- 特定の日における 1 日の費用の上限(ほとんどのキャンペーンでは 1 日の平均予算の 2 倍)。
- 特定の月における 1 か月の費用の上限(ほとんどのキャンペーンでは 1 日の平均予算の 30.4 倍)。
配信費用と費用の上限について詳しくは、予算レポートをご覧ください。
1 日の費用の上限
1 日の費用の上限とは、キャンペーンに対して 1 日に請求される最大額です。
図の凡例: = 100 円
ほとんどのキャンペーンでは、1 日の費用の上限は 1 日の平均予算の 2 倍の額になります。トラフィックの変動を利用して収益を獲得できるように、ある日のキャンペーンの費用が 1 日の平均予算の 2 倍になることもありますが、月末の時点でその月に毎日発生した費用の平均は、1 日の平均予算と同額になります。
たとえば、1 日の平均予算が 1,000 円に設定されている場合、1 日の費用の上限は 1,000 円 × 2 = 2,000 円となります。
各キャンペーン タイプの 1 日の費用の上限を確認する
キャンペーンのタイプ | 1 日の費用の上限 | 1 日の費用の上限(1 日の平均予算を 1,000 円とした場合) |
その他すべて | 1 日の平均予算の 2 倍 | 1,000 × 2 = 2,000 円 |
コンバージョンに対するお支払い | 1 日の平均予算 × 30.4 | 1,000 × 30.4 = 30,400 円 |
ホテル コミッションのキャンペーン | 1 日の平均予算 × 30.4 | 1,000 × 30.4 = 30,400 円 |
1 か月の費用の上限
1 か月の費用の上限とは、キャンペーンに対して 1 か月にお支払いいただく最大額です。
設定した 1 日の平均予算に 1 か月の平均日数である 30.4 日(365 日 ÷ 12 か月)を掛けて算出されます。キャンペーンがある月の途中から開始した場合は、そのキャンペーンが実施された日のみが請求対象となります。
たとえば、1 日の平均予算が 1,000 円に設定されている場合、1 か月の費用の上限は 1,000 円 × 30.4 = 30,400 円となります。
配信費用が 1 日または 1 か月の費用の上限を超えた場合
まれに、「配信費用」が費用の上限を上回ることがありますが、実際にお支払いいただく額が費用の上限を超えることはありません。この仕組みを理解するには、配信費用と請求額の違いを把握していただく必要があります。
- 配信費用とは、キャンペーンで発生したすべてのクリック数や表示回数に対する合計費用です。
- 請求額とは、無効なアクティビティなどの要因に対して、アカウントに調整が行われた後、実際にお支払いいただく金額です。
配信費用が 1 日または 1 か月の費用の上限を超えることはありますが、これらの上限を超えた額が広告主様に請求されることはありません。配信費用が上限を超えた場合は Google が差額を負担します。キャンペーンおよびアカウント単位で 1 日の費用を確認する方法に関する詳細
例: 1 日の費用の上限を超えた場合
広告主様が次のようなキャンペーンを運用しているとします。
- 1 日の平均予算 = 1,000 円
- 1 日の費用の上限 = 1,000 円 × 2 = 2,000 円
ある日の消費者の需要が非常に高く、キャンペーンで発生したすべてのクリックに対する費用が 2,300 円だったとします。これはこのキャンペーンの 1 日の費用の上限 2,000 円を超えています。Google のシステムは 1 日の費用の上限(2,000 円)に達した時点で広告掲載を停止するように設計されていますが、まれに上限の超過が直ちに検出されない場合があります。
ただし、この金額がこのまま広告主様に請求されることはなく、請求額(広告主様のお支払い分)が費用の上限を超えることもありません。したがって、この場合の請求額は 1 日の費用の上限である 2,000 円となり、残りの 300 円は Google が負担します。
例: 1 か月の費用の上限を超えた場合
広告主様が次のようなキャンペーンを運用しているとします。
- 1 日の平均予算 = 1,000 円
- 1 か月の費用の上限 = 1,000 円 × 30.4 = 30,400 円
ある月の消費者の需要が非常に高く、キャンペーンで発生したすべてのクリックに対する費用が 31,000 円だったとします。これはこのキャンペーンの 1 か月の費用の上限 30,400 円を超えています。Google のシステムは 1 か月の費用の上限(30,400 円)に達した時点で広告掲載を停止するように設計されていますが、まれに上限の超過が直ちに検出されない場合があります。
31,000 円はキャンペーンの配信費用、つまりそのキャンペーンで発生したすべてのクリック数または表示回数に対する費用です。
ただし、この金額がこのまま広告主様に請求されることはなく、請求額(広告主様のお支払い分)が費用の上限を超えることもありません。したがって、この場合の請求額は 1 か月の費用の上限である 30,400 円となり、残りの 600 円は Google が負担します。
請求額と配信費用を確認する
まれに、キャンペーンで予想よりも多くのクリックやインプレッションが発生する場合があります。ただし、費用の上限を超える額をお支払いいただくことはありません。
キャンペーンの配信費用が請求額を上回っているかどうかを確認するには、次の手順を行います。
- Google 広告の管理画面で、キャンペーン アイコン をクリックします。
- セクション メニューで [分析情報とレポート] プルダウンをクリックします。
- [レポート エディタ] をクリックします。
- [事前定義レポート(詳細分析)] プルダウン メニューで、[その他]、[請求額] の順に選択します。
- 各キャンペーンの掲載料金と請求額のリストが表示されます。
- 差額を計算するには、[配信費用] から [請求額] を差し引きます。
- この計算を一括して行うには、レポートの右上にあるダウンロード アイコン を選択し、CSV ファイルとして保存します。
デフォルトでは、データは日別に表示され、配信費用順に並べ替えられます。特定の期間を表示する場合は、[日] フィルタを削除し、表の右上で期間を指定します。