このユニバーサル アナリティクスの機能は、gtag.js または analytics.js を使用しているウェブサイトでのみ利用できます。ga.js(従来のアナリティクス)を使用すると、参照の除外が機能しなくなります。
計算指標は、既存の指標に基づいて算出されるユーザー定義の指標です。計算指標を使用すると、データ解析がより的確に行われ、アナリティクスでの操作性も向上します。
この記事の内容:計算指標の作成
アナリティクスで新しい計算指標を作成する手順は次のとおりです。
- Google アナリティクスにログインします。
- [管理] をクリックして、目的のビューに移動します。
- [ビュー] 列で、[計算指標] > [+ 新規計算指標] をクリックします。
[算出された指標を追加] 画面が表示されます。
計算指標を作成するには、以下の欄に入力して、完了したら [作成] ボタンをクリックする必要があります。
- 名前 - わかりやすい名前(例:「平均注文額」)を付けます。指定した名前は、カスタム レポートの指標セレクタで表示されます。
- 表示名 - [名前] 欄に入力した値に基づいて自動入力され、変更することはできません。計算指標の作成中に表示される候補間で変えることはできますが、作成後に別の候補に変えることはできません。表示名の値は、重複して使用することはできません。
- フォーマット タイプ:
- 整数(小数点以下の桁数をカスタマイズ可能)
- 通貨(小数)
- 時間
- 浮動小数点
- パーセント値(小数点以下の桁数をカスタマイズ可能)
- 数式 - 入力を始めると、数式の作成に使用可能な既定の指標の一覧が表示されます。使用できる演算子には以下のものがあります。
- 加算(+)
- 減算(-)
- 除算(/)
- 乗算(*)
- 括弧
- 正の基数(0~9)(小数を含めることができます)
注: 新しい計算指標の作成中に、別のカスタムの計算指標を使用することはできません。
[数式] 欄と入力候補の使用
[数式] 欄では、以下の入力候補を使って簡単に数式を作成または変更できます。
- 標準指標 -(合計イベント数、ユニーク ユーザー数など)
- カスタム指標 -(会員数、スコア、賞品数、ポイントなど)
- 定数 -(「1.31 * 通貨を米ドルからユーロに換算した場合の収益」など)
整数には「.0」を追加すること(13.0 など)をおすすめします。
注: [数式] 欄で通貨の値と通貨以外の値の組み合わせは、予期しない結果につながる可能性があるため使用できません。
計算指標の使用
作成した計算指標は、以下の場面でクエリ時にご利用いただけます。
- カスタム レポート
- カスタムのマイレポートとウィジェット
- アナリティクス Reporting API
注: API で計算指標にアクセスするには、あらゆる構成指標を API で使用できる必要があります。
使用例
例 1: ユーザー 1 人あたりの収益
- 名前: ユーザー 1 人あたりの収益
- 表示名: (自動入力されます)
- フォーマット タイプ: 通貨(小数)
- 数式: {{収益}} / {{ユーザー数}}
例 2: 通貨の換算
- 名前: 収益を英ポンドからユーロに換算
- 表示名: (自動入力されます)
- フォーマット タイプ: 通貨(小数)
- 数式: {{収益}} * 1.27
関連資料
- レポートを構成しているディメンションと指標を把握する
- カスタム ディメンションおよび指標の概要
- アカウントでカスタム ディメンションおよび指標を設定する
デベロッパー向けリソース
デベロッパー ガイドの環境別の手順を参考に、計算指標を設定しましょう。
- ウェブサイトのトラッキング: ユニバーサル アナリティクス向け(gtag.js JavaScript ライブラリ)
- モバイルアプリのトラッキング: Android および iOS のモバイルアプリ
- Reporting API