AdMob のほかに、または AdMob の代わりに第三者メディエーション プラットフォームを使用する場合、広告ユニットの配信タイプについて理解することが重要です。
この記事では、AdMob プラットフォームまたは第三者メディエーション プラットフォームで広告ユニットを使用する方法について説明します。
AdMob の場合
AdMob プラットフォーム（AdMob のメディエーション グループまたはキャンペーン内）で使用する広告ユニットを作成する場合は、標準の広告ユニットを作成します。これまで、既存の広告ユニットは単に「広告ユニット」と呼ばれていましたが、パートナーによる入札の導入に伴い、「標準の広告ユニット」と呼ばれる場合があります。
第三者メディエーション プラットフォームの場合
サポートされている第三者メディエーション プラットフォーム（AdMob 以外）で Google デマンドにアクセスする際に使用できる広告ユニットには、次の 2 種類があります。
- 標準の広告ユニットは、従来のウォーターフォール型メディエーションで使用されます。
- パートナーが入札した広告ユニットは、リアルタイム ビッダー オークションで使用されます。
標準の広告ユニットとパートナーが入札した広告ユニットの比較
次の表に、広告ユニットの種類とその使用例を示します。
| 使用例 | 標準の広告ユニット | パートナーが入札した広告ユニット |
|---|---|---|
| AdMob の場合（AdMob アカウントでメディエーションの順次処理を作成する場合や、AdMob のみを使用して広告リクエストに対応する場合など） |
標準の広告ユニットは、ウォーターフォール型メディエーションまたは AdMob メディエーション グループでの入札に使用できます（AdMob ネットワークと第三者ソースからのデマンドが含まれます）。また、メディエーションを使用せずに AdMob で使用することもできます。この場合、広告リクエストに対応できるのは AdMob ネットワークのみとなります。 注: AdMob の既存の広告ユニットは、「標準の広告ユニット」ではなく「広告ユニット」と呼ばれている可能性があります。 |
該当なし AdMob メディエーションを使用している場合、または AdMob ネットワークのみで広告リクエストに対応している場合は、パートナーによる入札を使用できません。 |
| 第三者メディエーション プラットフォームの場合（別のメディエーション プラットフォームを使用して、AdMob 以外でメディエーションの順次処理を作成する場合など） |
標準の広告ユニットは AdMob で作成され、第三者メディエーション プラットフォームのウォーターフォール型メディエーションで使用されます。 この場合、標準の広告ユニットには AdMob ネットワークのデマンドのみが含まれます。 |
パートナーが入札した広告ユニットは AdMob で作成され、サポートされている第三者プラットフォームでの入札で使用されます。 これらの広告ユニットを使用すると、Google デマンドをリアルタイム ビッダー オークションに参加させて広告枠に入札できるようになります。 注: 第三者メディエーション プラットフォームでリアルタイム ビッダーを使用して Google デマンドにアクセスするには、パートナーが入札した広告ユニットを使用する必要があります。Google 入札で標準の広告ユニットを使用すると、広告は配信されません。 |
配信タイプ別に広告ユニットを表示する
広告ユニットのページでは、配信タイプ（標準またはパートナーでの入札）で広告ユニットをフィルタできます。プルダウン メニューで、表示したい広告ユニットの配信タイプを選択します。
- https://apps.admob.com から AdMob アカウントにログインします。
- サイドバーの [アプリ] をクリックします。
- 削除する広告ユニットに関連付けられているアプリの名前を選択します。注: 目的のアプリが最近使ったアプリの一覧にない場合は、[すべてのアプリを表示] をクリックして、アプリ名をクリックしてください。
- サイドバーで [広告ユニット] をクリックします。
- [広告ユニットの配信タイプ] プルダウンをクリックして、標準広告ユニットまたはパートナーが入札した広告ユニットでフィルタします。