Chrome ブラウザ バージョン 74 以降
企業や学校の Chrome ブラウザ(Windows ベース)の管理者を対象としています。
Google 管理コンソールまたはグループ ポリシー管理エディタを使用して、管理対象の Microsoft Windows パソコンに組み込まれている従来のブラウザのサポート(LBS)機能を管理できます。
ステップ 1: Chrome ブラウザのポリシー テンプレートを追加する(グループ ポリシーのみ)
グループ ポリシーを使用して、chrome.admx ファイル内の LBS ポリシーを管理できます。このファイルを読み込むと、各ポリシーの設定がアクティブになります。設定はいつでも変更できます。
ポリシー テンプレートを追加するには:
- ダウンロードした Chrome ブラウザ バンドルを開き、Configuration admx フォルダに移動します。
google.admx
ファイルとchrome.admx
ファイルを Policy Definition テンプレート フォルダにコピーします(C:\Windows\PolicyDefinitions
など)。- admx フォルダで、該当する言語フォルダを開きます。
たとえば、所在地が米国の場合は en-US フォルダを開きます。 google.adml
ファイルとchrome.adml
ファイルを、Policy Definition フォルダ内の該当する言語フォルダにコピーします(C:\Windows\PolicyDefinitions\ja-JP
など)。- [Group Policy] を開いてファイルが正しく読み込まれたことを確認します。
エラーが発生する場合、通常はファイルが正しい場所に格納されていないことが原因です。 - 場所をチェックしてもう一度ご確認ください。
ステップ 2: ポリシーを確認する
展開してすべてのポリシーと説明を表示します。
すべてのポリシーと説明
ポリシー | 説明と設定 |
---|---|
代替ブラウザの実行ファイルに渡すパラメータを指定します。 このポリシーがオンになっている場合、指定したパラメータは代替ブラウザが呼び出されたときに使用されます。 特殊なプレースホルダ 引数が URL しかない場合、またはコマンドラインの末尾に URL を追加する場合は、プレースホルダを指定する必要はありません。 未設定の場合:URL だけがパラメータとして代替ブラウザに渡されます。 |
|
代替ブラウザとして使用するプログラムを指定します。ファイルの場所を指定することも、次のいずれかの変数を使用することもできます。
未設定の場合: デフォルトの代替ブラウザは Internet Explorer( |
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BrowserSwitcherChromeParameters | Chrome ブラウザの実行ファイルに渡すパラメータを指定します。このポリシーがオンになっている場合、指定したパラメータは Chrome の起動時に使用されます。
特殊なプレースホルダ 引数が URL しかない場合、またはコマンドラインの末尾に URL を追加する場合は、プレースホルダを指定する必要はありません。 未設定の場合: 代替ブラウザからの復帰時に、Chrome ブラウザへの唯一のパラメータとして URL が渡されます。 |
BrowserSwitcherChromePath |
代替ブラウザからの復帰時に起動する Chrome ブラウザの実行ファイルを指定します。 ファイルの場所を指定することも、変数 未設定の場合: 代替ブラウザからの復帰時に、 |
代替ブラウザを開く際にかかる時間をミリ秒単位で指定します。この間、ユーザーにはインタースティシャル ページが表示され、他のブラウザに切り替え中であることをお知らせします。問題がある場合は、ページにエラー メッセージが表示されます。 未設定の場合: インタースティシャル ページは表示されずに、すぐに代替ブラウザで URL が開かれます。 |
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従来のブラウザのサポート機能を有効にします。 このポリシーがオンになっている場合、ユーザーは Internet Explorer などの代替ブラウザで一部の URL を開くことができます。 このポリシーがオンになっている場合、次のポリシーのうち少なくとも 1 つを設定する必要があります。 未設定の場合: Chrome ブラウザが代替ブラウザで URL を開くことはありません。 |
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BrowserSwitcherExternalGreylistUrl |
ブラウザの切り替えを行わない URL のリストが記載された XML ファイルの URL を指定します。 未設定の場合: Chrome ブラウザは、ブラウザの切り替えを行わない URL を管理する際に XML ファイルを使用しません。 |
代替ブラウザで開く URL のリストが記載された XML ファイルの URL を指定します。 こちらのサンプルの XML ファイルをご確認ください。 未設定の場合: Chrome ブラウザは、URL を代替ブラウザで開くかどうかを管理する際に XML ファイルを使用しません。 |
