YouTube 動画アクション キャンペーンでは、ビジネスの見込み顧客を獲得するためのフォームを添付できます。関心のあるユーザーを見つけてアピールしたり、リマーケティング リストを作成したり、商品やサービスの売上やコンバージョンを促進したりするには、このリードフォームが便利です。リードフォームは、Android 搭載のモバイル デバイスとタブレット デバイスに配信できます。
リードフォームの利用を開始する
リードフォームを使用した新しい広告申込情報を作成するか、既存の広告申込情報の設定でリードフォームを添付できます。
リーチする見込み顧客のタイプを選択します。リードフォームでは、商品に関心を持つ可能性がより高いユーザーにリーチする(購入意向が強い)か、より多くのユーザーにリーチする(リーチの拡大)かを選択することができます。この選択内容によって、オーディエンスが追加または削除されたり、リードフォームの項目が変わったりすることはありません。
見込み顧客が各自の情報を入力する前にプライバシー ポリシーを確認できるように、プライバシー ポリシーの URL を記載する必要があります。
新しい広告申込情報でリードフォームを作成する
- 既存の広告掲載オーダーの画面を開くか、新しい広告掲載オーダーを作成します。
- 広告掲載オーダーで [新しい広告申込情報] をクリックします。
- [YouTube とパートナーの動画] を選択します。
- 次の情報を入力します。
- 広告申込情報の名前。
- 広告申込情報のタイプとして、[ウェブサイトのコンバージョン] を選択します。
- [次へ] をクリックします。
- [ターゲティング] を確認します。広告枠ソースが自動的に設定されて表示されます。広告申込情報レベルの他のターゲティング オプションを設定するには、[ターゲティングを追加] をクリックします。広告申込情報の広告グループでは、さらに別の種類のターゲティングを設定できます。
- 広告申込情報の設定を行います。
- 掲載期間: カスタムの掲載期間を設定するか、広告申込情報の広告掲載オーダーと同じ期間を使用します。
- 予算とペース: 予算とその消化ペースを設定します。広告申込情報を保存すると、日付と掲載期間の切り替えはできなくなります。ただし、予算額の更新は可能です。
- 入札単価: 入札戦略として、コンバージョン数の最大化と目標コンバージョン単価のいずれかを選択します。目標コンバージョン単価を選択する場合は、目標単価を設定します。
- 入札単価調整: (省略可)モバイル、パソコン、タブレットの入札単価調整を選択します(広告申込情報をこれらのデバイスに配信する場合)。
- フリークエンシー キャップ: (省略可)広告申込情報のフリークエンシー キャップを選択します。詳しくは、ディスプレイ&ビデオ 360 のフリークエンシー キャップをご覧ください。
- [リードフォーム] で、[新しいリードフォーム] をクリックします。
- [ビジネスの名前] と [行動を促すフレーズ] を入力します。
- [広告見出し] と [説明] を追加します。
- リードフォームで収集する情報を指定します。作成を続けるには、オプションを少なくとも 1 つ選択する必要があります。選択した項目はすべて、ユーザーのフォーム入力で必須となります。
- 名前([姓] と [名]、または [フルネーム] にカスタマイズ可能)
- メール
- 電話番号
- 市区郡
- 郵便番号
- 都道府県
- 国
- 会社名
- 役職
- 仕事用メールアドレス
- 仕事用の電話番号
YouTube アカウントにログインしているユーザーにリードフォームが表示された場合、リードフォームが開いたときに [名前]、[メール]、[電話番号]、[郵便番号] の項目は事前入力されます。
国によっては、リードフォームの一部の項目でラベルが異なる場合があります(都道府県 / 州、郵便番号など)。
- プライバシー ポリシーの URL を入力します。情報を収集するには、プライバシー ポリシーが必要となります。
- [送信後画面の見出し] と [送信後画面の説明文] を追加します。これらは、ユーザーが情報を送信した後に表示されます。
- [次へ] をクリックします。
- ユーザーに表示するリードフォームのタイプを選択します。ここでの選択は、リード単価と見込み顧客の獲得数に影響する可能性があります。リードフォームのタイプはいつでも変更できます。
- 購入意向が強い: 提供する商品やサービスに関心を持つ可能性が高いユーザーから見込み顧客を獲得したい場合に選択します。このフォームは送信までのステップ数が多く、見込み顧客の獲得件数が少なくなる可能性があります。
- リーチの拡大: より多くの見込み顧客を獲得したい場合に選択します。見込み顧客の獲得件数は増えますが、提供する商品やサービスに関心を持つ可能性が低いユーザーも含まれます。
- 見込み顧客情報の提供セクションで、[Webhook URL] と [キー] を入力します。Webhook により、リードフォームと顧客管理システムがリンクされます。詳しくは、YouTube リードフォーム用 Webhook 統合の設定についての説明をご覧ください。
- [同意する] をクリックして利用規約に同意します。
- [保存] をクリックします。
既存の広告申込情報にフォームを追加する
- 既存の広告掲載オーダーに移動します。リードフォームを追加する広告申込情報の名前をクリックします。
- [広告申込情報の詳細] をクリックします。
- [リードフォーム アセット] で、[新しいリードフォーム] をクリックします。
