通知

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再起動して保留中のアップデートを適用するようユーザーに通知する

管理対象の Chrome ブラウザ(Windows 版、Mac 版、Linux 版)が対象です。

Chrome Enterprise の管理者はポリシーを設定することで、保留中のアップデートを適用するために Chrome ブラウザを再起動する必要があることをユーザーに通知できます。

ステップ 1: ポリシーを確認する

以下のポリシーを必要に応じて組み合わせて設定できます。

ポリシー 説明と設定

RelaunchNotification

最新のアップデートを適用するために Chrome ブラウザを再起動するようユーザーに通知します。次のいずれかを選択します。

  • 再起動を推奨する - Chrome ブラウザを再起動するまで、ユーザーは通知を閉じて旧バージョンの Chrome ブラウザを引き続き使用できます。
  • 再起動を必須にする - ユーザーは通知を閉じることができますが、Chrome ブラウザを再起動する必要があることを知らせるメッセージが一定期間繰り返し表示されます。RelaunchNotificationPeriod ポリシーを使用して、再起動を通知する期間を設定できます(以下を参照)。

未設定の場合: ツールバーのその他アイコン その他 が変化し、利用できるアップデートがあることを示します。ユーザーは準備ができ次第いつでも再起動できます。

RelaunchNotificationPeriod

アップデートを適用するために Chrome ブラウザを再起動するようユーザーに繰り返し通知する期間をミリ秒単位で設定します。

未設定の場合: デフォルトの期間は 604,800,000 ミリ秒(7 日間)です。

注: 再起動はユーザーのタイムゾーンの午前 2 時から午前 4 時の間に実行されるようになっています。ユーザーのタイムゾーンの午前 2 時から午前 4 時までの間に再起動するように設定されていない場合、再起動を確実に実行するためにカウントダウンの値が自動的に大きくなります。

RelaunchWindow

通知期間(RelaunchNotificationPeriod)を終了し、Chrome ブラウザおよび ChromeOS デバイスの再起動を開始する時間帯を設定します。再起動する時間帯の開始時刻は、24 時間形式(hh:mm)および時間(分)で設定する必要があります。

未設定の場合: ChromeOS デバイスのデフォルトの時間帯は、ユーザーのタイムゾーンの午前 2 時から午前 4 時までの間です。Chrome ブラウザが再起動通知期間の終了を遅らせることはありません。

ステップ 2: ポリシーを設定する

管理コンソール

任意のデバイスのログイン ユーザー、または Windows、Mac、Linux 上の登録済みブラウザに対して適用できます。詳しくは、設定が適用されるタイミングを理解するをご覧ください。

  1. Google 管理コンソールログインします。

    管理者アカウント(末尾が @gmail.com でないもの)でログインします。

  2. 管理コンソールで、メニュー アイコン 次に [デバイス] 次に [Chrome] 次に [設定] に移動します。デフォルトでは、[ユーザーとブラウザの設定] ページが開きます。

    Chrome ブラウザ クラウド管理に登録済みの場合は、メニュー アイコン 次に [Chrome ブラウザ] 次に [設定] に移動します。

  3. 全ユーザーに設定を適用する場合は、最上位の組織部門を選択したままにします。それ以外の場合は、子組織部門を選択します。
  4. [Chrome の更新] にアクセスします。
  5. [再起動通知] をクリックします。
  6. 次のいずれかを選択します。
    • 再起動通知を表示しない - Chrome のメニュー表示がわずかに変更され、再起動が必要であることをユーザーに示します。通知は表示されません。
    • 再起動を推奨する通知を表示 - Chrome ブラウザの再起動を促すメッセージがユーザーに繰り返し表示されます。Chrome ブラウザを再起動するまで、ユーザーは通知を閉じて旧バージョンの Chrome ブラウザを引き続き使用できます。
    • 一定期間が経過したら自動的に再起動する - ユーザーは通知を閉じることができますが、Chrome ブラウザを再起動する必要があることを知らせるメッセージが一定期間繰り返し表示されます。
  7. (省略可)Chrome ブラウザの再起動を促す通知をユーザーに繰り返し表示する期間を 1~168 時間の範囲で設定します。
    注: システムのデフォルト値(168 時間(7 日間))を使用する場合は、この項目を未設定のままにしてください。
  8. (省略可)[一定期間が経過したら自動的に再起動する] を選択した場合は、再起動する時間帯を設定します。
    1. 再起動する時間帯の開始時刻 - 通知期間を終了し、Chrome ブラウザと ChromeOS デバイスの再起動を実行する時間帯に移行する時刻を 24 時間形式(hh:mm)で指定します。
    2. 再起動する時間帯の長さ(分単位) - 再起動する時間帯の長さを分単位で設定します。
  9. [保存] をクリックします。
Windows

