この記事では、管理者およびエンドユーザー向けに、本機能で収集されるデータと、そのデータが Google によってどう処理されるかについて説明します。
このサービスのご利用には、Google の利用規約と Google プライバシー ポリシーが適用されます。
この機能を使用すると、ページのタイトルや URL だけでなくページの内容に基づいて、閲覧履歴を検索したり生成された回答を受け取ったりできます。
この機能を使用するには、以下の条件を満たしている必要があります。
- 米国内にあるデスクトップ デバイスを使用している
- Google アカウントで Chrome にログインする
- 18 歳以上
- この機能を有効にするには、次の操作を行います。
- パソコンで Chrome を起動します。
- 右上のその他アイコン
[設定] を選択します。
- [Google の設定]
[同期と Google サービス] をクリックします。
- [他の Google サービス] で、[AI を活用した履歴検索] を選択します。
- [AI を活用した履歴検索] をオンにします。
管理コンソールで生成 AI の設定を行う
始める前に: 特定のグループのユーザー アカウントおよび登録済みの Chrome ブラウザの設定を行うには、ユーザーまたはブラウザを 1 つの組織部門またはグループに配置します。
-
管理者アカウントで Google 管理コンソール にログインします。
管理者アカウントを使用していない場合は、管理コンソールにアクセスできません。
-
メニュー アイコン
[デバイス] > [Chrome] > [設定] に移動します。デフォルトでは、[ユーザーとブラウザの設定] ページが開きます。
この操作にはモバイル デバイス管理の管理者権限が必要です。
Chrome Enterprise Core に登録済みの場合は、メニュー アイコン
[Chrome ブラウザ] > [設定] に移動します。
- [生成 AI] までスクロールします。
- 目的の設定をクリックします。生成 AI の各設定については、こちらをご覧ください。
-
[保存] をクリックします。 または、組織部門 の [オーバーライド] をクリックします。
継承された値を後で復元するには、[継承](グループの場合は [設定解除])をクリックします。
通常、設定は数分で反映されますが、全員に適用されるまで最長で 24 時間ほどかかることがあります。
管理コンソール - デフォルト値
次の表は、上記の基準を満たすさまざまな顧客カテゴリのデフォルトのポリシー状態を示しています。これらのポリシーは、管理者が Google 管理コンソールで更新できます。
顧客カテゴリ | デフォルトのポリシーの状態 |
---|---|
Workspace Education |
AI モデルの改善は行わずに機能を許可する |
Chrome Enterprise のクラウド管理対象ブラウザ |
AI モデルの改善は行わずに機能を許可する |
サードパーティの管理対象ブラウザ |
機能を許可し、AI モデルを改善する |
一般ユーザー | 機能を許可し、AI モデルを改善する |
注: Google の AI モデルの向上に役立つデータを送信するようにポリシーが設定されている場合、送信内容には、機能に応じてプロンプト、入力、出力、フィードバック、ソース素材、関連情報などが含まれます。Google の AI モデルを向上させることのみを目的として、人間のレビュアーがデータを読み取ることもあります。
ポリシー状態の設定について詳しくは、HistorySearchSettings をご確認ください。
このサービスによって処理されるデータ
注: 収集されるデータは、ポリシーの状態に基づいて変化する可能性があります。
データの種類 / カテゴリ |
説明 |
例 |
---|---|---|
ブラウザの情報 |
Chrome ブラウザの情報に関連する、または Chrome ブラウザによって使用される機能に関連する指標、状態、データ。 |
ブラウザのバージョンと設定 |
デバイス情報 |
デバイスに関連する、またはデバイスによって使用される機能に関連する指標、状態、およびその他のデータ。 |
メーカー、モデル、OS の種類とバージョン、デバイスのフォーム ファクタ、設定 |
生成されるコンテンツ | ユーザーのクエリに対して生成された回答と参照元のサイト。 | ユーザーのクエリに対する回答と、回答の生成元となったページの URL。 |
パフォーマンス情報 |
Chrome とその機能がどのように動作しているかに関連するデータ。 |
ブラウザの読み込み時間と使用メモリ |
サイト情報 |
検索結果上位のページの URL とコンテンツ。 |
クエリとのマッチ率が上位のページとそのコンテンツ。 |
ユーザーが作成または送信したコンテンツ |
ユーザーのクエリ。 |
ユーザーが履歴検索に入力するクエリ。 |
ユーザーの使用状況情報 |
Chrome とその機能がどのように使用されているかに関連するデータ。 |
インタラクション、高評価、低評価。 |