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GDPR の概要とガイダンス

制限付き広告

Google は制限付き広告(LTD)を導入しました。これは、パブリッシャー様が Cookie またはその他のローカル識別子の使用に対する同意を得ていなくても、制限付きで広告を配信できる機能です。この記事では、Google の制限付き広告配信ソリューションの制限事項とサポートされている機能の概要について説明します。

Google の制限付き広告配信ソリューションでは、広告のパーソナライズを目的とする個人データの収集、共有、使用が無効になるほか、ユーザーのデバイス上の Cookie、ユーザー識別子、またはそれらと同等のローカル ストレージへのアクセスは行われません。なお、不正行為や不正使用から保護するため、ブラウザの Trust Token API にアクセスすることがありますが、Google はその同意の取得をお客様に義務付けることはありません。なお、IP アドレスなどのデータは、基本広告配信のプロセスで引き続き使用されます。さらに、広告配信技術(Google の JavaScript タグまたは SDK コード、もしくはその両方)は、従来どおりユーザーのブラウザおよびモバイル オペレーティング システムの通常のオペレーションの一環としてキャッシュまたはインストールされます。また、広告クリエイティブは、従来どおりデバイスに送信され、その一部はキャッシュされます。

パブリッシャー様が IAB TCF v2.2 同意フレームワークを使用している場合、目的 1 に対する同意が得られていなければ、Google は配信可能な制限付き広告の配信を試みます。または、パブリッシャー様が手動でシグナルを送信することができます(実装を参照)。その場合 Google は、ユーザーの所在地にかかわらず、配信可能な制限付き広告の配信を試みます。

広告掲載の要件

このサービスの初期状態では、アド マネージャーでウェブ、アプリ、動画向けの予約とメディエーションがサポートされます。予約およびそのクリエイティブは、保証型(スポンサーシップと標準)と非保証型(ネットワーク、バルク、価格優先、自社)を含む、プログラマティック以外の広告申込情報に関連付けられます。

プログラマティック デマンドは、制限付き広告の対象外です。これには、プログラマティック保証型取引、優先取引、プライベート オークション、Google デマンドおよび第三者デマンド(認定バイヤーと Open Bidding を含む)の公開オークションが含まれます。メディエーション チェーンの一部としての Google デマンドはサポートされていません。

AdSense(検索向け AdSense とコンテンツ向け AdSense)はサポート対象外であり、今後も広告配信には Cookie の使用に対する同意が必要です。

クリエイティブの要件

予約

同意確認の拡張」機能を使用するパブリッシャー様の場合、クリエイティブの要件は次のようにシナリオによって異なります。

  1. パブリッシャー様が広告技術プロバイダを宣言しておらず、Google が広告技術プロバイダを検出していない場合、クリエイティブは制限付き広告リクエストの対象となります。
  2. TCF v2.2 では、不明な広告技術プロバイダが検出された場合、広告技術プロバイダが Google のポリシーに違反していると認識された場合、またはこのフレームワークに基づく法的根拠を有しない場合にのみ、クリエイティブが除外されます。
「同意確認の拡張」機能を使用していない場合は、すべての予約クリエイティブが配信対象になります。同意が必要な場合、パブリッシャー様はご自身の責任で、予約に必要なユーザーの同意を得る必要があります。

同意マクロが使用されている場合は、クリエイティブの配信により、第三者である広告技術プロバイダに同意文字列が渡されることがあります。第三者である広告技術プロバイダは、Cookie またはローカル識別子の使用が許可されるかどうかなどを示す同意シグナルを優先することが期待されます。

メディエーション

メディエーションについては、パーソナライズされていない広告が Google の EU ユーザーの同意ポリシーを遵守するためのツールを使用して有効化された場合、クリエイティブの制限は適用されません。また、このポリシーは、メディエーションを通じて配信される LTD クリエイティブにも適用されます。TCF v2.2 では、通常はすべてのクリエイティブが利用可能ですが、予約の場合と同様に、広告技術プロバイダおよびその他のプログラマティック デマンドソースが Google のポリシーに違反していないこと、またデータ処理を実施するための法的根拠を少なくとも 1 つ有することが Google によって確認されます。

実装

制限付き広告を実装するための新しいユーザー インターフェース コントロールはありません。パブリッシャー様は、制限付き広告の処理を適用するかどうかを指定できます。

  • ウェブ用の GPT: パブリッシャー様は、制限付き広告リクエストを明示的にトリガーするかどうかを広告タグで指定できます。
  • ウェブとアプリ用の IMA SDK: パブリッシャー様は、広告タグの URL に ltd=1 を追加することにより、制限付き広告リクエストを明示的にトリガーできます。
  • GMA SDK: パブリッシャー様は、プラットフォーム共有ストレージの gad_has_consent_for_cookies キーを使用して、AndroidiOS で制限付き広告を有効にできます。

Google の TCF v2.2 猶予期間の終了後、IAB TCF v2.2 を使用しているパブリッシャー様については、TC 文字列に含まれる Cookie または ID の同意シグナル(目的 1)が優先されます。目的 1 に対する同意は得ていないが、目的 2、7、9、10 に対する正当な利益を確保しているか同意を得ている場合は、制限付き広告がリクエストされます。

制限付き広告リクエストでは、Cookie のリーチ、ユニークリーチ、アプリ内コンバージョンのレポートは作成できません。予測では、制限付き広告は他と異なる配信モードとして認識されないため、提供される予測では、LTD のトラフィックはパーソナライズされていない広告および基本広告と一緒に集約されます。
 
制限付き広告のインプレッションについてレポートを作成するには、アド マネージャーのレポートで配信制限ディメンションを使用します。

同意管理プラットフォームに必要な操作

ファンディング チョイスを利用しているパブリッシャー様は、フレームワークの一般提供開始後に、IAB TCF v2.2 を使用して Cookie のオプトアウトが可能な同意メッセージを作成および表示できます。

他の IAB TCF v2.2 同意管理プラットフォーム(CMP)では、制限付き広告をサポートするために必要な操作はありません。既存の TC 文字列には、適切な配信モードを選択するために必要な関連シグナルがすべて含まれています。広告技術プロバイダとして次の Google の条件を満たしていれば、制限付き広告が配信されます。

  • 目的 1 について同意を得ていない
  • 目的 2、7、9、10 について、正当な利益を有している、または同意を得ている

カスタムの同意ツールを利用する際は Cookie の使用に対する同意を求める必要があります。ユーザーの同意が得られない場合は、新しい API を通して、ID を使用しない方法で広告配信を行うことを示すシグナルを送信する必要があります。

パブリッシャー様は以下の広告配信モードを利用できます。

広告配信モード パーソナライズド広告 パーソナライズされていない広告 制限付き広告
無効なトラフィックおよび不正防止 サポート対象 サポート対象 サポート対象外
Google からのプログラマティック デマンド サポート対象 サポート対象 サポート対象外
第三者購入者からのプログラマティック デマンド サポート対象 サポート対象 サポート対象外

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