カスタム変数レポートを作成すると、レポート処理を開始した後でも独自のレポートラベルを使用してイベントをトラッキングできます。
カスタム レポート変数は次のような場合に使用します。
- クリエイティブ内の 400 以上のインタラクティブ要素をトラッキングする必要がある場合。
- 動的に生成されるカウンタをトラッキングする必要がある場合(実行時のユーザーによる情報入力、入力テキスト フィールドからのデータ収集、実行時に決定される変数など)。
文字列の制約
- 最大 100 文字
- ラテン文字のみ(日本語は使用不可)
- 文字列に疑問符、セミコロン、数字記号が含まれている場合、その記号とそれ以降のデータはすべて切り捨てられます。例:
- http://www.example.com/profile?12345 は http://www.example.com/profile として報告されます
- http://www.example.com/profile;12345 は http://www.example.com/profile として報告されます
- http://www.example.com/profile#12345 は http://www.example.com/profile として報告されます
- 個人を特定できるデータ(名前、メールアドレス、電話番号、健康に関する情報、経済状態に関する情報など)を含めない
ステップ 1: HTML5 でカスタム レポート変数を追加する
カスタム変数で 2 つの異なるカウントをトラッキングするには、reportCustomVariableCount1
と reportCustomVariableCount2
の 2 つのイネーブラー メソッドを使用できます。
コード例
Enabler.reportCustomVariableCount1("Click Tracked");
Enabler.reportCustomVariableCount2("Click Tracked");
この例では、「Click Tracked」というレポート文字列が Google マーケティング プラットフォーム サーバーに送信されます。カスタム変数レポートを作成すると、この文字列に対する 2 つのカウント(「Custom Variable Count 1」と「Custom Variable Count 2」)が表示されます。この場合、後でレポートを見たときに、クリエイティブ内のどのコンテンツがユーザーの操作につながったかを、文字列から特定できるようにしておく必要があります。
reportCustomVariableCount1
と reportCustomVariableCount2
は Enabler.exit
関数と同じようには動作しません。これらのカウントは、カスタム変数レポートにのみ表示されます。必ず通常の Enabler.exit
関数も使用して、クリック時に新しいウィンドウ(広告主のランディング ページを表示するウィンドウ)を生成するようにしてください。
2 つのカウントを使用して、特定の文字列に対する 2 種類のイベントをトラッキングできます。たとえば、特定の文字列に対してインプレッションが発生するたびに reportCustomVariableCount1
メソッドを呼び出し、クリックが発生するたびに reportCustomVariableCount2
メソッドを呼び出すことができます。こうすると、選択したレポートラベルに対してインプレッションとクリック数の両方をトラッキングできます。
ステップ 2: クリエイティブの配信後にレポートを作成する
クリエイティブの配信後、レポートを使用してパフォーマンス データを取得できます。