このガイドでは、アダプティブ バナーを使用する場合の広告申込情報のおすすめの設定方法を紹介します。ガイドを参考に、アプリでアダプティブ バナーが適切に設定されているかをデバッグまたは確認することもできます。
アダプティブ バナーは、広告が表示されるユーザーのデバイスに最適なバナーサイズが動的に選ばれ配信されます。アダプティブ バナーは、予約広告枠とバックフィル広告枠の両方に対応しています。それぞれが適切に配信されるよう、アド マネージャーの UI(下記を参照)と、アンカー アダプティブ バナー(Android | iOS)およびインライン アダプティブ バナー(Android | iOS)向け Google Mobile Ads SDK で、次の設定を行うことをおすすめします。
次のセクションに進む:
- 広告ユニットを作成する
- バックフィル広告枠用の広告申込情報を追加する
- アダプティブ バナーで予約クリエイティブを配信する
- アダプティブ バナーと収益グループを設定する
- アダプティブ バナーと統一価格設定ルール
広告ユニットを作成する
通常どおり広告ユニットを作成し、[サイズモード] プルダウンで [固定] サイズを選択します。
バックフィル広告枠用の広告申込情報を追加する
バックフィル広告枠用の広告申込情報を設定する際は、[想定されるクリエイティブ] で [リクエストされたすべてのサイズ] を有効にします。これにより、利用可能なうち成果の高い最も多くの広告サイズに広告申込情報を一致させることができます。
アダプティブ バナーで予約クリエイティブを配信する
アダプティブ バナーの広告申込情報では、アダプティブ広告サイズと最も近いサイズの予約クリエイティブが配信対象となります。
- アンカー アダプティブ バナーの場合は、幅と高さがアダプティブ広告サイズの半分以上ある予約クリエイティブが配信対象となります。
- インライン アダプティブ バナーの場合は、幅がアダプティブ広告サイズの半分以上ある予約クリエイティブ(高さは問わない)が配信対象となります。たとえば、300x250 のアダプティブ広告サイズでインライン アダプティブ バナーがリクエストされた場合、150x1 から 300x250 までの予約クリエイティブが配信対象となり、アダプティブ広告スロットの中央に配置されます。
この処理は、現実的なサイズが関連付けられている予約クリエイティブに対して効果的に行われます。1x1 などのサイズの予約クリエイティブは配信されない可能性があります。
デバイスやアダプティブ広告サイズに関係なく、特定の予約クリエイティブを常に配信する場合は、その予約クリエイティブのサイズを次の配列に追加します。
- iOS の場合は
validAdSizes
- Android の場合は
AdSizes
(AdManagerAdView.setAdSizes(AdSize… AdSizes) メソッドを使用)
validAdSizes
(iOS)または AdSizes
(Android)配列に、予約クリエイティブのサイズを手動で追加することはおすすめしません。手動で追加すると、予約クリエイティブがはるかに大きいサイズのスロットに配信される可能性があります。アダプティブ バナーと収益グループを設定する
アダプティブ バナーで収益グループを使用するには:
- メディエーションの収益グループの場合は、必ずサイズを指定します。最大限の成果を得るためには、320x50 をおすすめします。アプリのコードで
publisherAdView.setAdSizes()
メソッドを使用して、320x50
のサイズをAdSizes
配列のエントリとして追加します。 - Open Bidding の収益グループの場合は、すべてのサイズがターゲットとなるため、特定のサイズを指定する必要はありません。
アダプティブ バナーと統一価格設定ルール
アダプティブ バナー広告を使用する場合、統一価格設定ルールでサイズ ターゲティングを使用することはおすすめしません。アダプティブ バナーの広告サイズは動的で、ユーザーのデバイスごとに変わる可能性があるためです。