Chrome バージョン 88 以降では、統合 LBS のみがサポートされており、LBS 拡張機能はサポートされていません。
企業や学校の Chrome ブラウザ(Windows ベース)の管理者を対象としています。
LBS 機能が Chrome ブラウザに直接統合されたため、従来のブラウザのサポート拡張機能は不要となり、段階的に廃止される予定です。Chrome ブラウザと別のブラウザで引き続きユーザーを自動的に切り替えるには、統合 LBS を設定する必要があります。
- Chrome ブラウザ バージョン 85 - 従来のブラウザのサポート拡張機能は Chrome ウェブストアから削除されました。統合 LBS への移行の準備をお願いいたします。
- Chrome ブラウザ バージョン 88 - 従来のブラウザのサポート拡張機能のインストールができなくなりました。したがって、今後は新しいデバイスにインストールできなくなります。すでにインストール済みの場合は、動作しなくなる可能性があり、更新も行われなくなります。
従来のブラウザのサポート拡張機能のサポート終了についての最新情報を受け取るには、Chrome Enterprise リリースノートにご登録ください。
注: LBS を初めて設定する場合は、Windows 向けの(統合された)従来のブラウザのサポートまたはMac 向けの従来のブラウザのサポートを設定するにアクセスしてください。
始める前に
- ユーザーの Microsoft® Windows® デバイスに、従来のブラウザのサポート MSI(.msi)がインストールされていることを確認してください。従来のブラウザのサポート MSI は Windows 版 Chrome バンドルに含まれています。
- LBS 拡張機能と統合 LBS のポリシーは同時に機能しますが、切り替え動作をデバッグしやすくするには、両方を同時にデプロイしないようにしてください。
統合 LBS への移行手順
手順 1: ポリシーを設定する
管理コンソール
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管理コンソールで、メニュー アイコン [デバイス] [Chrome] [設定] に移動します。デフォルトでは、[ユーザーとブラウザの設定] ページが開きます。
Chrome ブラウザ クラウド管理に登録済みの場合は、メニュー アイコン [Chrome ブラウザ] [設定] に移動します。
- すべてのユーザーと登録済みブラウザに設定を適用する場合は、最上位の組織部門を選択したままにします。それ以外の場合は、子組織部門を選択します。
- [従来のブラウザのサポート] に移動します。
- [従来のブラウザのサポート] をクリックします。
- (必須)[従来のブラウザのサポートを有効にする] を選択します。
- LBS の設定を行います。既存の拡張機能の構成を複製します。LBS の設定の一覧については、ユーザーまたはブラウザに Chrome のポリシーを設定するをご覧ください。
- [保存] をクリックします。
Windows
- [グループ ポリシー] を開き、[管理用テンプレート] [Google] [Google Chrome] に移動します。
- (必須)[従来のブラウザのサポート機能を有効にする] をオンにします。
- LBS の設定を行います。既存の拡張機能の構成を複製します。LBS 設定の一覧については、ポリシーリストをご覧ください。
手順 2: LBS 拡張機能を削除する
- [グループ ポリシー] を開き、[管理用テンプレート] [Google] [Google Chrome] [拡張機能] に移動します。
- [拡張機能の管理設定] ポリシーを探します。
- [オプション] の下のボックスで、自動インストールされたアプリと拡張機能のリストから [従来のブラウザのサポート] 拡張機能(heildphpnddilhkemkielfhnkaagiabh)を削除します。
- [自動インストールされたアプリと拡張機能のリストを設定する] というポリシーを探します。従来のブラウザのサポートの拡張機能がデバイスに自動的にインストールされていないことを確認します。
アプリと拡張機能のポリシー設定については、Chrome アプリと拡張機能のポリシーを設定する(Windows)をご覧ください。
手順 3: (省略可)LBS 拡張機能のポリシー テンプレートを削除する
- [グループ ポリシー] を開き、[管理用テンプレート] [Google] [従来のブラウザのサポート] に移動します。
- [従来のブラウザのサポート] を右クリックします。
- [削除] をクリックします。
手順 4: ユーザーにデプロイしてポリシーを検証する
統合 LBS を組織全体にデプロイする前に、小規模なグループでポリシーをテストすることをおすすめします。Chrome ポリシーをデプロイしたら、デバイスにポリシーが正しく適用されたことを確認してください。
- デバイスで、chrome://policy に移動します。
- [ポリシーを再読み込み] をクリックします。
- 適切なポリシーが有効であることを確認します。
- 適切なポリシーや設定が確認できない場合は、コマンドラインに
gpupdate /force
と入力して、グループ ポリシー管理エディタを強制的に更新します。 - [値が設定されていないポリシーを表示する] チェックボックスをオンにします。
- LBS の設定ごとに、[ステータス] が [OK] に設定されており、ポリシーの値が設定した値と一致していることを確認します。
LBS 拡張機能がインストールされていないことを確認します。
- デバイスで、chrome://system/ にアクセスします。
- [展開] をクリックします。
- LBS 拡張機能(heildphpnddilhkemkielfhnkaagiabh)が表示されていないことを確認します。
切り替えが正常に機能するかどうかをテストし、確認します。特定の URL がどのブラウザで開くのかを確認することができます。
- 管理対象のデバイスで、chrome://browser-switch/internals にアクセスします。
- [URL Checker] のボックスに URL を入力すると、どのブラウザで開かれるかを確認できます。
- [Sitelist] のリストで、代替ブラウザで開く URL を確認します。
- [Greylist] のリストで、どちらのブラウザでも開ける URL を確認します。