データの除外は、スマート自動入札におけるコンバージョン トラッキングの問題の影響を軽減するのに役立つ Google 広告のツールです。スマート自動入札では、コンバージョンとコンバージョン値のデータを活用して目標の達成を目指すため、問題の影響を軽減することで、スマート自動入札のパフォーマンスを最大限に高めることができます。この記事では、データの除外の仕組みと、データの除外を追加する手順について説明します。
このページの内容
データの除外の仕組み
データの除外は、スマート自動入札戦略にコンバージョン データに関する問題を通知し、パフォーマンスへの影響を軽減するのに役立つ高度なツールです。
Google 広告において、コンバージョン数とコンバージョン値が不正確になる原因となるようなコンバージョンに関する問題はすべて、スマート自動入札に影響を与える可能性があります。一般的な問題の例を次に示します。
- タグ設定に関する問題
- ウェブサイトの停止
- データの読み込みに関する問題
スマート自動入札でのデータの除外は、検索キャンペーン、ディスプレイ キャンペーン、ショッピング キャンペーン、P-MAX キャンペーンでご利用いただけます。
データの除外について
データの除外は、コンバージョンおよびコンバージョン値ベースのスマート自動入札戦略でのみ使用できます。データの除外を使用する際の留意点は、以下のとおりです。
- クリックにデータの除外を適用する: 影響を受けたコンバージョンがクリックに関連付けられた可能性がある場合、データの除外ではそれらのクリックが除外されます。これらのクリックが除外されると、関連付けられたコンバージョンも除外されます。
- ほとんどのキャンペーン タイプに除外を適用する: アカウント全体に除外を適用すると、検索キャンペーン、ディスプレイ キャンペーン、ショッピング ネットワーク キャンペーン、P-MAX キャンペーンのコンバージョンが除外されます。
- データの除外は、ホテル キャンペーンではサポートされていません。
- データの除外はコンバージョン レポートに影響しない: データの除外は、スマート自動入札で使用されるデータにのみ影響し、除外したコンバージョンは引き続きレポートに表示されます。
- 過去の日付に対して適用されたデータの除外を適用した場合、数日後にはパフォーマンスの変動が安定するはずです。1 週間以上のクリックに影響が及ぶと、パフォーマンスの変動が 1~2 回のコンバージョン サイクル続く可能性があります。その間、予算を許容範囲に設定したうえで、目標とするパフォーマンスを達成できるようにアクション単価または広告費用対効果の目標値を調整することをおすすめします。
データの除外を追加する
- [ツール]
メニューの [調整] に移動します。
- 上部にある [除外設定] タブを選択します。
- プラスボタン
をクリックすると、新しいデータの除外を追加できます。
- [設定] の横に名前と説明文を入力します。
- データの除外の開始日時と終了日時を入力します。コンバージョンは過去のクリックに関連付けられる場合があるため、標準的なコンバージョン達成までの所要時間を考慮して期間を指定してください。
- [スコープ] の横で、この調整を適用するキャンペーンとデバイスを選択します。除外するキャンペーンを個別に選択するか、アカウント全体を選択します。
- 除外するデバイスを選択します。これは、コンバージョンに関する問題がモバイル トラッキングにのみ影響を与える可能性があるためです。
- [保存] を選択します。
- [データの除外を作成] を選択します。
- 注: データの除外を削除すると、入札戦略のパフォーマンスに影響する場合があります。除外を作成する前に、情報が正しいことを確認してください。
- データの除外は、クライアント センター(MCC)アカウント単位またはサブアカウント単位で適用できます。開始時間と終了時間はアカウントのタイムゾーンに基づきます。
おすすめの方法
最善の結果を得られるようデータの除外を適用する際には以下のガイダンスをご確認ください。データの除外を使用すると、不適切なコンバージョン データによるパフォーマンスの変動を抑えることができますが、それでも変動は生じる可能性があります。
- 除外を迅速に適用する: コンバージョン データの問題を特定したら、できるだけ早くデータの除外を適用してください。
- 安定化を待つ: 過去の日付の除外の場合、数日後にはパフォーマンスが安定し始めます。
- 事前に計画する: サービスの停止やサイトの定期メンテナンスなど、問題が発生することがわかっている場合は、事前にデータの除外を設定します。通常、これらの変更は 1 日以内に有効になります。
- 頻繁な使用や長期間の使用は避ける: データの除外を頻繁に、または長期間にわたって使用すると、スマート自動入札のパフォーマンスに悪影響が及ぶ可能性があります。
- 変動が続く可能性がある: 1 週間以上のクリックに影響が及ぶと、パフォーマンスの変動が 1 ~ 2 回のコンバージョン サイクル続く可能性があります。
- 目標値と予算を調整する: データの除外を適用したら、目標とするパフォーマンスを達成できるようにアクション単価または広告費用対効果の目標値を調整し、予算が適切に設定されていることを確認します。
- コンバージョン達成までの所要時間を考慮する: 除外はクリックに対して機能します。クリックがコンバージョンに至るまでにかかる時間を考慮し、クリックに問題が発生した可能性のある日はすべて除外してください。問題のあるクリックの 90% 以上を除外することをおすすめします。
- アカウント単位の適用: データの除外は、クライアント センター(MCC)アカウント単位またはサブマネージャー アカウント単位で適用できます。開始時間と終了時間はアカウントのタイムゾーンに基づきます。
例10 月 15 日~ 10 月 18 日にアップロードに関する問題が発生し、コンバージョン達成までの所要時間が 5 日の場合は、10 月 10 日~ 10 月 18 日の除外をできるだけ早く適用して、問題が発生した可能性のあるすべてのクリックを対象にします。
- 除外を元に戻さない: 不正確なコンバージョン データを修正するために元に戻したい場合でも、すでに適用したデータの除外は削除しないでください。削除すると、さらに問題が発生する可能性があります。
- サービス停止の場合に推奨: コンバージョン データを正しく検出できない場合(コンバージョン トラッキングの問題やコンバージョンのアップロードの問題など)は、データの除外をおすすめします。例トラッキングが機能しない、タグの配置が間違っている、オフライン コンバージョンをアップロードできない。
- バックフィル: 検索とショッピングの入札パフォーマンスに直接影響する可能性があるため、データが正しく検出されなかった場合を含め、通常はデータのバックフィルはおすすめしません。
- 該当する期間中にデータの除外が設定されていた場合、レポート作成が目的であればバックフィルを行えます。データの除外が適用されてから 5 日後にバックフィルを適用します。
- この場合、データの除外を削除することはおすすめしません。
- 入札単価または費用の一時的な減少: コンバージョンに問題があり、データの除外を使用している場合、入札単価と費用が一時的に減少する場合があります。この問題を解決するには、広告費用対効果を引き下げます。除外が有効になると、入札単価が即座に最適なレベルに調整されます。費用超過を防ぐため、目標広告費用対効果を再調整してください。
データの除外: 推奨事項と禁止事項
推奨事項
- コンバージョン データの問題が特定されたらすぐにデータの除外を適用します。
- サービスの停止が予定されていることがわかっている場合、除外を事前に設定します。
- 除外を適用したら、アクション単価または広告費用対効果の目標値と予算を調整します。
- コンバージョン達成までの所要時間を考慮して、影響を受けたコンバージョン データに関連付けられたクリックの 90% 以上を除外します。
禁止事項
- データの除外を頻繁に使用したり、長期間使用したりしないでください。
- データの除外は、適用後に削除しないでください。
- 入札のパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があるため、データをバックフィルしないでください。レポート作成を目的としてバックフィルを適用する必要がある場合は、データの除外が適用されてから 5 日以上待ってください。