広告主様が求めているのは、自身のブランドに関連する検索に対して広告が表示され、求めている情報を見つけたユーザーが行動を起こす可能性を高めることです。アカウント単位で除外キーワードを設定すると、検索やショッピングの広告枠に配信するキャンペーンから検索語句を除外できるため、顧客にとって最も意味のある情報だけに集中できます。
アカウント設定で除外キーワードを使用すると、アカウント内の関連キャンペーンすべてで関連する検索およびショッピングの広告枠全体に除外キーワードを適用する、アカウント単位の単一のリストを作成できます。
この記事では、アカウント単位の除外キーワードと、それをキャンペーンで使用した場合の仕組みについて説明します。
メリット
除外キーワードを設定すると、ブランドや広告掲載の目標に適さない可能性があるコンテンツの横に広告が掲載されないようにすることができます。Google のポリシーでは、Google のネットワークで収益化できる広告コンテンツの種類が定められていますが、除外キーワードを使用するとさらに細かい制御が可能になり、Google のポリシーには準拠しているものの、お客様のビジネスに適さないタイプのコンテンツを除外できます。検索とショッピングの除外キーワードをアカウント設定に指定すると、アカウント内の関連キャンペーンすべてに除外キーワードを適用する、アカウント単位の単一のリストを作成できます。
アカウント単位の除外キーワードが適用されるキャンペーン タイプ
アカウント単位の除外キーワードのリストを作成すると、そのリストは、関連するキャンペーン タイプのすべての検索広告枠とショッピング広告枠に自動的に適用されます。これには、検索キャンペーン、P-MAX キャンペーン、アプリ キャンペーン、ショッピング キャンペーン、スマート ショッピング キャンペーン、スマート アシスト キャンペーン、およびローカル キャンペーンのすべての検索広告枠とショッピング広告枠が含まれます。
使い方
アカウント単位の除外キーワードのリストを作成すると、検索とショッピングの広告枠に広告を配信してほしくない特定の語句を除外できます。このリストを使用すると、広告でターゲット オーディエンスにリーチしやすくなり、コンバージョンの増加につながります。
例
スポーツ用品店を経営し、トレーニング ウェアを販売しているとします。この場合は、「ドレスパンツ」や「ブラウス」などの語句を含む検索の意図に関する除外キーワードのリストを作成します。
検索とショッピングの広告枠の除外キーワードを選ぶ際は、キーワードとして設定している語句に類似しているものの、別の商品を探しているユーザーが検索に使用する可能性がある語句を探します。
除外キーワードは、類似パターンやその他のパターンと一致しません。
例
部分一致の除外キーワードの「花束」を除外した場合、ユーザーが「赤い花束」を検索しても広告は掲載されませんが、「赤い花」を検索すると広告は掲載対象となります。
アカウント単位の除外キーワードを追加する
Google 広告アカウントでは、検索とショッピング広告枠用に、アカウント単位の単一の除外キーワード リストを作成できます。[アカウント設定] で [除外キーワード] セクションを探し、このセクションをクリックすると、除外キーワード リストの作成を開始できます。
- Google 広告アカウントで [管理] アイコン をクリックします。
- [アカウント設定] をクリックします。
- [除外キーワード] セクションをクリックして展開します。
- プラスボタン をクリックし、除外キーワードを 1 行に 1 つの単語またはフレーズで入力します。
- [保存] をクリックします。
- 除外キーワードのマッチタイプを変更するには、[マッチタイプ] 列のプルダウンをクリックし、指定するマッチタイプを部分一致、フレーズ一致、完全一致から選択します。
アカウント単位の除外キーワードを削除する
検索とショッピングの除外キーワードをアカウント単位の設定から削除する場合は、Google 広告アカウントで行います。
- Google 広告アカウントで [管理] アイコン をクリックします。
- [アカウント設定] をクリックします。
- [除外キーワード] セクションをクリックして展開します。
- 削除する除外キーワードの横にあるチェックボックスをオンにします。
- 表の上部にある [削除] をクリックします。
アカウント単位の除外キーワードを編集する
除外キーワードを編集する手順は次のとおりです。
- Google 広告アカウントで [管理] アイコン をクリックします。
- [アカウント設定] をクリックします。
- [除外キーワード] セクションをクリックして展開します。
- 編集するキーワードにカーソルを合わせて、鉛筆アイコン をクリックします。
- キーワード、マッチタイプ、またはその両方を編集します。
- [保存] をクリックします。
アカウント単位の除外キーワードをフィルタする
リスト内の特定の語句を簡単に検索できるように、以下の手順でフィルタを追加できます。
- Google 広告アカウントで [管理] アイコン をクリックします。
- [アカウント設定] をクリックします。
- [除外キーワード] セクションをクリックして展開します。
- [フィルタを追加] をクリックします。
- 検索するキーワードを入力します。
- プルダウンから [キーワードのテキスト] と [マッチタイプ] を使ってフィルタすることもできます。
アカウント単位の除外キーワードを削除する
除外キーワードをリストから削除する手順は次のとおりです。
- Google 広告アカウントで [管理] アイコン をクリックします。
- [アカウント設定] をクリックします。
- [除外キーワード] セクションをクリックして展開します。
- 削除するキーワードの左側にあるチェックボックス をオンにします。
- [削除] をクリックします。
除外されたコンテンツ キーワードを作成する
除外されたコンテンツ キーワードとは、タイトル、説明文に特定の語句を含む動画、チャンネル、ウェブサイト、アプリなど、関連性の低いコンテンツとともに広告が表示されるのを防ぐために使用する語句です。最大 1,000 個のコンテンツ キーワードを除外できます。除外されたコンテンツ キーワードは、YouTube またはディスプレイ ネットワークで実施しているすべてのキャンペーンに適用されます。
除外するキーワードのセットを作成する手順は次のとおりです。
- Google 広告アカウントで [管理] アイコン をクリックします。
- [アカウント設定] をクリックします。
- 一番下までスクロールして、[適合性の設定を表示] をクリックします。
- [詳細設定] プルダウンで [コンテンツ キーワードを除外] をクリックして展開します。
- プラスボタン をクリックします。除外するコンテンツ キーワードを 1 行に 1 単語または 1 フレーズずつ入力します。
- [保存] をクリックします。