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ウィンドウ内の最後のタブが代替ブラウザに切り替わった後に Chrome ブラウザを閉じるかどうかを指定します。 Chrome ブラウザのタブは、代替ブラウザに切り替わった後、自動的に閉じます。このポリシーがオフになっている場合、ウィンドウ内で最後のタブが開いていた状態でブラウザが切り替わると、Chrome ブラウザは完全に閉じます。 未設定の場合: 代替ブラウザに切り替わった後、Chrome ブラウザで少なくとも 1 つのタブが開いた状態になります。 |
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Chrome ブラウザの LBS で設定する以下のサイトリストとグレーリストのポリシーをどのように解析するかを管理します。
このポリシーを有効にすると、URL は厳格な基準で照合されます。「/」を含まないルールは、ホスト名の末尾のみが照合されます。また、ドメイン名の区切りとしてのみ使用する必要があります。URL のパス コンポーネントの照合では、大文字と小文字は区別されません。これにより、Internet Explorer および Edge との互換性が高まります。 未設定の場合: URL は緩やかな基準で照合されます。 |
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Chrome ブラウザまたは代替ブラウザで開き、ブラウザの切り替えを行わないウェブサイトの URL のリストを指定します。 未設定の場合: BrowserSwitcherExternalSitelistUrl、BrowserSwitcherUrlList、BrowserSwitcherUseIeSitelist で指定していない限り、URL は Chrome ブラウザで開きます。 |
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BrowserSwitcherUrlList |
代替ブラウザで開くウェブサイトの URL のリストを指定します。 未設定の場合: Chrome ポリシーでリストされている URL はありません。 |
BrowserSwitcherUseIeSitelist |
Internet Explorer のサイトリストを使用して、Chrome ブラウザまたは Internet Explorer で開く URL を管理します。 未設定の場合: Chrome は Internet Explorer のサイトリストを使用しません。 |
ステップ 3: LBS を設定する
ポリシーの管理方法に応じて、次のいずれかの手順をクリックしてください。
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管理コンソールで、メニュー アイコン [デバイス] [Chrome] [設定] に移動します。デフォルトでは、[ユーザーとブラウザの設定] ページが開きます。
Chrome ブラウザ クラウド管理に登録済みの場合は、メニュー アイコン [Chrome ブラウザ] [設定] に移動します。
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すべてのユーザーと登録済みブラウザに設定を適用する場合は、最上位の組織部門を選択したままにします。それ以外の場合は、子組織部門を選択します。
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[従来のブラウザのサポート] に移動します。
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Microsoft Internet Explorer などの代替ブラウザで URL を開くには、以下の操作を行います。
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[従来のブラウザのサポート] をクリックします。
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[従来のブラウザのサポートを有効にする] を選択します。
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[保存] をクリックします。
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(省略可)特定の URL を代替ブラウザで開くには:
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[代替ブラウザで開くウェブサイトです] をクリックします。
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代替ブラウザで開くページの URL を入力します。
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[保存] をクリックします。
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(省略可)Internet Explorer のサイトリストを使用して、Internet Explorer で開く URL を指定するには:
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[Internet Explorer のサイトリストを使用する] をクリックします。
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[ソースまたはルールとして、Internet Explorer の SiteList ポリシーを使用します] を選択します。
