トラフィックを購入してサイトに誘導することを検討されている場合は、どのようなトラフィックが提供されるのか正確に把握してから契約するようにしてください。特に、業者によるトラフィックの送信方法とその種類を確認する必要があります。また、業者からのトラフィックを監視できるように、AdSense アカウントとウェブ解析プログラム(Google アナリティクスなど)を設定することも重要です。
トラフィック サービス業者との契約を検討している場合は、次のチェックリストをご利用ください。このリストは業者と交渉する際に役立ちますが、包括的なものではなく、以下の項目だけ確認すれば十分というわけではありません。
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広告はどこに表示されるのか?
- 広告が表示されるページに見覚えがない場合は、それらのページがトラフィックを集める方法やトラフィック ソースの確認方法などを尋ねてください。
- サンプル URL や広告掲載先のページが獲得するトラフィックの種類(オーガニックまたは有料)など、詳しい情報を業者が開示できない場合は、サイトに誘導されるトラフィックの種類を把握できないので、交渉は慎重に行う必要があります。
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広告の掲載先の確認方法は?
- 広告の表示をリアルタイムで確認したいと伝えてください。
- 広告の表示を確認できるサンプルの URL を教えてもらえない場合は、注意が必要です。成人向けのページなど、関連性のないページに広告が表示されても、成果は期待できません。
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提示された料金は他社と比べてどうか?
- 他のトラフィック サービス業者と同じようなサイトに広告が掲載されるにもかかわらず、かなり低い料金を設定している場合は、低料金の仕組みを確認します。
- トラフィック サービス業者が極端な低料金の合理的な理由を示せない場合は、トラフィックが価値の低いページに由来している可能性があります。
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他にはどのようなサイト運営者が利用しているか?
- 他の利用者が広告検証サービスを使用しているかどうかを確認し、使用している場合は、どのような検証結果が得られているか確認を取ることをおすすめします。
- 同じトラフィック サービス業者を利用して広告を掲載している他のサイト運営者を確認できない場合、交渉は慎重に行う必要があります。
他にも次のような事項を確認することをおすすめします。
- サイトにトラフィックが送信される頻度は毎日なのか、週単位なのか?
- トラフィック ソースの詳しいレポートを確認できるのか?
- トラフィックのログやウェブ解析プログラムでトラフィック ソースを簡単に特定できるか?
- 広告のコンバージョン率はどのように測定するのか?
トラフィック サービス業者から話を聞いた上で、さらに交渉を進める場合は、サイトに送信されるトラフィックを監視できるかどうか確認することも重要です。まずは、一部のページにトラフィックを送信して、そのパフォーマンスを監視するなど、簡単な方法でテストを実施してみることをおすすめします。トラフィックを監視する詳しい手順については、ヘルプセンターにあるトラフィックの分類方法をご覧ください。希望に添ったトラフィックが送信されてこない場合や、トラフィックの質に不安がある場合は、そのトラフィック ソースを直ちに無効にして、Google までご連絡ください。不正な操作の概要情報については、広告トラフィック品質管理リソース センターをご覧ください。