コンバージョン値のルールは、レポート類におけるコンバージョン値の扱いと、スマート自動入札の最適化方法を調整できる機能です。ルールを活用することにより、ビジネス内容に応じたコンバージョンの価値(コンバージョン値)をより正確にデータに反映するとともに、ユーザーの所在地、デバイス、オーディエンスに応じてコンバージョンの価値を調整し、オークション時にリアルタイムで入札内容に加味できます。
この記事では、コンバージョン値のルールの仕組みを解説します。準備が整ったら、コンバージョン値のルールをセットアップする方法を確認してください。
仕組み
コンバージョン値のルールを使用すると、デフォルト状態では考慮されないコンバージョンの価値に関する追加情報(たとえばユーザー層に応じたマージンの違い、期待される生涯価値など)をアカウントに反映でき、その価値を加味したリアルタイムでの最適化が可能になります。設定した具体的なルールに沿ってコンバージョン値が調整され(例: 東京都のユーザーの場合はコンバージョン値を 20% 引き上げる)、アカウントの [コンバージョン値] 列に反映されます。
コンバージョン値のルールは、アカウント内の各種レポートの [コンバージョン値] 列で確認できます。スマート自動入札によるキャンペーンの最適化(目標広告費用対効果、コンバージョン値の最大化を使用している場合)にも、コンバージョン値のルールがリアルタイムで反映されます。コンバージョン値のルールを適用できるのは、検索キャンペーン、ショッピング キャンペーン、ディスプレイ キャンペーン、P-MAX キャンペーンのみです。各ルールには、メインの条件とサブの条件を指定できます。
例: オンラインでセールスリードを集めるビジネスで、Google 広告で獲得するリード 1 人あたりの価値を、現在は一律 500 円で計算しているとします。一方で、実際には神奈川県のリードは平均 1,000 円の価値を持つことがわかっています。この場合、コンバージョン値のルールで神奈川県の全コンバージョン数を 2 倍にして神奈川県のユーザーの価値を自動的に 1,000 円に引き上げることで、顧客層に応じた価値の差をレポートに反映できます。
一方で、実店舗で幅広い価格帯の商品を販売している小売業者の場合、コンバージョン値のルールを使って、キャンペーンごとに異なる来店値を設定して、店舗での平均注文額を反映させることができます。
価値ベースのスマート自動入札戦略(目標広告費用対効果、コンバージョン値の最大化など)を使用している場合、自動入札の内容も、ルールによる調整後の価値をベースに最適化されます。指定したルールによって、自社のビジネスに対する理解がより正確に Google 広告に反映される仕組みです。
メリット
- 真のビジネス目標に向けた最適化: 観察可能なデータをもとに、収益、利益、オフライン コンバージョン値、生涯価値など、ビジネスに重要な意味を持つ尺度に沿って最適化できます。
- 管理の簡素化: タグのコードを変更しなくても、Google 広告アカウント内の操作だけで、レポート類の精度や最適化方法を改善できます。
- リアルタイムの最適化: 「目標広告費用対効果」または「コンバージョン値の最大化」を使用したキャンペーンで、得られる価値の微妙な差をリアルタイムに反映した最適化が可能です。
コンバージョン値のルールで設定できる条件 | |||
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オーディエンス | 地域 | デバイス | 条件なし(選択したコンバージョン目標が対象) |
自社所有のオーディエンス リストと Google のオーディエンス リストに関するコンバージョン値のルールを使って、自社にとって価値が高いとわかっているユーザー層を示します。 | ユーザーの所在地に応じてコンバージョン値を調整します。 | ユーザーの使用デバイスに応じてコンバージョン値を調整します。 |
来店または店舗販売のコンバージョン アクションにのみ適用される一意の価値のルールを作成します。 |