Windows、Mac、Linux、iOS、Android 上の管理対象 Chrome ブラウザが対象です。
Windows、Mac、Linux、iOS、Android 上の管理対象 Chrome プロファイルが対象です。
組織で使用しなくなった Microsoft Windows、Apple macOS、Linux、iOS、または Android デバイスを個人用デバイスとして配布して再利用したり、以前に学校、会社、その他の団体の管理者により管理されていた Chrome ブラウザとプロファイルを搭載する中古のデバイスをユーザーが購入したりすることがあります。
このようなデバイスが正しくリセットされていない場合、Chrome ブラウザとプロファイルが管理対象のままになっていることがあります。デバイスを再利用する場合は、事前に Chrome ブラウザとプロファイルの管理を停止するか、Chrome ブラウザとプロファイルを削除してください。
Chrome ブラウザの管理を停止する
Chrome ブラウザが管理対象になっているかどうかを確認する
Windows または macOS デバイスの場合:
- Chrome ブラウザ を開きます。
- 右上のその他アイコン を選択します。
- メニューの下部を確認します。「組織によって管理されています」と表示された場合、ブラウザは管理対象です。そうでない場合、ブラウザは管理対象になっていません。
Windows
- レジストリキーを削除します。
- HKEY_CURRENT_USER\Software\Google\Chrome
- HKEY_CURRENT_USER\Software\Policies\Google\Chrome
- HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Google\Chrome
- HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Policies\Google\Chrome
- HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Policies\Google\Update
- HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\WOW6432Node\Google\Enrollment
- レジストリキーから
CloudManagementEnrollmentToken
という値を削除します- HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\WOW6432Node\Google\Update\ClientState\{430FD4D0-B729-4F61-AA34-91526481799D}
- Google Update がキャッシュされたクラウド ポリシーを書き込むディレクトリを削除します
- %ProgramFiles(x86)%\Google\Policies
macOS
- Apple メニューから [システム環境設定] を選択します。
- [プロフィール] をクリックします。
- 削除するプロファイルを選択します。
- [–](マイナス)をクリックします。
- [削除] をクリックして、プロファイルの削除を確定します。
ダウンロードした覚えがない、または純正プログラムらしくないといった不審なアプリも削除する必要があります。
- Finder を開きます。
- 左側の [アプリケーション] をクリックします。
- 不審なアプリを見つけて削除します。
場合によっては、ユーザーのデフォルトの設定も削除する必要があります。削除する場合は、ターミナルから以下のコマンドを実行してください。
defaults delete com.google.Chrome
また、Chrome の設定に使用されたファイルの削除が必要になることもあります。これらのファイルは、ユーザーが手動で作成していた場合と、統合エンドポイント管理やモバイル管理ツールを使用して作成されていた場合があります。
- ユーザーがファイルを手動で作成していた場合は、以下を削除してください。
- /Library/Preferences/com.google.Chrome.plist
- /Library/Managed Preferences/com.google.Chrome.plist
- ~/Library/Application Support/Google/Chrome Cloud Enrollment/*
- ファイルが統合エンドポイント管理またはモバイル管理ツールを使用して作成されていた場合は、関連するポリシーを削除するためのツールを設定してください。
Linux
管理コンソールから管理対象 Chrome ブラウザを削除する
[管理対象ブラウザ] リストから管理対象 Chrome ブラウザを手動で削除します。
-
-
管理コンソールで、メニュー アイコン [デバイス] [Chrome] [管理対象ブラウザ] に移動します。
Chrome Enterprise Core に登録済みの場合は、メニュー アイコン [Chrome ブラウザ] [管理対象ブラウザ] に移動します。
- [管理対象ブラウザ] リストで、ブラウザを 1 つ以上選択します。
- 上部の [その他] [削除] をクリックします。
管理コンソールから管理対象 Chrome プロファイルを削除する
[管理対象プロファイル] のリストにある管理対象 Chrome プロファイルを手動で削除します。
-
-
管理コンソールで、メニュー アイコン [Chrome ブラウザ] [管理対象プロファイル] に移動します。
- [管理対象プロファイル] のリストから、1 つ以上のプロファイルを選択します。
- 画面上部でプロファイルを選択し、[削除] をクリックします。
Google のサーバーから Chrome ブラウザのデータを自動的に削除する
Chrome Enterprise Core に登録済みの非アクティブなブラウザが、Google 管理サーバーから自動的に削除されます。