Chrome ブラウザで管理対象のアカウントにログインしている Windows ユーザーを対象としています。

グループ ポリシーを使用する

グループ ポリシー管理エディタ([コンピュータの構成] または [ユーザーの構成] フォルダ)で、以下の操作を行います。

  1. [ポリシー] 次へ [管理用テンプレート] 次へ [Google] 次へ [Google Chrome] に移動します。
  2. [ブラウザまたはデバイスの再起動が推奨されるか必要であることをユーザーに通知する] をオンにします。
    ヒント: このポリシーが表示されない場合は、最新のポリシー テンプレートをダウンロードしてください。
    このポリシーを未設定のままにした場合は、上記の未設定の場合の条件が適用されます。
  3. 次のいずれかのオプションを設定します。
    • 再起動が必要であることを示すメッセージをユーザーに繰り返し表示する
    • 再起動が推奨されることを示すメッセージをユーザーに繰り返し表示する
  4. (省略可)通知期間を設定するには、以下の操作を行います。
    1. [アップデートの通知を表示する期間を設定する] をオンにします。
      このポリシーを未設定のままにした場合は、上記の未設定の場合の条件が適用されます。
    2. [アップデートの通知を表示する期間を設定する] をクリックします。
    3. 通知期間をミリ秒単位で入力し、[適用] をクリックします。
  5. アップデートをユーザーに展開します。
Mac
Chrome ブラウザで管理対象アカウントにログインしている Mac ユーザーが対象です。
Chrome ポリシーの設定プロファイル(.plist ファイル)を以下のように編集します。
  1. 次のキーを追加または更新します。
    • <RelaunchNotification> キーの <integer>[値]</integer> を 1(再起動を推奨する)または 2(再起動を必須にする)に設定します。
    • <RelaunchNotificationPeriod> キーの <integer>[値]</integer> に通知期間(ミリ秒単位)を設定します。
    • <RelaunchWindow> キーの <key>start</key><key>duration_mins</key> を設定します。
  2. 変更をユーザーに展開します。

この例では次のように設定する方法を示しています。

  • 最新のアップデートを適用するために Chrome ブラウザを再起動するようユーザーに繰り返し通知する。
  • 5 日(432,000,000 ミリ秒)以内に Chrome ブラウザを再起動する必要があることをユーザーに伝える。
  • 再起動する時間帯の開始時刻を午後 11 時 30 分に設定し、終了時刻を翌朝の午前 3 時 30 分に設定する。
<key>RelaunchNotification</key>
<dict>
   <integer>2</integer>
</dict>
<key>RelaunchNotificationPeriod</key>
<dict>
   <integer>432000000</integer>
</dict>
<key>RelaunchWindow</key>
<dict>
<key>entries</key>
<array>
<dict>
<key>start</key>
<dict>
<key>hour</key>
    <integer>23</integer>
<key>minute</key>
    <integer>30</integer>
</dict>
<key>duration_mins</key>
    <integer>240</integer></dict>
</array>
</dict>
Linux
Chrome ブラウザで管理対象アカウントにログインしている Linux ユーザーが対象です。
任意の JSON ファイル エディタを使用して次の操作を行います。
  1. /etc/opt/chrome/policies/managed フォルダに移動します。
  2. JSON ファイルを作成するか、すでに存在する場合は更新します。
  3. RelaunchNotification1(再起動を推奨する)または 2(再起動を必須にする)に設定します。
  4. RelaunchNotificationPeriod に通知期間(ミリ秒単位)を設定します。
  5. RelaunchWindow に、再起動する時間帯の開始時刻と期間(分)を設定します。
  6. アップデートをユーザーに展開します。

この例では次のように設定する方法を示しています。

  • 最新のアップデートを適用するために Chrome ブラウザを再起動するようユーザーに繰り返し通知する。
  • 5 日(432,000,000 ミリ秒)以内に Chrome ブラウザを再起動する必要があることをユーザーに伝える。
  • 再起動する時間帯の開始時刻を午後 11 時 30 分に設定し、終了時刻を翌朝の午前 3 時 30 分に設定する。

{
  "RelaunchNotification": 2
}
{
   "RelaunchNotificationPeriod": 432000000
}
{
RelaunchWindow = {
 "entries": [
  {
   "start": {
    "hour": 23,
    "minute": 30
   },
   "duration_mins": 240
  }
 ]
}
}

ステップ 3: ユーザー デバイスのポリシーを確認する

Chrome ポリシーを適用した後、ユーザーは設定を有効にするために Chrome ブラウザを再起動する必要があります。その後、ユーザーのデバイスでポリシーが正しく適用されていることを確認します。

  1. 管理対象のデバイスで、chrome://policy にアクセスします。
  2. [ポリシーを再読み込み] をクリックします。
  3. [値が設定されていないポリシーを表示する] チェックボックスをオンにします。
  4. [RelaunchNotification]、[RelaunchNotificationPeriod]、[RelaunchHeadsUpPeriod] で、[ステータス] が [OK] に設定されており、ポリシーの値が設定した値と一致していることを確認します。

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