メディエーションとは
メディエーションは、アプリでの広告配信に使用する広告ソースを 1 か所で管理できる機能です。メディエーションを使用すると、届いた広告リクエストを複数の広告ソースに送信し、使用可能かつ最適な広告ソースを確実に見つけて広告を掲載できます。
AdMob メディエーションには、入札とウォーターフォールの 2 種類があります。入札のメディエーションでは、パブリッシャー様からの広告リクエストに対して、各広告ソースがリアルタイムのオークションで競合します。ウォーターフォール メディエーションでは、広告ソースの支払い可能額ではなく、設定した平均 eCPM に基づいて広告ソースが 1 つずつ呼び出されます。
AdMob では、メディエーション グループで入札とウォーターフォールの両方の広告ソースを使用して、混合型の設定を作成できます。
メディエーション グループとは
AdMob では、広告フォーマット、プラットフォーム、アプリ、広告ユニット、国に基づいて広告トラフィックをセグメント化するためにメディエーション グループを使用します。メディエーション グループとは、広告ユニットで得られる収益を最適化するためのターゲット設定を組み合わせたものです。事前にメディエーション グループを作成しておけば、広告ユニットと広告ソースをいつでも追加できます。一度にすべて作成することも可能です。メディエーション グループに対してメディエーションを一度設定すれば、あとはそのグループに広告ユニットを追加するだけです。広告ユニットごとに繰り返しメディエーションを設定する必要はありません。
メディエーションの利用を開始する
ここでは、メディエーションの利用を開始するための推奨手順をご紹介します。
ステップ 1: 広告ユニットを作成する
AdMob でアプリを設定したら、最初の広告ユニットを作成できます。広告ユニットは、ユーザーに広告を表示するためにアプリ内に配置する広告枠です。広告ユニットは AdMob に広告リクエストを送信し、そのリクエストに適合する広告を表示します。広告ユニットを作成したら、広告フォーマットを割り当てます。広告フォーマットは、アプリ内での広告の表示形式と広告の掲載場所を指定したものです。
ステップ 2: 広告ソースを設定する
次に、広告ソースの設定を開始します。入札ソースとウォーターフォール ソースを設定できます。設定したソースの種類によって、インプレッションへの入札の方法が決まります。入札ソースでは、入札がリアルタイムで行われ、1 回のオークションで競合します。一方、ウォーターフォール ソースでは、設定した eCPM の順に広告ソースが 1 つずつ呼び出されます。
ステップ 3: 広告ユニットをマッピングする
広告ユニットのマッピングは、メディエーションの重要なステップです。これにより、AdMob が広告リクエストに応じるための情報を第三者の広告ソースと正確にやり取りできるようになります。必要なマッピングの詳細を、AdMob の「広告ソース」ページで追加します。必要なマッピングの詳細は広告ソースによって異なる可能性がありますが、第三者の広告ソースのアカウントで確認できます。
ステップ 4: メディエーション グループを作成する
広告ユニットを作成して広告ソースを設定したら、メディエーション グループを作成できます。メディエーション グループは、広告フォーマットごとに作成する必要があります。また、プラットフォーム(Android または iOS)についても、それぞれ異なるメディエーション グループが必要になります。
ステップ 5: アプリでメディエーションを設定する
広告の配信元とする広告ソースを決定して AdMob に設定したら、Google デベロッパー ガイド(Android、iOS、Unity)に沿って SDK とアダプタをダウンロードし、アプリに実装します。
メディエーションと入札の詳細については、以下のリソースをご覧ください。