組織内でローカルデータ復元を設定した場合、パスワードの再設定を実行したユーザーは、オンラインでログインすることで ChromeOS デバイスのローカルに保存されたデータを復元できます。古いパスワードを入力する必要はありません。
留意事項
- ChromeOS バージョン 118 以降の ChromeOS デバイスを使用する Gmail ユーザーが対象です。詳しくは、Chromebook でローカルデータ復元を使用するをご覧ください。
- ChromeOS バージョン 118 以降、Enterprise および Education ドメインの管理者は組織内のユーザーによるローカルデータ復元を有効にできます。
- デバイスにトラステッド プラットフォーム モジュール(TPM)がある場合は、ChromeOS Flex で使用できます。詳しくは、ChromeOS Flex で TPM を使用するをご覧ください。
- 既存ユーザーの場合、アカウント復元を有効にしてもすぐには使用できません。有効にした後、ユーザーがデバイス アカウントに 2 回以上ログインするとアカウント復元を使用できます。新しく作成されたユーザーはすぐに使用できます。
- 管理対象ユーザーは、復元プロセスにおいてオンラインでログインし、以下を実行する必要があります。
- Google の ID を使用している場合は Google アカウントのパスワードを入力します。
- SAML シングル サインオンを使用している場合は、外部の ID プロバイダのパスワードを入力します。
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Google の ID を使用している場合、ユーザーが管理者に新しいパスワードをリクエストするか、管理者がユーザーの一部または全員に対してパスワード復元を有効にします。詳しくは、ユーザーのパスワードの再設定方法を設定するをご覧ください。
注: パスワード復元はデフォルトで無効になっていますが、Google 管理コンソールで有効にできます。
ローカルデータ復元を有効にする
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管理コンソールで、メニュー アイコン [デバイス] [Chrome] [設定] に移動します。デフォルトでは、[ユーザーとブラウザの設定] ページが開きます。
Chrome ブラウザ クラウド管理に登録済みの場合は、メニュー アイコン [Chrome ブラウザ] [設定] に移動します。
- [セキュリティ] [アカウント復元] に移動します。
- [アカウント復元] をクリックします。
- 次のいずれかを選択します。
- 移行フェーズまでアカウント復元の有効化を延期する(ヘルプセンターを参照) — デフォルト オプションでユーザーデータ復元を管理します。現在のデフォルト オプションは、[アカウント復元を無効にする] です。しかし将来的にはデフォルト オプションを [アカウント復元を有効にする] に変更する予定です。変更する際は前もって Google より IT 管理者にメールでご連絡します。
- アカウント復元を有効にする — ユーザーデータ復元を有効にし、ユーザーはその設定を変更できません。
- アカウント復元を有効にして、ユーザーがオーバーライドできるようにする — ユーザーデータ復元を有効にしますが、ユーザーはその設定を変更できます。
- [保存] をクリックします。