迎え入れ、有益な広告を掲載する機会を提供することです。制限付き広告配信によって、Google のプラットフォーム上の広告がブロックまたは削除されることはありません。また、広告に制限が適用されるのは、広告主様のブランド アイデンティティについてユーザーが混乱する可能性がある場合など、特定の状況に限られます。Google ではこのポリシーを段階的に導入し、適切に機能するよう調整を加えていく予定です。  

Posted by Alejandro Borgia - プロダクト マネジメントおよび広告の安全担当ディレクター

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