レスポンシブ クリエイティブは、1 つ用意するだけでさまざまなサイズの広告枠に応じて各要素のサイズやスタイルを変更できる HTML5 クリエイティブです。広告枠サイズごとにクリエイティブを作成する代わりに、レスポンシブ クリエイティブでは CSS メディアルールを使用して、利用可能な広告スペースに合わせてクリエイティブのコンテンツをどのように移動し、拡大または縮小するのかを定義します。
レスポンシブ ウェブページは、あらゆる画面サイズに合わせて表示されますが、レスポンシブ HTML5 クリエイティブは一般的な広告サイズのみに合わせて表示されます。
レスポンシブ クリエイティブを作成する
Google Web Designer のレスポンシブ レイアウトを使用すると、より簡単にレスポンシブ クリエイティブを作成できますが、お好みの HTML エディタを使用してクリエイティブを作成することも可能です。
- Google Web Designer を開きます。
- すぐに利用を開始したい場合は、レスポンシブ テンプレート(ディスプレイ&ビデオ 360 用バナーなど)を選択してレイアウトを指定します。
- ゼロから始める場合は、新しいバナー広告を作成します。
- 広告環境として [ディスプレイ&ビデオ 360] を選択します。
- 任意のサイズを選択します。
- [レスポンシブ レイアウト] チェックボックスをオンにします。
- ブレークポイントを設定し、クリエイティブをデザインします。
クリエイティブの準備ができたら、ディスプレイ&ビデオ 360 に直接公開するか、ローカルで公開し、新しい HTML5 クリエイティブとしてアップロードします。
配信サイズを選択する
サイト運営者(パブリッシャー)がページ レイアウトで広告の配置を調整できるように、広告枠には必ずサイズが指定されています。クリエイティブが無数のサイズに対応できる場合でも、配信可能なサイズを設定して、使用可能な広告枠と照合できるようにする必要があります。
レスポンシブ クリエイティブをアップロードする際は、次のようになります。
- Google Web Designer で作成した場合: ディスプレイ&ビデオ 360 により、クリエイティブの配信可能な IAB サイズが選択されます。選択された配信サイズは [サイズ] プルダウンで確認できます。
- Google Web Designer 以外で作成した場合: [サイズ] 欄は空白になります。[サイズ] プルダウンをクリックし、クリエイティブの配信可能なサイズを選択してください。
配信サイズを設定する
- ディスプレイ&ビデオ 360 を開きます。
- 広告主の画面を開きます。
- 左のメニューで [クリエイティブ] [クリエイティブ] をクリックします。
- アップロードしたクリエイティブを探し、その名前をクリックして開きます。
- [基本情報] で [サイズ] をクリックします。
- クリエイティブを配信する各サイズの横のチェックボックスをオンにします。
- 必要なサイズがリストにない場合は、カスタムサイズを追加します。
- 幅と高さを入力して、追加 をクリックします。このサイズが配信用に自動的に選択されます。
- [適用] をクリックします。
- [保存] をクリックしてクリエイティブを保存します。
(省略可)代替画像
- 代替画像は必須ではありませんが、追加する場合は配信サイズごとに 1 つアップロードできます。
- 代替画像を使用しない場合は、まれに代替画像の配信が必要になった際、システムで生成されたピクセルが代わりに配信されます。
レスポンシブ クリエイティブを公開する
配信の準備が整ったクリエイティブを公開し、広告申込情報に割り当てられるようにします。
配信サイズを編集する
- クリエイティブを開きます。
- [基本情報] で [サイズ] をクリックします。
- クリエイティブを配信する各サイズの横のチェックボックスをオンにします。クリエイティブを配信しないサイズはオフにします。
- [適用] をクリックします。
- [保存] をクリックしてクリエイティブを保存します。
レスポンシブ クリエイティブをプレビューする
レスポンシブ クリエイティブのプレビューに際しては、現在のところ、一度にプレビューできるのは 1 つのサイズだけです。
- [プレビュー] または をクリックすると、サイズの選択ウィンドウが開きます。
- プレビューするサイズを選択して [選択したサイズでプレビュー] をクリックします。
- プレビューが新しいタブで開きます。プレビュータブを閉じると、ディスプレイ&ビデオ 360 に戻ります。
レスポンシブ クリエイティブのレポートを作成する
レスポンシブ クリエイティブを含むディスプレイ キャンペーンのレポートを作成する際は、ディメンションとして [クリエイティブ サイズ] を追加すると、配信サイズごとの掲載結果を比較できます。