- 新しい広告申込情報でリードフォームを作成する手順に沿って、リードフォームを作成します。
- [保存] をクリックします。既存の広告申込情報にリードフォームが添付されている場合は、そのフォームが承認されると広告申込情報が配信されるようになります。リードフォームの審査ステータスは、広告申込情報の設定の [リードフォーム] で確認できます。
リードフォームを編集する
- 該当の広告掲載オーダーに移動し、リードフォームを含んだ広告申込情報の名前をクリックします。
- [広告申込情報の詳細] をクリックします。
- リードフォーム アセット メニューボタン をクリックし、鉛筆アイコン をクリックして編集します。
- リードフォームに変更を加えます。広告見出し、説明文、行動を促すフレーズ、Webhook 情報を編集できます。
リードフォームで求める情報を変更することはできません。変更する場合は、代わりにそのリードフォームを削除し、新しいリードフォームを作成して別の項目を選択してください。
- [保存] をクリックします。リードフォームを編集すると、広告申込情報はリードフォームが再び承認されるまで配信が停止されます。
リードフォームを削除する
- 該当の広告掲載オーダーに移動し、リードフォームを含んだ広告申込情報の名前をクリックします。
- [広告申込情報の詳細] をクリックします。
- [リードフォーム アセット] メニューボタン をクリックし、削除アイコン をクリックしてリードフォームを削除します。
- [削除] をクリックします。削除したリードフォームは復元できません。
おすすめの方法
YouTube リードフォームの成果を高めるには、次のおすすめの方法を実践してください。
- 最初にオーディエンスを絞り込む: まずは、絞り込んだオーディエンス(カスタム インテント オーディエンス、類似ユーザー、リマーケティング リスト、カスタマー マッチなど)を使用することをおすすめします。見込み顧客が少なく、質が高い場合のみ、オーディエンスを拡大してください。
- ターゲット言語を絞り込む: 必ずリードフォームの言語と一致する言語をターゲットに設定します。リードフォームの言語に一致しない言語をターゲットに設定すると、ユーザーはリードフォームが表示されても返信できない場合があります。1 つのリードフォームにつき 1 つの言語のみをターゲットに設定してください。詳しくは、言語ターゲティングをご覧ください。
- 明確なクリエイティブを作成する: [フォームの見出し]、[フォームの説明]、[行動を促すフレーズ] の各項目を使用して、ユーザーが情報を送信すべき理由を明確に示します。たとえば、自動車広告で見込み顧客を収集する場合、広告見出しとして「今すぐ見積もりを依頼」、行動を促すフレーズとして「見積もりを依頼」を使用することができます。
- 適切なアクション単価(CPA)を設定する: YouTube とパートナーの広告申込情報をすでにご利用の場合は、通常使用している現在の CPA から始めます。動画広告申込情報を初めて使用する場合は、ディスプレイ広告申込情報で使用している CPA を 1~2 倍した入札単価から開始して様子を見てください。希望する CPA の達成に向けて最適化するには、目標コンバージョン単価を 10〜15% ずつ引き下げてコンバージョン数の増加を図ります。
- 適切な予算を設定する: 1 日の十分なコンバージョン数を達成するには、コンバージョン単価の 20 倍以上の額の予算が必要です。入札方法で [コンバージョン数の最大化] を選択している場合は、コンバージョン単価の 20〜30 倍以上または有効コンバージョン単価の 10 倍以上の額の予算が必要です。
- コンバージョン数を最適化する: ウェブサイトのコンバージョン数がリードフォームの送信件数よりも多い場合は、広告掲載オーダー単位でコンバージョン トラッキングを設定し、リードフォームのコンバージョン重視で最適化することを検討します。
リードフォームに関するレポート
リードフォームが開かれるたびに、クリックとして記録されます。リードフォームで情報が送信されると、コンバージョンとしてカウントされます。広告申込情報では、リードフォームのコンバージョンに加えて、ウェブサイトのコンバージョンも促進される場合があります。レポートは、ディスプレイ&ビデオ 360 アカウントの [コンバージョンの種類] で確認できます。
見込み顧客のデータは、Webhook 統合により顧客管理(CRM)システムに送信されます。詳しくは、YouTube リードフォーム用 Webhook 統合の設定についての説明をご覧ください。
制限事項
リードフォームを有効にするには、アカウント マネージャーにお問い合わせください。なお、アカウントが次の要件を満たしている必要があります。
- これまでポリシーを遵守してきた実績があること。
- 対象となるカテゴリまたはサブカテゴリであること。デリケートなカテゴリやサブカテゴリ(例: アダルト コンテンツなど)には、リードフォームは対応していません。詳しくは、リードフォームの要件をご覧ください。
リードフォームを使用した動画広告申込情報は、広告を受け取ったユーザーが Android デバイスを使用していて、Google アカウントにログインしており、かつリードフォームをサポートしている国に居住している場合にのみ配信されます。たとえば、リードフォームを使用した動画広告申込情報でパソコンのみをターゲティングすると、広告申込情報は配信されません。
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