クエリタイム インポートは拡張データ インポート タイプに該当します。クエリタイム インポートでは、インポートしたデータを過去のデータ(アナリティクスで収集、処理済みのヒット)に結合できます。つまり、新しい情報が利用可能になる度に、インポート データを使用するレポートを更新して改善することができます。クエリタイム インポートを使用して、誤りがあるアップロードや不完全なアップロードを修正することもできます。
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インポート モード
インポート モードでは、インポートしたデータと収集したヒットデータをデータ インポートでいつどのように結合するかを詳細設定します。アナリティクスのほとんどのインポート タイプでは、デフォルトでプロセスタイム モードを使用します。プロセスタイム モードでは、ヒットの受信、処理時にヒットデータがアップロード データと結合されます。アナリティクス 360 をご利用の場合は、すべての拡張データ インポート タイプでクエリタイム モードも使用できます。
プロセスタイム インポート モード
プロセスタイム インポート モードでは、ヒットが受信、処理されるときに、ヒットデータがアップロード データと結合されます。このモードを使用すると、インポートしたデータについてのレポートを短時間で作成できます。インポートするほとんどのデータタイプの既定モードです。ただし、プロセスタイム モードには欠点が 2 つあります。
1) アップロードしたデータに過去のヒットデータを結合することができません。つまり、オフライン データをアップロードする前に受信したヒットは、結合されません。
2) プロセスタイム インポートは取り消しができません。結合後にインポート データを分離することはできません。アップロード ファイルを削除しても、それ以降のヒットがデータに結合されなくなるだけです。このため、プロセスタイム インポート タイプを使用するときは、実稼働データをアップロードする前に、テストビューを作成しておくことをおすすめします。
クエリタイム インポート モード
クエリタイム モードでは、レポートでデータが要求(クエリ)されたときに、インポートしたデータがヒットデータと結合されます。このため、インポートしたデータを、過去のヒットおよびデータのアップロード後に受信したヒットの両方に結合できます。カスタム レポートと非サンプリング レポートは、クエリタイム モードを使用してインポートしたデータにアクセスできます。
クエリタイム インポート モードにはプロセスタイム モードと比べて以下の利点があります。
1) アップロードしたデータに過去のヒットデータを結合できます。
2) クエリタイム インポートは取り消しが可能です。アップロードしたデータを削除すると、過去のレポートも結合したデータに表示されなくなります。
クエリタイム モードの設定
- Google アナリティクスにログインします。
- [管理] をクリックして、データをアップロードするプロパティに移動します。
- [プロパティ] 列で [データのインポート] をクリックします。
- [+ 新しいデータセット] をクリックします(または、既存のデータセットを編集します)。
- データセットのタイプを選択します(例: 「コンテンツ データ」)
- データソースに名前を付けます(例: 「作成者のデータ」)。
- データを表示するビューを 1 つ以上選択します。
- キーおよびターゲットのディメンションを選択して「データセット スキーマ」を定義します。詳しくは、データセットについてをご覧ください。
- [クエリタイム モード] を選択します。
- [保存] をクリックします。
クエリタイム モードの制限事項
- クエリタイム インポート モードは 360 専用の機能です。プロセスタイム インポートは、すべてのユーザーにご利用いただけます。
- アップロードが完了してからデータが新しいヒットに結合されるようになるまで、数時間かかる場合があります。
- 現時点では、アナリティクスの以下の機能でクエリタイム モードを使用することはできません。
- コホート レポート
- マルチチャネル
- リアルタイム レポート
- Google 広告の費用データ
- また、データに基づくスキーマキーを定義するデータセットも使用できません(経時変化するディメンションの場合など)。
- クエリタイム インポートでは、結合されたデータの量によって、一部の非サンプリング レポートを読み込めないことがあります。このような場合は、レポートの期間を短く設定してください。
- クエリタイム インポートを使って、Google 広告と Google マーケティング プラットフォームに統合されたビューの結合キーとして「キャンペーン コード」を使用しているデータを結合することはできません。代わりに、プロセスタイム クエリ インポートをご使用ください。