[GA4] Set up audiences

[GA4] Google アナリティクスのオーディエンスの例と作成方法

Google アナリティクスでよく使用されるオーディエンスを作成する

事前構築済みオーディエンス

アナリティクスでは、すべてのプロパティで次の 2 つのオーディエンスが自動的に生成されます。

  • すべてのユーザー: アプリを起動またはウェブサイトを訪問したことがあるユーザー
  • 購入者: 購入したことがあるユーザー

さらに、多くの一般的なユースケースに対処する事前構築済みのオーディエンスの候補が一覧で表示されます。

必要な種類と量のデータを収集していて、プロパティの予測指標が生成されている場合、次の予測オーディエンスも自動的に生成されます。

  • 7 日以内に離脱する可能性が高い既存顧客
  • 7 日以内に離脱する可能性が高いユーザー
  • 7 日以内に購入する可能性が高い既存顧客
  • 7 日以内に初回の購入を行う可能性が高いユーザー
  • 28 日以内に利用額上位になると予測されるユーザー

これらのオーディエンスには、オーディエンスの定義に一致したユーザーが自動的に追加されます。自分でオーディエンスを作成しなくても、これらのオーディエンスをレポートや広告に使用できます。

独自に作成する

自動的に生成されるオーディエンスがニーズに合わない場合は、それらのオーディエンスを複製してカスタマイズするか、まったく新しいオーディエンスを独自に作成できます。

オーディエンスの作成の一般的なコンセプトは、「収集するデータに基づいて必要なユーザー特性を特定する条件を作成する」というシンプルなものです。たとえば、「購入回数が 5 回を上回り、ビジネスにとってのライフタイム バリューが 10,000 円を超えるユーザーを含む」という条件にします。

オーディエンスを独自に作成するには、アナリティクスのオーディエンス作成ツールを使用します。基本的なオーディエンスのみを作成したい方にとって、このツールは見慣れない高度なもののように感じられるかもしれません。実際、上級ユーザーが複雑なオーディエンスを作成するために設計されたツールではありますが、基本的なオーディエンスも簡単に作成できます。

以下のセクションでは、オーディエンス作成ツールを使用してオーディエンスを作成する方法について説明します。高度なコントロールとオプションについてはほぼ取り上げず、各オーディエンスを定義するための基本的な条件の作成に重点を置きます。

初めてオーディエンス作成ツールを使用する場合は、次のセクションをすべてお読みください。冒頭の例ではオーディエンス作成ツールの使用方法について詳しく説明し、後半の例では時間節約のため繰り返しの部分を省いています。

オーディエンス作成ツールを開く

オーディエンス作成ツールを開くには:

  1. [管理] の [データの表示] で、[オーディエンス] をクリックします。
  2. [カスタム オーディエンスを作成する] をクリックして、オーディエンス作成ツールを開きます。

1 上部にある [無題のオーディエンス] に、オーディエンスの名前を入力します。その下に、必要に応じてオーディエンスの説明を追加します。

2 これら 2 つのテキスト項目の左下に、オーディエンスに含めるユーザーを定義する条件(ユーザーの年齢層や在住都市など)を作成するために使用するコントロールが表示されます。

3 右上で [有効期間] を設定します。有効期間とは、オーディエンスに追加されたユーザーをそのオーディエンスに登録しておく日数です。デフォルトは 30 日で、最大 540 日まで設定できます。

4 右下の [概要] に、過去 30 日間にオーディエンスの条件に一致したユーザーの推定数が表示されます。条件の定義を開始する前は、推定数は全ユーザーの数になります。条件を定義すると数値が変化します。

詳しくは、次の短い動画をご覧ください。オーディエンス作成ツールにアクセスする方法と、年齢のディメンションを使って条件を絞り込み、特定の年齢層のユーザー(この動画の場合、18~34 歳)から成るオーディエンス リストを効率よく作成する方法をご紹介しています。

 

一致条件と除外条件

オーディエンスの定義では次の 2 種類の条件を使用します。

  • 一致: 条件に一致するユーザーをオーディエンスに含めます。
  • 除外: 条件に一致するユーザーをオーディエンスから除外します。

たとえば、特定の商品の詳細ページを閲覧したすべてのユーザー(関心を示したユーザー)を含めて、その商品を購入したユーザーを除外する(購入済み商品の広告を表示しない)ように設定できます。

AND 論理演算子と OR 論理演算子

オーディエンスの定義で複数の条件を使用する場合は、次の 2 種類の論理演算子を使用できます。

  • AND 論理演算子: ユーザーをオーディエンスに含める、またはオーディエンスから除外するには、すべての条件が満たされる必要があることを意味します。たとえば、「都市 = 川崎市 AND 年齢 = 18~24」とした場合、ユーザーは川崎市在住で、かつ 18~24 歳である必要があります。
  • OR 論理演算子: 少なくとも 1 つの条件が満たされる必要があることを意味します。たとえば、「都市 = 川崎市 OR 都市 = 横浜市」とした場合、川崎市と横浜市のどちらかに住んでいるユーザーであれば、オーディエンスに含められる、またはオーディエンスから除外されます。