-
[保存] をクリックします。
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(省略可)代替ブラウザで開く URL を XML ファイルを使用して指定するには:
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[従来のブラウザのサポートのサイトリスト] をクリックします。
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XML ファイルの URL を入力します。
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[保存] をクリックします。
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Chrome ブラウザで管理対象のアカウントにログインしている Windows ユーザーを対象としています。
- [グループ ポリシー] を開き、[管理用テンプレート] [Google] [Google Chrome] に移動します。
- [従来のブラウザのサポート機能を有効にする] をオンにします。
- (省略可)特定の URL を代替ブラウザで開くには:
- [代替ブラウザで開くウェブサイト] をオンにします。
- [オプション] で、代替ブラウザで開くページの URL を指定します。
- (省略可)Internet Explorer のサイトリストを使用して、Internet Explorer で開く URL を指定するには、[従来のブラウザのサポートで Internet Explorer の SiteList ポリシーを使用する] を有効にします。
- (省略可)代替ブラウザで開く URL を XML ファイルを使用して指定するには:
- [代替ブラウザで読み込む URL のリストを含む XML ファイルの URL です] を有効にします。
- [オプション] に XML ファイルの URL を指定します。
ステップ 4: (推奨)ブラウザ ヘルパー オブジェクトを有効にする
LBS が Internet Explorer から Chrome にブラウザを初めて戻して URL を開いたときに、ブラウザ ヘルパー オブジェクト(BHO)の有効化を求めるメッセージがユーザーに表示されます。管理者はグループ ポリシーを使用して BHO を自動で有効にできるため、ユーザーが手動で有効にする必要はありません。
Chrome ブラウザで管理対象のアカウントにログインしている Windows ユーザーを対象としています。
- グループ ポリシーを開き、[管理用テンプレート] [Windows コンポーネント] [Internet Explorer] [セキュリティの機能] [アドオン管理] に移動します。
- [アドオンの一覧] がまだ有効になっていない場合は、[有効] を選択します。
- [オプション] で [表示] をクリックします。
- [値の名前] に、グローバル一意識別子(GUID){08B5789A-BD8E-4DAE-85DF-EF792C658B86} を入力します(波かっこも含めて入力)。
- [値] に「1」と入力します。アドオンが有効になり、ユーザーは変更できなくなります。
ステップ 5: (省略可)LBS をカスタマイズする
ポリシーの管理方法に応じて、次のいずれかの手順をクリックしてください。
-
-
管理コンソールで、メニュー アイコン [デバイス] [Chrome] [設定] に移動します。デフォルトでは、[ユーザーとブラウザの設定] ページが開きます。
Chrome ブラウザ クラウド管理に登録済みの場合は、メニュー アイコン [Chrome ブラウザ] [設定] に移動します。
-
すべてのユーザーと登録済みブラウザに設定を適用する場合は、最上位の組織部門を選択したままにします。それ以外の場合は、子組織部門を選択します。
-
[従来のブラウザのサポート] に移動します。
-
(省略可)代替ブラウザとして使用するブラウザを指定するには:
- [代替ブラウザのパス] をクリックします。
- ブラウザの実行ファイルの場所を入力するか、次のいずれかの変数を使用します。
${ie}
- Internet Explorer${edge}
- Edge${chrome}
- Chrome ブラウザ${firefox}
- Firefox${opera}
- Opera${safari}
- Safari
- [保存] をクリックします。
- (省略可)パラメータを代替ブラウザに渡すには:
-
[代替ブラウザのパラメータ] をクリックします。
-
代替ブラウザの実行ファイルに渡すパラメータを入力します。
- [保存] をクリックします。
-
- (省略可、Windows のみ)代替ブラウザからの復帰時に使用する Chrome ブラウザのファイルを指定します。
- [Chrome のパス] をクリックします。
- Chrome ブラウザの実行ファイルの場所を入力するか、変数
${chrome}
を使用します。 - [保存] をクリックします。
- (省略可、Windows のみ)コマンドライン引数を Chrome ブラウザに渡すには:
-
[Chrome のパラメータ] をクリックします。
-
Chrome ブラウザの実行ファイルに渡すパラメータを入力します。
- [保存] をクリックします。
-
- (省略可)どちらのブラウザでも URL(シングル サインオン(SSO)ページなど)を開けるようにするには:
-
