統合請求は、複数の Google 広告アカウントを管理する広告代理店、販売パートナー、大規模な広告主様が、すべてのアカウントの毎月の請求書を 1 つにまとめて、処理を効率化する場合に便利なお支払い方法です。この機能を使用すると、Google に連絡することなくアカウントのお支払い方法を毎月の請求書発行に変更したり、請求書を切り替えたりすることが可能となります。この記事では、統合請求の利用条件や仕組みについて説明します。
統合請求の利用条件
- 統合請求を利用するには、クライアント センター(MCC)アカウントが必要です。お持ちでない場合は、こちらの手順に沿って作成してください。
- 1 つの統合請求にまとめて記載されるアカウントはすべて、1 つの共通の MCC アカウント(お支払い元アカウントと呼ばれる)にリンクされていなければなりません。
- 広告費用のお支払いには毎月発行の請求書をご利用ください。Google が設定した限度額に基づき、同意済みの利用規約に従ってお支払いいただきます。毎月の請求書発行によるお支払い方法は、こちらからお申し込みください。
- 請求書を共有するすべてのアカウントで、同じ通貨を使用する必要があります。複数の通貨が使用されている場合は、通貨ごとに統合請求書が発行されます。
仕組み
Google 広告では、Google 広告アカウントと請求書の設定は別になります。
Google 広告アカウント |
お支払い情報の設定 |
ログインする際にアクセスするアカウントで、広告キャンペーンの作成に使用します。1 つの Google 広告アカウントは 1 つの請求書の設定に関連付けられます。 |
プロダクトやサービスのお支払いに使用します。1 つの請求書の設定を使用して、複数の Google 広告アカウントのお支払いを処理できます。 |
複数の Google 広告アカウントのお支払いに対する請求書はアカウントごとに個別に届きますが、複数の Google 広告アカウントを統合請求の対象にすると、毎月の請求書は 1 通のみになります。請求書には、各 Google 広告アカウントの費用、注文書番号、合計お支払い額が表示されます。この 1 通の請求書で、すべてのアカウントの費用を支払うことができます。
標準的な請求と統合請求との違いは次のとおりです。
標準的な請求:
1 つの Google 広告アカウント |
1 つのアカウント用に作成された請求書 |
送付された請求書 |
統合請求:
複数の Google 広告アカウント |
すべてのアカウントに対する請求が統合された請求書 |
送付された請求書 |
各 Google 広告キャンペーンの費用について詳しい情報(クリック数、表示回数、調整額、クレジットなど)を知りたい場合は、CSV 形式のスプレッドシートをダウンロードしてください。毎月の費用に関するレポート(ZIP ファイルで提供)で、管理しているアカウントごとに広告の掲載費用を確認することもできます。