アイテム スコープのカスタム パラメータのデータについてレポートを作成し、そのデータを使って広告を掲載する
自社の e コマースサイトやモバイルアプリがある場合は、アイテム スコープのカスタム ディメンションを作成すると、e コマース イベント（「purchase」や「add_to_cart」など）内の items 配列で収集する付加情報を分析できます。items 配列で収集する情報は、アイテム スコープ パラメータと呼ばれることもあります。
始める前に
- アイテム スコープのカスタム パラメータは、事前定義済みディメンションがすでに存在する場合には作成しないでください。
- ご所有のウェブサイトかモバイルアプリに、アイテム スコープのカスタム パラメータを追加します。
- アイテム スコープのカスタム パラメータが収集されていることを確認します。たとえば、リアルタイム レポートの [イベント名別のイベント数] カードでイベントを選択すると確認できます。
- 編集者か管理者の権限があることを確認します。
制限
サイトやアプリのタグを再設定しなくても、より大きなパラメータ プールから柔軟に選べるようにするため、アイテム スコープのカスタム パラメータは最大 27 個まで送信できます。その中から、次のように設定できます。
- 標準プロパティの場合: 10 個
- アナリティクス 360 のプロパティの場合: 25 個
手順
[管理] の [データの表示] で、[カスタム定義] をクリックします。
- [カスタム ディメンション] タブを選択します。
- [カスタム ディメンションを作成] をクリックします。
- 次のフィールドに値を入力します。
フィールド 説明 ディメンション名 新しいディメンションの一意の名前を入力します。ここで入力した名前は、レポートと広告プラットフォームに表示されます。
名前にハイフンは使えませんが、代わりにアンダースコアとスペースが使えます。
範囲 [アイテム] を選択し、アイテム スコープのカスタム ディメンションを作成します。
このフィールドは、新しいディメンションを保存した後には変更できません。
説明 アイテム スコープのカスタム ディメンションの識別に使うテキストです（省略可）。 商品パラメータ ウェブサイトかアプリのコード内にカスタム アイテム パラメータの名前を入力します。
このフィールドは、新しいディメンションを保存した後には変更できません。
- [保存] をクリックします。
[例
add_to_cart イベントの推奨イベント パラメータに加え、color アイテム スコープ パラメータも設定し、add_to_cart イベント内の個々のシャツの色を把握できるようにします。color イベント パラメータを分析するには、次のアイテム スコープ カスタム ディメンションを作成します。
- ディメンション名: 色
- スコープ: アイテム
- 説明: アイテムの色
- アイテム パラメータ: color
次のステップ
レポート内でカスタム ディメンションを分析する
アイテム スコープのカスタム ディメンションは、標準レポートには追加できません。
データ探索内でカスタム ディメンションを分析する
自由形式のデータ探索にカスタム ディメンションを追加するには:
- Google アナリティクスで、左側の [探索] をクリックします。
- 自由形式のデータ探索を作成するか、開きます。
- 左側の [変数] 列で、[ディメンション] の横にある [+] をクリックします。
- 上部の [カスタム] タブをクリックします。
- 対象のカスタム ディメンションを選択します。
- [インポート] をクリックします。
- [変数] 列から対象のディメンションをドラッグします。
- [設定] 列の [行] または [列] にディメンションをドロップします。
ディメンションを使用してオーディエンスを作成する
カスタム ディメンションを使用してオーディエンスを作成するには:
- 前のリンクをクリックすると、最後にアクセスしたアナリティクス プロパティが開きます。プロパティ セレクタでプロパティを変更できます。ディメンションを使用してオーディエンスを作成するには、（プロパティ単位）: 次の操作を行うには、マーケティング担当者以上の権限が必要です。
- 右上の [新しいオーディエンス] をクリックします。
- [カスタム オーディエンスを作成する] をクリックします。
- [新しい条件を追加] プルダウンを展開します。
- [カスタム] を選択し、対象のカスタム ディメンションを選択します。
- フィルタを追加して、[保存] をクリックします。