[どちらのブラウザでも開くウェブサイト] をクリックします。
-
どちらのブラウザでも開くことができ、ブラウザの切り替えを行わない URL を入力します。
- [保存] をクリックします。
-
- (省略可)ウィンドウの最後のタブが代替ブラウザに切り替わった後も Chrome ブラウザを開いたままにするには:
-
[Chrome の最後のタブは開いたままにする] をクリックします。
-
[Chrome のタブを少なくとも 1 つは開いたままにする] を選択します。
- [保存] をクリックします。
-
- (省略可)XML ファイルを使用して、ブラウザの切り替えを行わない URL を指定するには:
- [どちらのブラウザでも開くウェブサイト URL のリスト] をクリックします。
- XML ファイルの URL を入力します。
- [保存] をクリックします。
Chrome ブラウザで管理対象のアカウントにログインしている Windows ユーザーを対象としています。
- [グループ ポリシー] を開き、[管理用テンプレート] [Google] [Google Chrome] に移動します。
- (省略可)代替ブラウザとして使用するブラウザを指定するには:
- [設定したウェブサイトに対して起動する代替ブラウザ] をオンにします。
- 次のいずれかを行います。
- [オプション] で、ブラウザの実行ファイルの場所を指定します。
- 次のいずれかの変数を使用します。
${ie}
- Internet Explorer${edge}
- Edge${chrome}
- Chrome ブラウザ${firefox}
- Firefox${opera}
- Opera${safari}
- Safari
- (省略可)代替ブラウザにコマンドライン引数を渡すには:
- [代替ブラウザに渡すコマンドラインのパラメータ] をオンにします。
- [オプション] で、代替ブラウザの実行ファイルに渡す引数を指定します。
- (省略可)代替ブラウザからの復帰時に使用する Chrome ブラウザのファイルを指定するには:
- [代替ブラウザから Chrome への切り替えに使用するパスです] をオンにします。
- [オプション] で、Chrome ブラウザの実行ファイルの場所を指定するか、変数
${chrome}
を使用します。
- (省略可)Chrome ブラウザにコマンドライン引数を渡すには:
- [代替ブラウザからの切り替えに使用するコマンドライン パラメータです] をオンにします。
- [オプション] で、Chrome ブラウザの実行ファイルに渡す引数を指定します。
- (省略可)どちらのブラウザでも URL(シングル サインオン(SSO)ページなど)を開けるようにするには:
- [ブラウザの切り替えを行わないウェブサイト] をオンにします。
- どちらのブラウザでも開くことができ、切り替えを行わない URL を [オプション] に記入します。
- (省略可)XML ファイルを使用して、ブラウザの切り替えを行わない URL を指定するには:
- [ブラウザの切り替えを行わない URL のリストを含む XML ファイルの URL です] を有効にします。
- [オプション] に XML ファイルの URL を指定します。
- (省略可)URL を厳格な基準で照合するには、サイトリスト解析モードを有効にします。このポリシーを 1(Microsoft IE / Edge エンタープライズ モードのサイトリストとの互換性を高める)に設定します。
- (省略可)Microsoft Edge へのリダイレクトによって LBS の機能が妨げられないようにするには、Edge ポリシーの [RedirectSitesFromInternetExplorerRedirectMode] を「0」に設定します。
これにより、Edge は Internet Explorer に IEToEdge アドオン(Microsoft が選択した一部のサイトで IE から Edge にユーザーをリダイレクトしようとするアドオン)をインストールできなくなります。詳しくは、RedirectSitesFromInternetExplorerRedirectMode に関する Microsoft のドキュメントをご覧ください。
ステップ 6: ポリシーが適用されていることを確認する
Chrome ポリシーの適用後に設定を有効にするには、ユーザーが Chrome ブラウザを再起動する必要があります。ユーザーのデバイスにポリシーが正しく適用されていることを確認します。
- 管理対象のデバイスで、chrome://policy にアクセスします。
- [ポリシーを再読み込み] をクリックします。
- [値が設定されていないポリシーを表示する] チェックボックスをオンにします。
- 設定したポリシーについて、以下を確認します。
- ステータスが [ OK ] に設定されている。
- ポリシーの値が設定した値と一致している。
Chrome 76 以降では、特定の URL を開くブラウザを確認できます。
- 管理対象のデバイスで、chrome://browser-switch/internals にアクセスします。
- [URL Checker] のボックスに URL を入力すると、どのブラウザで開かれるかを確認できます。
- [Sitelist] のリストで、代替ブラウザで開く URL を確認します。
- [Greylist] のリストで、どちらのブラウザでも開ける URL を確認します。
LBS の設定オプション
ここで説明する URL パターンは、BrowserSwitcherParsingMode ポリシーが未設定の場合、または 0(LBS のデフォルトの動作)に設定されている場合のみ適用されます。
