カスタムテストは、検索キャンペーンまたはディスプレイ キャンペーンの変更を提案し、試すことができる機能です。テストの同期では、テストの実施中に元のキャンペーンに適用した最適化が、自動的にテスト キャンペーンにもコピーされます。
この記事では、テストの同期の仕組みとその設定方法について説明します。
仕組み
特に複数のテストを同時に実施している場合は、手動で変更をテストにコピーするプロセスは時間がかかり、間違いも発生しやすくなります。
設定されたスケジュールどおりにテストが開始した後、テストの同期は次のように行われます。
- 基本のキャンペーンに変更を加えると、基本のキャンペーンを作成した後に作成したテストに、その変更内容が自動的に適用されます。
- すべての変更が変更履歴に表示されます。
注: テストの同期は、基本のキャンペーンに変更が加えられた際に、基本のキャンペーンからテスト キャンペーンへの一方向でのみ機能します。テスト キャンペーンに変更を加えた場合、その変更は同期されません。
テスト キャンペーンは、基本のキャンペーン作成に作成される個別の基本のキャンペーンのスナップショットです。基本のキャンペーンに加えた変更は、テスト キャンペーンに個別に適用されます。テスト キャンペーンには変更内容が正確に反映されるため、基本のキャンペーンの全体的な状態がミラーリングされない場合があります。
たとえば、基本のキャンペーンからすべての言語を削除すると、デフォルトですべての言語がターゲティングされるようになります。テスト キャンペーンでは、デフォルトですべての言語がターゲティングされるようになるとは限りません。同期中に除外した言語のみが削除されます。
日付 | 広告主による変更 | 同期のステータス | 基本のキャンペーン | テスト キャンペーン |
---|---|---|---|---|
11 月 2 日 |
同期が有効にされたテストを作成しました | 有効 | 言語 A と B |
言語 A と B |
11 月 3 日 | テスト キャンペーンに言語 C と D を追加しました | 有効 | 言語 A と B | 言語 A、B、C、D をターゲット |
11 月 7 日 | 基本のキャンペーンから言語 A と B を削除しました | 有効 | ターゲットの言語なし | 言語 C と D をターゲット |
留意点
テストの同期は、検索キャンペーンとディスプレイ キャンペーンのカスタムテストにのみ適用されます。テスト キャンペーンに加えた変更は、基本のキャンペーンへは同期されません。新しいテストを作成すると、テストの同期がデフォルトでオンになります(テストの作成中に同期をオフに設定することはできますが、テストの作成後にその設定を変更することはできません)。
テストの同期をオンにした後:
- テストのスケジュールが設定された後、およびテストが開始された後はオンに戻すことはできません。新しいテストを作成する際に、そのテストでデフォルトでオンになり、利用することができます。
- 変更の反映には、テストの開始から最長で 10 分ほどかかる場合があります。
- 複数のテストがスケジュール設定されている場合(3 つのテストが異なる時刻に開始される場合など)、基本のキャンペーンとの整合性を確保するため、すべてのテストに対して同じ更新内容が適用されます。
エラーが発生した場合はどうなりますか
テストの同期中にエラーが発生した場合、同期は途中で中止され、同期されていない部分が残ります。そのため、基本のキャンペーンで行った変更を、手動でテストへ同期する必要があります。たとえば、基本のキャンペーンの広告グループと同じ名前の広告グループがテスト キャンペーンに含まれており、基本のキャンペーン側の広告グループの名前を変更した場合には、上記のように対応する必要があります。
手順
- 手順に沿ってキャンペーンのテストを設定します。
- [詳細設定] で [テストの同期] セクションを開きます。デフォルトでは [オン] に設定されています。
- [テストを作成] をクリックします。テストの作成が完了し、開始できる状態です。