ユーザー レポートの概要

ユーザー レポートでは、ユーザーの性質を詳しく分析することができます。

この記事の内容:

iOS 13 でのユーザー エージェントの変更

2019 年 9 月、Apple は iPad のユーザー エージェントを変更し、iPad のトラフィックが PC トラフィックとして処理されるようにしました。この変更により、iPad のタブレット トラフィックが減少し、Safari の PC トラフィックが増加します。iPad ユーザーにはデフォルトでは PC 用サイトが表示されるため、レポート データのこの変化は、ユーザー エクスペリエンスに即したものと言えます。

アクティブ ユーザー

アクティブ ユーザーを 1 日、7 日、14 日、28 日でトラッキングして、サイトやアプリに対する興味の度合いの最新情報を把握できます。詳細

ライフタイム バリュー

複数のセッションにまたがる全期間のパフォーマンスに基づき、各ユーザーがどの程度ビジネスに貢献しているかを確認できます。たとえば、メールや有料検索で獲得したユーザーのライフタイム バリューを確認できます。そのような情報があれば、収益性の高いユーザーの獲得にマーケティング リソースの割り当てを増やすという判断ができます。このレポートはモバイルアプリのプロパティが対象です。詳細

コホート分析

コホートは、Google アナリティクスのディメンションによってコホート分析レポートで識別された共通の特性を持つユーザーのグループです。たとえば、獲得日が同じすべてのユーザーは同じコホートに属します。コホート分析レポートでは、コホートの行動データを抽出して分析することができます。詳細

アナリティクスのユーザーリスト

ユーザーリストを作成してアナリティクスに公開し、レポートに適用すると、マーケティングに対するユーザーの反応を調べることができます。その際には、「ユーザー」をレポートのセカンダリ ディメンションとして、またはセグメント、カスタム レポート、カスタム ファネルのディメンションとして使用できます。詳細

ユーザー エクスプローラ

集計されたユーザーの行動ではなく、個々のユーザーの行動を分析できます。個々のユーザーの行動はクライアント ID かユーザー ID と関連付けられています。詳細

ユーザー属性(年齢、性別)

ユーザーの年齢や性別の構成を把握すると、サイトで使用している画像や言語、テクノロジーから広告クリエイティブやプレースメントまで、さまざまなコンテンツや広告の掲載方法を的確にカスタマイズできます。詳細

インタレスト カテゴリ(アフィニティ カテゴリ、購買意向の強いセグメント、他のカテゴリ)

興味や関心に関する情報を把握すると、関連性の高い市場(アフィニティ カテゴリ)への広告展開が可能になります。また、広告の掲載対象を、コンテンツの閲覧や商品の購入を見込めるユーザー(購買意向の強いセグメント、他のカテゴリ)に正確に絞り込むこともできます。詳細

地域(言語、地域)

ターゲットに設定した言語を話すユーザーから反応があるかどうかを確認することも重要ですが、他の言語を話すユーザーの動きを把握することも重要です。英語とスペイン語で広告を掲載している場合でも、フランス語やイタリア語を話すユーザーのコンバージョン率が高い場合は、それらの言語の広告も作成すると収益のアップを期待できます。

ターゲットに設定した地域のユーザー情報を確認することも重要ですが、ターゲット以外の地域に居住し、広告とは関係なく商品に興味を示しているユーザーからのトラフィックについても把握しておく必要があります。

行動(新規とリピーター、リピート回数や間隔、ユーザーのロイヤリティ)

サイトの集客力とリピーターの獲得状況を測定します。新規訪問とリピート訪問の収益への貢献度を比較することもできます(28% のリピーターでトランザクション総数の 45% を占める、などの情報を確認できます)。

ユーザーの環境(ブラウザと OS、ネットワーク)

ユーザーがどのような環境からコンテンツにアクセスし、利用しているのかを把握できれば、その情報に基づいて現行サイトを修正したり、新たなバージョンを構築したりできるようになります。たとえば、最新のブラウザでサイトが正常に表示されるよう配慮することも重要ですが、PC からモバイル ブラウザやモバイルアプリにどの程度のユーザーが移行しているのかを把握し、状況に合わせてモバイル化を進めることも重要です。

モバイル(端末)

どのようなモバイル端末がコンテンツの利用に使用されているかを確認できます。

iOS 端末の場合: 通常、iOS 端末のユーザー エージェントは、アナリティクスが端末の機種を特定するのに十分な情報を提供しません。このためアナリティクスは通常、端末の機種の特定はせず、「iPhone」、「iPod」、「iPad」のいずれかへの分類のみ行います。ただし、アプリ内 Safari からのアクセス(アプリ内ブラウザでのサイト閲覧)には、端末の機種の特定に使用できる追加情報が含まれています。2015 年後半より、そのような情報がユーザー エージェント文字列に含まれている場合に、アナリティクスは端末の機種まで特定しています。通常、アプリ内 Safari からのアクセスがプロパティのトラフィックに占める割合は 10% 未満です。アクセスの大半は、端末の大まかな種別(iPhone、iPad、iPod)のいずれかに分類されます。

レポートのデータは相互に排他的です。たとえば次のレポートについて考えてみましょう。

モバイル端末情報 セッション
iPhone 90
iPhone 6 4
iPhone 5 6

このレポートは、全部で 100 のセッションがあったことを示しています。

  • 「iPhone 6」からのセッション数 4
  • 「iPhone 5」からのセッション数 6
  • その他の iPhone からのセッション数 90(アナリティクスによる端末の機種の特定は不可能)

カスタム(カスタム変数、ユーザー定義)

カスタム変数を使用すると、セグメントの範囲を拡張することができます。たとえば、ユーザー単位のカスタム変数を使用すると、サイトの操作をセッションごとに評価するのではなく、一定期間における操作を総合してユーザーを特定することができます。

ベンチマーク

ベンチマーク レポートでは、データを公開している同業他社から集めた業界データと自社のデータを比較できます。業界の現状を示す有用なデータが示されるため、的確な目標を設定し、業界全体の傾向を分析し、競合他社と比較した場合の自社の位置付けを把握できます。詳細

ユーザーフロー

ユーザーフローとは、サイトでのユーザーの移動経路を図示(ビジュアル表示)したもので、ユーザーが参照元からサイトのさまざまなページを経由してサイトを離れるまでの経路を確認できます。詳細

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