Google にサービスを統合しているサードパーティでは、パートナー API を使用して、ディスプレイ&ビデオ 360 アカウント内でカスタマー マッチ オーディエンスを直接作成できる場合があります。このようなサードパーティには、データ管理プラットフォーム(DMP)、顧客関係管理(CRM)の初期導入サービス、代理店などがあります。
この記事では、サードパーティを使って顧客データをディスプレイ&ビデオ 360 にアップロードするメリットについて説明します。また、ご利用可能な業者も紹介します。
利点
サードパーティを利用したデータのアップロードは、次のような理由から多くのお客様におすすめできます。
- 広告主様によっては、ディスプレイ&ビデオ 360 のインターフェースからデータをアップロードする代わりに、リストのオンボーディングと更新を外部委託したいとお考えの場合もあるでしょう。
- これらの業者は、お客様のデータをアップロードする際に、お客様のディスプレイ&ビデオ 360 のログイン情報を必要としません。
- 住所、電話番号、予備のメールアドレスといったお客様がお持ちの顧客情報を追加して、リストを拡張できます。これらの業者は独自の ID マッピングを使用して、顧客の電話番号と住所に対応するメールアドレスを検索し、それらのアドレスを既存のメールアドレス リストに追加してからアップロードを行います。
ご利用可能なサードパーティ
現在、カスタマー マッチ リストのアップロードを行える認定パートナーは以下のとおりです。
カスタマー マッチ アップロードのマッピング パートナー
サードパーティ パートナー | カスタマー マッチ アップロード サービス | ディスプレイ&ビデオ 360 との統合 |
---|---|---|
ActionIQ | ||
Acxiom | ||
Adobe | ||
Amperity | ||
Appsflyer | ||
Blendee | ||
Digital Audience | ||
EDM | ||
Epsilon | ||
GrowthLoop | ||
InfoSum | ||
LiveRamp | ||
Lytics | ||
Merkle | * | |
Narrative I/O | ||
Neustar | ||
Oracle Unity | ||
PMG | ||
Relay42 | ||
Salesforce Data Cloud | ||
Tealium | ||
Wondaris | ||
Zeotap |
* API サービスとの統合は完了していません。完了のスケジュールやその他の詳細については、それぞれのカスタマー マッチ アップローダー パートナーに直接お問い合わせください。
カスタマー マッチ パートナーに関する同意
カスタマー マッチを使用する場合、広告のパーソナライズを使用するには EU ユーザーの同意ポリシーに準拠する必要があります。EEA のユーザーについて、広告のパーソナライズにカスタマー マッチを使用するには、同意シグナルを Google に渡す必要があります。詳しくは、カスタマー マッチ パートナーに関する同意をご覧ください。
制限事項
- データ アップロード サービスを使用するには、ご利用のディスプレイ&ビデオ 360 アカウントが承認を受けている必要があります。
- Google にサービスを統合しているサードパーティを利用する必要があります。
- ディスプレイ&ビデオ 360 にアップロードするデータは、カスタマー マッチのポリシーに沿って収集されたものである必要があります。
留意点
カスタマー マッチは、Google 検索、YouTube、および Google ディスプレイ広告でご利用いただけます。
カスタマー マッチは、ディスプレイ&ビデオ 360 のディスプレイ、動画、YouTube で有効にできます。
- 注: 連絡先情報に基づくカスタマー マッチ オーディエンスは、Google アド マネージャーの広告枠でのみ使用できます。モバイル デバイス ID に基づくカスタマー マッチ オーディエンスは、すべてのエクスチェンジで有効にできます。
手順
データのアップロードに使用するパートナーを選択してから、外部データ管理プラットフォームまたはカスタマー マッチ アップローダー パートナーのオーディエンス リストを共有するの手順を行います。