「データセット」は、アナリティクスにアップロードするデータを保存するコンテナです。データセットを使用すると、アップロードしたデータと既存のデータの統合を管理できます。データセットはプロパティ単位で設定します。データセットは少なくとも 1 つのビューと関連付ける必要があり、複数のビューと関連付けることもできます。
特定のプロパティのデータセットをすべて管理するには、[アナリティクス設定] >(プロパティ)> [データのインポート] を選択します。
データセットのタイプ
データセットのタイプはインポートするデータのタイプに対応し、たとえば、ユーザーデータ、費用データ、コンテンツ データなどのデータセット タイプがあります。使用できるディメンションや指標(スキーマ)はデータセットのタイプによって異なります。
データセット スキーマ
データセットを作成する際には、アップロードするデータとヒットの既存データを結合する構造「スキーマ」を定義します。スキーマはキー ディメンション(キー)とインポート ディメンションまたは指標で構成されます。データをインポートする際には、アップロードしたデータのキー値に一致するキー値がヒットで検索されます。一致する値が見つかると、そのキーに関連付けられているディメンションと指標の値が既存のヒットデータに追加されます。インポート ディメンション(または指標)には、お客様がアップロードするこのデータが追加されます。データセットのタイプによっては、複数のディメンションでキーを定義することもできます。インポート フィールドでは、ほとんどのデータセット タイプで複数のディメンションや指標を使用できます。
キーとインポート ディメンション
すべてではありませんが、さまざまなディメンションと指標をインポートキーやターゲットとして使用できます。利用可能なディメンションと指標は、データセットの作成時に画面に表示されます。ただし、次のキーとターゲット ディメンションは現時点では使用できません。- カスタム変数
- 期間ディメンション(時間や分など)
- 地域ディメンション(国や都市など)
カスタム ディメンションとカスタム指標を使用する
ユニバーサル アナリティクス(analytics.js)を設定している場合は、すべてではないものの多くのインポート タイプでカスタム ディメンションにアップロードできます。カスタムのディメンションや指標のスコープは、インポート タイプとして適切なものである必要があります。
カスタム ディメンションの詳細
サイトで ga.js ベースのスニペットを使用しており、アナリティクスの標準ではないディメンションや指標(作成者など)にインポートする場合は、既存のディメンション(ページタイトルなど)を上書きする必要があります。このアプローチを採用する場合は、新しいビューを設定することを強くおすすめします。この方法で上書きすると、ディメンションのデータが選択したビューのカスタムデータに置き換えられ、元に戻すことができません。
キーおよびインポート ディメンションの詳細- キーおよびターゲットのディメンションと指標を含めて、スキーマには 9 個までのディメンションと指標を設定できます。
- キーは少なくとも 1 つのディメンションまたは指標で構成し、最大 3 つまで設定できます。
例: ページ(URL)をキー ディメンションにすることも、自分で定義したカスタム ディメンションを使用することも可能です。 - キー ディメンションには Google アナリティクスで定義済みのデフォルトのディメンションを使用することも、自分で定義したカスタム ディメンションや、ページ(URL)と 1~2 個のカスタム ディメンションの組み合わせを使用することもできます。
- デフォルトのキー ディメンションは、選択したデータセットのタイプによって異なります。キーとして利用可能なディメンションは、データセットのスキーマ ビルダーのメニューに表示されます。
- 正規表現を使用して、キーを絞り込むことができます。ページ ディメンションも、クエリパラメータを使用して絞り込めます。コンテンツ データのインポート例をご覧ください。
- 利用可能なターゲット指標は、キーとして選択したディメンションによって異なります。
例: 記事 ID ごとに作成者名とトピックを指定する場合は、作成者
とトピック
をカスタム インポート ディメンションとして設定します。
例: キーが SKU で、SKU の値ごとに価格を指定する場合は、価格
を指標として設定します。