考慮事項
- デフォルトでは、Google 管理サーバーに 540 日よりも長く接続していないブラウザは非アクティブとみなされ、ブラウザデータが削除されます。ブラウザデータについて詳しくは、Chrome ブラウザを管理コンソールからモニタリングする方法をご覧ください。
- デフォルト設定の 540 日を 28~730 日の範囲内で変更できます。短い日数を設定すると、ブラウザが短期間で非アクティブとみなされるようになります。
注: 非アクティブになるまでの期間の値を低くすると、ブラウザが一時的に使用されなかっただけの場合でも、非アクティブとみなされる可能性があります。その場合、これらのブラウザを再登録する必要があります。ブラウザの再登録について詳しくは、デバイスを再登録するをご覧ください。 - クラウドに保存されていたブラウザデータが、非アクティブでオフラインのデバイスから削除されると、次回そのデバイスが Google 管理サーバーに接続しようとしたときに認識されなくなり、管理対象外として設定されます。この場合、デバイスのトークンは無効であり、関連付けられたクラウド ポリシーもありません。クラウド管理を手動で削除するには、Chrome ブラウザの管理を停止するをご覧ください。
- 削除されたブラウザが次回再起動するときに自動で再登録できるようにするには、このポリシーの値を小さくする前に [デバイス トークンの管理] で [トークンを削除] を選択します。なお、これらのブラウザの登録トークンは、再起動時に引き続き有効である必要があります。詳しくは、デバイス トークンの管理をご覧ください。
- 指定の非アクティブ期間内にある登録済みブラウザは、管理コンソールの [前回のアクティビティ] フィールドまたは [最新の Google アップデート アクティビティ] フィールドに表示される日付を参照することで特定できます。詳しくは、Chrome ブラウザの詳細を確認するをご覧ください。
- CSV または API サービスを使用して、削除される前に非アクティブなブラウザのデータをエクスポートできます。詳しくは、Chrome Enterprise Core からデータをエクスポートする、Chrome Enterprise Core API を使用するをご覧ください。
通知
[監査ログ] [管理者] に記録された以下のイベントに関する通知を受け取ります。
- [ブラウザ削除の非アクティブ期間] ポリシーによってブラウザが削除された。
- デバイスが削除された後でブラウザがサーバーに接続しようとした。
- ブラウザが非アクティブであるため、削除対象となる時期が近づいていると判断された。非アクティブの状態が今後 28 日間続いた場合、ブラウザは削除対象としてマークされます。
注: このイベントの開始時点で、削除対象としてマークされてから 27 日以内のブラウザに関しては、この通知は届きません。
ポリシー
ポリシー | 説明と設定 |
---|---|
ブラウザ削除の非アクティブ期間 | ブラウザデータが削除されるまでの非アクティブ期間の日数を指定します。 この期間を過ぎてもブラウザがサーバーに接続しなかった場合、ブラウザはサーバーから削除されます。 |
Chrome Enterprise Core サブスクリプションを解約する
Chrome Enterprise Premium サブスクリプションがないアカウントで Chrome ブラウザ Enterprise Core サブスクリプションを解約した場合は、次のようになります。
- 管理ログイベントと Chrome のログイベントは引き続き表示されます。
- 2023 年 7 月以降、管理対象ブラウザに設定、ポリシー、コネクタの設定は適用できなくなります。また、管理対象ブラウザに関連付けられているデータは削除されるため、表示することができなくなります。次のデータが削除されます。
- ブラウザのプロフィール データやマシンの情報など、管理対象ブラウザに関連付けられているデータ。
- すべての登録トークン。
- 算出された集計レポートデータすべて。
組織の Google アカウントを削除する
Google 管理コンソールを使用して Chrome Enterprise Core の無料サブスクリプションを削除することはできません。Chrome Enterprise Core で管理する必要がない Chrome ブラウザは削除できます。管理コンソールから Chrome ブラウザを削除するをご覧ください。
無料の Chrome Enterprise Core サブスクリプションのみを使用していて、このサービスを必要とするユーザーやブラウザが皆無になった場合は、組織の Google アカウントを削除できます。
Chrome Enterprise Premium サブスクリプションを解約する
既存の Chrome Enterprise Core サブスクリプションがなく、Chrome Enterprise Premium サブスクリプションを解約した場合、または試用期間が終了した場合、現在登録されているブラウザは組織の管理対象外になります。登録したブラウザの管理を維持したい場合は、Chrome Enterprise Core サブスクリプションを無料で追加できます。
アカウントに Chrome Enterprise Core サブスクリプション、Chrome Enterprise Premium サブスクリプションのどちらもない場合は、次のようになります。
- 管理ログイベントと Chrome のログイベントは引き続き表示されます。
- 2023 年 7 月以降、管理対象ブラウザに設定、ポリシー、コネクタの設定は適用できなくなります。また、管理対象ブラウザに関連付けられているデータは削除されるため、表示することができなくなります。次のデータが削除されます。
- ブラウザのプロフィール データやマシンの情報など、管理対象ブラウザに関連付けられているデータ。
- すべての登録トークン。
- 算出された集計レポートデータすべて。