コンバージョン トラッキングを設定したら、ユーザーが広告を表示してクリックしてからコンバージョンを達成するまでにどのくらいの時間がかかっているか、また、それがアカウントのデータにどのように影響しているかを把握することが重要です。コンバージョンはクリックから 1 日以内などの短期間で発生することもあれば、計測期間の設定によっては、クリックから 90 日後に初めて確認できるようになる場合もあります。
インプレッションからコンバージョンまでの時間は、アカウントに表示される値に影響します。そのため、特に次のような場合は注意が必要です。
- パフォーマンスを比較する場合: 最近と過去のパフォーマンスを比較したとき、広告をクリックしたもののコンバージョンに至っていないユーザーもいるため、最近のパフォーマンスが実際よりも悪く見えることがあります。最近のパフォーマンスには、今後記録されるコンバージョンが含まれていませんが、その獲得に要する費用は反映されています。そのため、コンバージョン数が実際よりも少なくなったり、コンバージョン単価が実際よりも高くなったりしている可能性があります。
- 入札単価シミュレーションの見積もりが表示されない場合: ユーザーがコンバージョンに至るまでに時間がかかっている場合は、入札単価シミュレーションでコンバージョンの見積もりが表示されないことがあります。入札単価シミュレーションの詳細
コンバージョンとコンバージョン値の見積もり: その概要と確認できる場所
コンバージョン数の見積もりでは、選択した期間の過去のデータとパフォーマンスに基づいて、広告が獲得すると推定されるコンバージョン数を把握できます。コンバージョンに値を割り当てていた場合、コンバージョン値の見積もりで、その入札戦略で得られる可能性のあるコンバージョン値を確認できます。
計算されたコンバージョン数とコンバージョン値の見積もりは、「入札戦略」レポートとキャンペーンの表に表示されます。
留意すべきシナリオをいくつかご紹介します。
- コンバージョン達成までの所要時間: 選択した期間にコンバージョン達成までの所要時間が含まれており、一部のコンバージョンが実際にレポートされていない場合、見積もりには、さらに獲得できる可能性のあるコンバージョン数またはコンバージョン値が反映されます。
- コンバージョンの調整: コンバージョンの調整は、返品を考慮し、それに応じてコンバージョン数を調整する場合などに使用されます。選択した期間がコンバージョン達成までの所要時間の影響を受けており、コンバージョンの調整を行ったことがある場合は、コンバージョン数またはコンバージョン値の見積もりが実際よりも少なくなる可能性があります。
- コンバージョン達成までの所要時間とコンバージョンの調整の組み合わせ: コンバージョン数とコンバージョン値の見積もりは、必ずしも上記のシナリオどおりになるとは限りません。たとえば、価値の低い返品が多数ある場合、コンバージョン数が少なくなると見積もられますが、同じ期間に遅れて達成した価値の高いコンバージョンがあった場合は、コンバージョン値の見積もりは高くなる可能性があります。
コンバージョン達成までの所要時間の履歴は、次の手順で確認できます。
手順
注: 以下の手順は、Google 広告のユーザー エクスペリエンスの新しいデザインのものです。以前のデザインを使用するには、[デザイン] アイコンをクリックして [以前のデザインを使用する] を選択してください。Google 広告の以前のバージョンを現在もご使用の場合は、機能早見表を確認するか、Google 広告の上部にあるナビゲーション パネルの検索バーを使って、お探しのページを検索してください。