データドリブン クリエイティブを使用する広告申込情報のおすすめのターゲット設定

広告申込情報のターゲット設定とダイナミック ルールの関係

広告申込情報のターゲット設定は、インプレッションの配信対象となる時間、ウェブページ、ユーザーを決めるものです。ダイナミック ルールは、インプレッションに対して表示するクリエイティブ メッセージを決めるものです。データドリブン クリエイティブで、広告申込情報のターゲット設定と矛盾するダイナミック ルールを使用している場合、そのルールが適用されることはありません。

データドリブン クリエイティブでは、ダイナミック ルールを使用して、ダイナミック フィードの各ルールを優先順順位の高い順に照合します。一致するルールがない場合は「その他すべてのユーザー」のバリエーションが配信されます。これは、すべてのユーザーを対象とした一般的なメッセージの汎用的な代替クリエイティブです。パーソナライズされていない広告の広告枠にデータドリブン クリエイティブを配信する場合も、このバリエーションは確実に配信対象となります。

例 1: 1 つのキャンペーンで 1 つのデータドリブン クリエイティブを使用する

コンテンツ ルールでは、インプレッションに対して表示するクリエイティブのバリエーションを決めます 広告申込情報では、メディア費用(インプレッションをいつ、どこで、誰に配信するか)を決めます

データドリブン クリエイティブ

キャンペーン: ニューヨーク市

ダイナミック ルール 広告掲載オーダーと広告申込情報
優先順位グループ 1: オーディエンス
  • 自社オーディエンス A * 
    バリエーション 1 を割り当て
     
  • 自社オーディエンス B *
    バリエーション 2 を割り当て
広告掲載オーダー 1: リターゲティング
  • 広告申込情報 1: ファッショニスタ
    ターゲット設定: 自社オーディエンス A *
    バリエーション 1 を表示
  • 広告申込情報 2: ファスト フォロワー
    ターゲット設定: 自社オーディエンス B *
    バリエーション 2 を表示
   
優先順位グループ 2: 顧客開拓
  • ニューヨーク州ニューヨーク(都市)
    バリエーション 3 を割り当て
広告掲載オーダー 2: 顧客開拓
  • 広告申込情報 3: ニューヨークの顧客開拓
    ターゲット設定: 自社オーディエンス A * と自社オーディエンス B * を除外
    バリエーション 3 を表示
   
優先順位グループ 3: その他すべてのユーザー
  • その他すべてのユーザー
    バリエーション 4 を割り当て
広告掲載オーダー 3: ブランド認知度
  • 広告申込情報 4: 認知度
    ターゲット設定: なし
    バリエーション 4 を表示

* 例 1 では、自社オーディエンス A と自社オーディエンス B でユーザーのリターゲティングを行っています。

 

例 2: 広告申込情報のターゲット設定が常に優先

例 2 では、2 つの広告申込情報を設定し、4 つのバリエーションのデータドリブン クリエイティブを割り当てました。広告申込情報 2 ではマンハッタン区のみがターゲットに設定されているので、ニューヨーク市内の他の区には配信されません。また、優先順位グループ 3 のデータドリブン クリエイティブはどのユーザーにも表示されません。

コンテンツ ルールでは、インプレッションに対して表示するクリエイティブのバリエーションを決めます 広告申込情報では、メディア費用(インプレッションをいつ、どこで、誰に配信するか)を決めます

データドリブン クリエイティブ

キャンペーン: ニューヨーク市

ダイナミック ルール 広告掲載オーダーと広告申込情報
優先順位グループ 1: リターゲティング
  • 自社オーディエンス A *
    バリエーション 1 を割り当て
     
  • 自社オーディエンス B *
    バリエーション 2 を割り当て
広告掲載オーダー 1: 目標到達プロセスの中後期
  • 広告申込情報 1: リターゲティング
    ターゲット設定: 自社オーディエンス A * と自社オーディエンス B *
    バリエーション 1 またはバリエーション 2 を表示
   
優先順位グループ 2: 顧客開拓
ニューヨーク州ニューヨーク(都市)
バリエーション 3 を割り当て
  • 広告申込情報 2: 顧客開拓(広告掲載オーダー 1 に追加)
    ターゲット設定: ニューヨーク市マンハッタン(区)
    自社オーディエンス A * と自社オーディエンス B * を除外
    バリエーション 3 を表示
   
優先順位グループ 3: その他すべてのユーザー
  • その他すべてのユーザー
    バリエーション 4 を割り当て
バリエーション 4 は誰にも表示されません

保証型取引

データドリブン クリエイティブをタグ形式予約型配信に割り当てることができます。タグ形式予約型配信ではターゲット設定は行われないため、ユーザーにどのメッセージを表示するかはダイナミック ルールによってすべて決定されます。

高度な設定

ディスプレイ&ビデオ 360 では、使用できる広告申込情報のターゲット設定とダイナミック ルールの組み合わせに制限は設けられていません。このため、高度な手法を用いて適切なユーザーに適切なタイミングで適切なメッセージを表示することは可能ですが、使用する組み合わせによって期待する結果が得られるように、設定を慎重に検討することをおすすめします。

Google 運用ガイド: チェックマーク アイコン  「その他すべてのユーザー」のバリエーションが配信されないようにするためのヒント


1. 広告申込情報のターゲット設定は、必ずクリエイティブのダイナミック ルールより狭い範囲にする

大都市圏(ロンドン、パリ、東京、ニューヨーク、ロサンゼルスなど)をそれぞれターゲットに設定した広告申込情報がある場合は、データドリブン クリエイティブのダイナミック ルールに少なくともこれらの都市をすべて追加します。こうすると、クリエイティブのダイナミック ルールで新たな都市を指定し、広告申込情報でこの都市をターゲットに設定する場合に、同じダイナミック クリエイティブを再使用できます。

2. クリエイティブを広告申込情報に割り当てる際は必ず矛盾がないようにする

広告申込情報で 1 つのユーザー セグメントをターゲットに設定し、クリエイティブのダイナミック ルールでまったく別のセグメントを指定している場合は矛盾が起こります。たとえば、広告申込情報でニューヨーク、ロンドン、東京をターゲットに設定し、データドリブン クリエイティブのダイナミック ルールでニューヨーク、パリ、香港を指定している場合、ニューヨーク以外のユーザーには「その他すべてのユーザー」のバリエーションが配信されます。

3: バリエーションの選択で使用するオーディエンス リストも任意の広告申込情報のターゲットに必ず設定する

ダイナミック ルールのシグナルとしてオーディエンス リストを使用する場合は、広告申込情報でそのオーディエンス リストを直接使用する必要があります。そうしない場合、バリエーションの選択時にオーディエンス リストは考慮されません。なお、オーディエンス リストは、データドリブン クリエイティブを割り当てた広告申込情報とは別の広告申込情報のターゲットに設定しても構いません。

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