新しいツールで検索広告のパワーを引き出す

2023 年 2 月 27 日

検索は変化しています。Google は、マルチ検索などの AI 搭載機能に継続的に投資を行い、より自然で視覚に訴える検索エクスペリエンスの実現に取り組んでいます。この変化に伴って消費者の行動が進化するなか、ユーザーにとって関連性が高く役に立つ検索広告を活用して、ビジネスとつながるように促すことがさらに重要になっています。そこで Google は、検索広告のパワーを引き出すのに役立つ、より強力なクリエイティブとパフォーマンスを備えた新しいツールをご用意いたしました。

Google の AI でクリエイティブのパフォーマンスを高める

Google は、適切なユーザーに適切なタイミングで適切な広告を配信できるように広告主様をサポートすることを目標としています。そのためには、お客様が選んで使用できる、関連性の高いクリエイティブ アセットを用意しておく必要があります。しかし、新しい広告見出しと説明文は簡単に思いつかないときもあります。そこで Google は昨年、Google Marketing Live で自動作成アセットを発表しました。これはキャンペーン単位で有効にできる設定です。有効にすると、指定したアセットと、広告の独自のコンテキスト(ランディング ページなど)に基づいて生成された新しいアセットの最適な組み合わせが自動的に生成され、レスポンシブ検索広告に表示されます。

自動作成アセットは現在オープンベータ版として、すべての広告主様に英語でご利用いただけます。広告見出しと説明文で自動作成アセットを使用した先行ユーザーでは、レスポンシブ検索広告を含む広告グループで、これまでと同程度のコンバージョン単価でコンバージョン数が 2% 増加しています1

Screenshot of Automatically created assets option in Google Ads UI
キャンペーン単位で自動作成アセットを有効化する

この変更の一環として、今後数週間以内に次の改善が実施されます。

  • 広告の有効性の評価では、自動作成アセットと既存のアセットの両方が考慮されます。
  • 自動作成アセットでは、パフォーマンスの向上が見込まれる場合、広告主様から提供された情報(キーワードなど)に基づいて広告見出しがカスタマイズされ、検索語句との関連性が高まります。
  • 広告に含めたくない自動作成アセットは削除することもできます。

年内に、他の言語でも自動作成アセットをご利用いただけるようになる予定です。

Google 検索で新規顧客とつながる

新規顧客を獲得する安定したルートを構築することは、マーケット シェアを拡大し増収を促すうえで重要です。これをより簡単に行っていただけるよう、Google は、世界全体で検索キャンペーンに「新規顧客の獲得」目標を導入しました。スマート自動入札と自社データを活用したこの目標を利用すると、キャンペーンの最適化と新規顧客へのリーチが簡単に行えるようになります。これにより、繁忙期に最大限の成果を上げることができます。「新規顧客の獲得」目標は、目標広告費用対効果に基づく「コンバージョン値の最大化」などの入札戦略と組み合わせて使用すると、ビジネスにとって価値が高い新規顧客に優先的にアプローチしたり、発掘したりできます。

すでに多くの企業が、この目標を使用して新規顧客にリーチしています。たとえば、ファッション小売の Baltic Born は積極的な収益拡大成長目標を掲げていました。競争の激しい市場でリピーター以外の顧客にもビジネスを拡大しようと同社が注目したのが、検索キャンペーンで「新規顧客の獲得」目標を使用することでした。同社は、価値に基づく入札戦略である目標広告費用対効果を組み合わせて使用したところ新規顧客数が 73% 増加し、結果として収益が 36% 拡大しました。

Baltic Born logo 「検索キャンペーンで『新規顧客の獲得』目標を導入したことで、ターゲット オーディエンスにさらに幅広くリーチして、新規ユーザーに自社ブランドを紹介することができるようになりました」
- Baltic Born、共同創設者、Allison Hunt 氏

「新規顧客の獲得」目標には、キャンペーン目標の達成を促すモードが 2 つあります。

  • 新規顧客重視: 既存顧客より新規顧客に対する入札単価を高くします。
  • 新規顧客のみ: 新規顧客に対してのみ入札単価を設定します。

検索広告のパワーを引き出す方法について詳しくは、こちらをご覧ください。この 1 週間を通じて、検索に焦点を当てたインサイト、インタビュー、ソート リーダーシップの最新情報をご確認ください。

Posted by Max Hagler & Ravi Doddavaram - Google 広告担当プロダクト マネージャー

 

 

1. Google 内部データ(グローバル、2022 年 7 月 25 日~2022 年 8 月 20 日)

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