ホスト名、接頭辞、ワイルドカードの 3 種類のルールがあります。「!」を先頭に付けると、すべての種類のルールを反転できます。
- ホスト名ルール: 「/」を含むルール
- ホスト名のどの位置に含まれる文字列でも指定できます。たとえば、「acme」というルールは http://foo.acme.com/ と一致します。
- 接頭辞ルール: 「/」を含まないルール
- このルールではポート番号を無視します。たとえば、「//example.com/」というルールは http://example.com:8000/ と一致します。
- サブドメインとは照合しません。たとえば、「//example.com/」というルールは http://foo.example.com/ とは一致しません。
- 例:
- http://example.com/(HTTP のみ)
- //example.com/(HTTP、HTTPS、file://)
- example.com/(//example.com/ と同じ)
- example.com/something
- ワイルドカード ルール: *(すべてに一致)
- * (デフォルトを変更: すべての URL を IE で開く)
- 次のように、ワイルドカード ルールを他のルールと組み合わせて使用できます。
- *
- !google.com
- !yahoo.com
- *.example.com は有効なルールではありません。* のみを単独で使用してください。
- 反転ルール: ルールの先頭に「!」を追加
- グレーリストのルールを反転することはできません(サイトリストのみ)。
- !google.com - google.com のすべての URL を従来のブラウザではなく Chrome で開きます
- !* - すべての URL を従来のブラウザではなく Chrome で開きます。LBS を効果的に無効にします
重要: 1 つの URL が複数のルールと一致する場合、一番長いルールを使用して判断されます。一番長いルールとは、ルールの文字列の長さで決まります。これは、反転ルールの場合に特に有用です。
エンタープライズ モード IE と同様に、XML ファイルを使用して URL リストを指定することで、v1 スキーマまたは v2 スキーマのどちらかを使用できます。
Chrome 100 以降は、BrowserSwitcherParsingMode ポリシーによって、Google Chrome が XML ファイルをどのように解釈するのかが決まります。
BrowserSwitcherParsingMode ポリシーを未設定または 0(LBS のデフォルトの動作)に設定した場合
- v1 サイトリストの doNotTransition 属性の意味:
- true: Google Chrome で開く
- それ以外または未指定: 代替ブラウザで開く
-
v2 サイトリストの <open-in> タグの意味:
- IE11: 代替ブラウザで開く
- なし: Google Chrome で開く
- 未指定: Google Chrome で開く
- 上記以外: 代替ブラウザで開く
BrowserSwitcherParsingMode ポリシーが 1(Microsoft IE / Edge エンタープライズ モードのサイトリストとの互換性を高める)に設定されている場合
- v1 サイトリストの doNotTransition 属性の意味:
- true: 任意のブラウザで開く
- それ以外または未指定: 代替ブラウザで開く
- v2 サイトリストの <open-in> タグの意味:
- IE11: 代替ブラウザで開く
- なし: 任意のブラウザで開く
- MSEdge: Google Chrome で開く
- Chrome: Google Chrome で開く
- 上記以外または未指定: 任意のブラウザで開く
ユーザーは好みのブラウザを使用してインターネットのほぼすべてをブラウジングできますが、特定の URL は管理者が指定したブラウザで開きます。URL リストで反転指定されているページは Chrome ブラウザで開きます。通常の方法で指定されているページは代替ブラウザで開きます。
この例では、「example.com」を含むすべての URL が代替ブラウザで開き、「google」を含むすべての URL が Chrome ブラウザで開きます。「example.com」も「google」も含まない URL は、どちらのブラウザでも開くことができます。
ブラウザの切り替えを行う URL:
- example.com
ブラウザの切り替えを行わない URL:
- *
より限定的なルールから順に評価されます。たとえば「mail.yahoo.com」は「!yahoo.com」よりも優先的に評価されます。
すべての URL には適切な正規化が行われます。つまり、ドメイン名は小文字として認識され、パスは指定したとおりに大文字と小文字を区別して認識されます。たとえば「EXAMPLE.COM」と「example.com」は同じものとして扱われますが、「example.com/somefile」と「example.com/SOMEFILE」は別のものとして扱われます。
たとえば「http://www」と指定すると「http://www/」とみなされるため、「www」で始まるドメインには一致しなくなります。なお、プレフィックスのみでドメインを照合する場合は「www」のように指定します。
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