コンバージョン ベースの顧客リストは、Google 広告アカウント設定のチェックボックスをオンにするだけで簡単にカスタマー マッチをセットアップできる機能です。この機能を有効にすると、拡張コンバージョンを有効にしているコンバージョン目標ごとにオーディエンス セグメントが自動的に作成されます。アカウント単位で有効にすると、1 か所にデータを入力するだけでキャンペーン全体に適用されます。
仕組み
拡張コンバージョンは、ユーザー提供の自社データをハッシュ化し、プライバシーに配慮した方法でウェブサイトから Google に送信することで、より正確なコンバージョン測定を可能にする機能です。詳しくは、拡張コンバージョンについてをご覧ください。
コンバージョン ベースの顧客リストをセットアップすると、拡張コンバージョン用に提供されたハッシュ化済みユーザー提供データも顧客リストの作成に使用されます。この機能を有効にすると、コンバージョン ベースのオーディエンス リストがオーディエンス マネージャーで自動的に利用可能になるため、自社データを簡単に測定および実装できるようになります。
この記事では、コンバージョン ベースの顧客リストをセットアップする手順について説明します。
Google アナリティクス 4(GA4)でユーザー提供データを実装し、Google 広告でコンバージョン ベースの顧客リストを有効にしている場合、目標ベースのオーディエンス リストには GA4 のコンバージョンが記録されます。
メリット
- 拡張コンバージョンを実装すると、コンバージョン測定の精度が向上し、より効果的な入札が可能になります。
- コンバージョン ベースの顧客リストを使用すると、拡張コンバージョン向けに提供されるデータを使用してリストを自動的に構築できるため、顧客リストの管理と更新にかかる時間を節約できます。
- カスタマー マッチを使用すると、スマート自動入札のパフォーマンスが向上し、P-MAX キャンペーンでの「新規顧客の獲得」目標などのカスタマー ライフサイクルを最適化できます。
手順
- Google 広告アカウントにログインします。
- [設定] をクリックします。
- プルダウン メニューから [アカウント設定] をクリックします。
- [カスタマー マッチ] で [コンバージョン ベースの顧客リスト] を選択します。
- [コンバージョン ベースの顧客リストを有効にする] チェックボックスをオンにします。
- [保存] をクリックします。
注: カスタマー マッチ リストはスマート自動入札で自動的に使用されます。
コンバージョン ベースの顧客リストをセットアップすると、コンバージョン キャンペーンの概要ページで目標ごとにオーディエンス セグメントが自動的に作成され、オーディエンス マネージャーで使用できるようになります。詳しくは、オーディエンス マネージャーについてをご覧ください。