企業独自の地域区分に合わせてデータを整理します。
地域データをインポートすると、カスタム設定の地域に地域 ID を割り当てることが可能となり、企業独自の地域区分に合わせて適切な Google アナリティクス データを表示し、分析することができます。
この記事の内容:地域データのインポート
Google アナリティクスでは、市区町村、国、大陸などの多くの地域ディメンションを利用できます。こうしたディメンションの値はヒットの IP アドレスから自動的に抽出されるため便利ではありますが、次のようなデメリットもあります。
- IP から導き出した地域情報は必ずしも正確ではない。
- 標準的な地域ディメンションの値はユーザーの言語に翻訳されるので、他の言語や他のツールを使用するユーザーとはデータの共有が難しいこともある。
- 事業活動は必ずしも国や行政区分の単位で行われるわけではない。たとえば、北米では複数の州を東部、中部、西部にグループ分けしてビジネスを展開する場合がある。ヨーロッパでは北欧、中欧、南欧などの区分が考えられる。
IP ベースの地域を使用する代わりに、独自の地域をカスタム設定して地域 ID ディメンションに割り当てることもできます。このディメンションは標準コードに基づいており、他のユーザーやアプリケーションとも簡単にデータを共有できます。次の表は、利用可能な地域 ID と標準コードを対応させたものです。
ディメンション名 | 標準コード |
---|---|
市区町村 ID | Geographical Criteria ID |
ISO 国コード | ISO-3166-1 alpha-2 |
地域 ID | Geographical Criteria ID |
亜大陸コード | UN M.49 |
データセットの詳細
データセットはインポートしたデータを保持する入れ物です。このセクションを展開すると、データセットの詳細を確認できます。
データセットの詳細インポートしたデータは、適切なタイプのデータセットに保存されます。データセットのタイプは、データセットの作成時に選択します。この特定のデータセット タイプの特徴と詳細については、下記の説明をご覧ください。
凡例:
- スコープ - インポート ディメンション値に関連付けるヒットを指定します。スコープには、ヒット、セッション、ユーザー、商品の 4 つのレベルがあります。 スコープの詳細
- モード - データの処理からレポートの作成につながる流れの中で、インポートしたデータと既存のヒットデータを結合するタイミングを指定します。インポート モードの詳細
- スキーマ キー - キーとなるディメンションや指標を指定します。このキーを使用して、アップロードしたデータを、このデータセット タイプのヒットにある既存のデータに結合します。
ここで示しているスキーマ キーのリストはあくまで参考です。実際に使用できるディメンションと指標は、データセットの作成時に管理画面に表示されます。
スコープ | セッション |
---|---|
モード | 処理時、クエリ時 |
スキーマキー | 次のディメンションのいずれか 1 つです。
|
インポートしたデータ |
カスタム ディメンション(セッション スコープ) |
注意事項 |