登録済みのテストデバイスでアプリを開くと、広告インスペクタで自動的にアプリの広告配信が検査されます。広告リクエストを確認するには、アプリを使用して広告リクエストを読み込むか、広告インスペクタでテスト広告を使って広告リクエストを読み込みます。
広告がプリフェッチされている場合、アプリの起動時に広告リクエストが表示されることがあります。
このページの内容
広告リクエストを広告ユニットごとに表示する
テストデバイスでジェスチャーまたはカスタム API 呼び出しによって広告インスペクタを起動すると、[広告ユニット] タブが表示されます。このタブには、アプリの広告ユニットが最新のアクティビティの順に(広告が表示されたかどうかにかかわらず)一覧表示されます。
広告ユニットは次の方法でテストできます。
- コンテキスト内: ユーザーとしてアプリを実際に操作しながら、広告ユニットをテストします。広告が読み込まれる画面で広告インスペクタを起動します。
- コンテキスト外: テスト広告を使うと、アプリを操作しなくても広告ユニットをテストできます。任意の画面で広告インスペクタを起動します。テストする広告ユニットを [広告ユニット] タブで探し、[テスト広告をリクエスト] をタップします。
[広告ユニット] タブの一覧では、コンテキスト外の広告ユニットはアプリでの操作が発生した広告ユニットの後に表示されます。
SDK リクエストログを表示する
広告ユニットをタップすると、その SDK リクエストログが表示されます。SDK リクエストログには、最新の広告リクエストのメディエーション ウォーターフォールの詳細が記載されており、広告が配信される(または広告が配信されずにウォーターフォールが終了する)まで、ウォーターフォールで呼び出された広告ソースが表示されます。また、広告が配信された後にリクエストされなかった広告ソースも表示されます。
また、SDK リクエストログでは、入札広告ソースとウォーターフォールの広告ソースについてのより詳しい情報を確認できます。
入札広告ソースの詳細
SDK リクエストログで、、[すべてのビッダーを表示] の順にタップすると、その広告ユニットで設定されている入札広告ソースがすべて表示されます。
入札結果は次のセクション順に表示されます。
- オークションで落札された広告ソース。
- 問題のある広告ソース。詳しくは、こうした問題の解決方法をご確認ください。
- 広告を返さなかった、または入札しなかった広告ソース。第三者の広告ソースで問題が発生している可能性があります。ご利用の広告ソースに直接お問い合わせください。
- 入札オークションで落札できなかった広告ソース。
第三者の入札パラメータに関する詳細
広告リクエストで送信される第三者パラメータの詳細を表示するには、、[第三者の入札パラメータ] の順にタップします。第三者の入札パラメータをデコードすると、第三者の入札ソースに関する以下の情報が提供されます。
- SDK のバージョン
- アダプタのバージョン
- 購入者によって生成されたデータ
注: このデータを第三者の広告ソースと共有するには、 をクリックします。購入者によって生成されたデータは、セキュア シグナルを通じて第三者の入札ソースから収集されます。Google では、この情報を解釈し、第三者の入札者に直接渡すことはできません。
- アダプタのクラス名
- エラーが検出された場合は、エラーのタイプと説明が表示されます。詳しくは、入札パラメータに関する問題を解決する方法をご覧ください。
ウォーターフォールの広告ソースに関する詳細
広告を配信しなかったウォータフォールの各広告ソースを展開して、No fill(広告なし)のエラーの詳細を表示できます。
第三者の広告ソースの場合、エラー メッセージは広告ソースから直接送信されます。詳しい情報が必要な場合は、第三者の広告ソースにお問い合わせください。
第三者アダプタを表示する
広告インスペクタを起動すると、第三者の SDK アダプタとそのステータスが [アダプタ] タブに表示されます。アダプタでエラーが発生している場合は、SDK アダプタに関する一般的な問題を解決する方法をご確認ください。
単一の広告ソースをテストする
広告インスペクタを使用すると、第三者のウォーターフォールの広告ソースをテストできます。これにより、第三者メディエーション アダプタが正しく実装されていることと、広告ソースが期待どおりに配信されていることを確認できます。
単一の広告ソースのテストを開始するには、アプリの下部にある [単一の広告ソースのテスト] をオンに切り替えてから、テストする広告ソースを選択します。単一の広告ソースのテストで広告インスペクタを有効にすると、それ以降のすべての広告リクエストについて、その選択した広告ソースから広告が返されるようになります。
単一の広告ソースのテストでは、広告ユニットをタップすると SDK リクエストログが表示されます。これにより、単一の広告ソースのテストが有効にされた後に発生した広告リクエストに対して、その広告ソースから広告が配信されたかどうかを確認できます。広告リクエストに対して広告ソースから配信が行われなかった場合、エラー メッセージと合わせて広告掲載エラーの原因についての詳細が表示されます。
選択した広告ソースの複数のインスタンスがメディエーションの順次処理に追加されていた場合、広告が配信されるか、広告が配信されずにウォーターフォールが終了するまで、ウォーターフォール内で広告ソースを呼び出す各インスタンスが表示されます。
単一の広告ソースのテストは、60 分後に自動的に期限切れとなります。
強制的に再起動する方法
単一の広告ソースのテストをオンにした場合、アプリを強制的に再起動する必要があります。一部のアプリは起動時に広告をキャッシュするため、アプリの再起動によって単一の広告ソースのテストがテスト セッションのすべての広告リクエストに適用されるようになります。
Android デバイスの場合、通常はスマートフォンの [設定] アプリから、アプリの強制再起動ができます。設定はスマートフォンによって異なる場合があります。詳しくは、各デバイス メーカーのサポートサイトをご参照ください。
iOS デバイスの場合はこちらでアプリの強制再起動を行う方法をご確認ください。