特定の地域に住むユーザー

まず、「特定の都市に住むすべてのユーザー」というシンプルなオーディエンスから作成してみましょう。

このオーディエンスのベースとして「都市」ディメンションを選択し、ディメンションの値として「神奈川県川崎市」を指定します。

まず、[次の条件に当てはまるユーザーを含める] で [新しい条件を追加] をクリックし、ディメンションを選択します。

[新しい条件を追加] をクリックすると、イベント、ディメンション、指標のメニューが開きます。各セクションは必要に応じて展開したり折りたたんだりできます。

[ディメンション] の下に [地域] カテゴリがあります。[地域] をクリックすると、そのカテゴリに含まれるディメンションが表示されます。

[都市] をクリックして、そのディメンションを条件作成ツールに追加します。

[都市] ディメンションを選択したら、次にディメンションの値(どの都市か)を指定する必要があります。

[フィルタを追加] をクリックします。

一番上の項目には [完全一致(=)] がすでに選択されており、現時点で次のように指定されています。

「都市」「完全一致(=)」

その下の項目に「Kawasaki」と入力し、検索結果のリストから 「Kawasaki, Kanagawa」を選択します。これで次のように指定されました。

「都市」「完全一致(=)」「神奈川県川崎市」

条件の設定に必要な次の要素をすべて選択しました。

  • ディメンション: 都市
  • 演算子: 完全一致(=)
  • ディメンション値: 神奈川県川崎市

[適用] をクリックします。

選択内容が適用され、条件の設定が完了しました。

オーディエンスを保存する前に、オーディエンスに名前を付ける必要があります。オーディエンス作成ツールを最初に開いたときに上部にあった [無題のオーディエンス] という項目をクリックして、「神奈川県川崎市在住のユーザー」と入力します。

その項目の右側にある [保存] ボタンをクリックします。

これで、特定の地域在住のユーザーで構成される最初のオーディエンスを設定できました。アナリティクスでは、過去 30 日間にサイトを訪問した川崎市在住の全ユーザーのデータを基にこのオーディエンスがバックフィルされ、川崎市在住の新規ユーザーがサイトを訪問するたびにそのユーザーがオーディエンスに追加されます。

[設定] > [オーディエンス] をクリックすると、作成したオーディエンスが表に追加されていることを確認できます。

カートに商品を追加したものの、購入には至らなかったユーザー

このオーディエンスには次の条件を設定します。

  • add_to_cart イベントをトリガーしたユーザーを含める
  • purchase イベントをトリガーしたユーザーを除外する

[次の条件に当てはまるユーザーを含める] で [新しい条件を追加] をクリックして、add_to_ cart イベントを選択します。

一致条件の下にある [除外するグループを追加] をクリックします。

[次の条件に当てはまるユーザーを完全に除外する] を選択します。

[条件グループを追加] > [新しい条件を追加] をクリックし、purchase イベントを選択します。

オーディエンス作成ツールの上部にある [無題のオーディエンス] に「カートを放棄したユーザー」と入力します。

その下の [説明を追加] に「カートに商品を入れたままにしているユーザー」と入力します。

このオーディエンスには、カートに商品を入れたままにしている全ユーザーが含まれます。ブランドまたは特定の商品でオーディエンスを絞り込むには、1 つ以上のパラメータとパラメータ値を add_to_cart イベントに追加します。次に例を示します。

[パラメータを追加] をクリックし、item_brand パラメータを選択します。

item_brand パラメータの値(例: 「ブランド X」)を指定して、[適用] をクリックします。

これで、ブランド X の商品をカートに入れたままにしているユーザーで構成されるオーディエンスが作成されました。

最低金額を支払ったユーザー

収益に基づいて条件を作成するには、次の 2 つの指標を使用できます。

  • LTV(ライフタイム バリュー): この指標はユーザーごとに計算され、すべての購入コンバージョンの値を合計したものです。
  • 予測収益: 過去 28 日間に操作を行ったユーザーが今後 28 日間に達成する購入コンバージョンによって得られる総収益を予測したものです。

どちらもアイテム メニューの [指標] セクションにあります。

お客様のビジネスで最低金額を支払ったユーザーを特定するには、次のように「LTV が 100 以上に当てはまるユーザーを含める」という一致条件を使用します。

この場合の「100」は、プロパティで使用している通貨との相対値です。使用している通貨でのライフタイム バリューに応じてこの数値を調整します。

最小購入回数に達したユーザー

一定の金額を支払ったユーザーではなく、一定の購入回数に達したユーザーに対してマーケティングを行う場合は、purchase イベントを使用して一致条件を作成します。

この場合、オーディエンスには purchase イベントをトリガーした回数が 5 回を超えるユーザーが含まれます。

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