Google アド マネージャーのアプリ内プレビューでは、モバイルアプリ内の実際の広告スロットで広告主のクリエイティブがどのように表示されるか確認することができます。
アプリと連動するクリエイティブや、独自の動作をするクリエイティブ、アプリに依存して要素を表示するクリエイティブ(ネイティブ クリエイティブや MRAID を含む)を使用する場合は、特にこの機能が便利です。
デベロッパーの方は、Google Mobile Ads SDK を使用してクリエイティブをテストできます。
スタートガイド
モバイルアプリでクリエイティブをプレビューする前に、モバイル デバイスをアド マネージャーにリンクする必要があります。これにより、アド マネージャーのクリエイティブをデバイスのモバイルアプリにプッシュできるようになります。
完了したら、デバイスに戻ってアプリでクリエイティブをプレビューできます。
アド マネージャーをご利用で、モバイル デバイスのアプリで初めてクリエイティブをプレビューする場合は、モバイル デバイスをアド マネージャーにリンクする必要があります。リンクするには、ユーザー名とパスワードを使ってアド マネージャーにログインし、デバイスに名前を付けて、アド マネージャーで識別できるようにします。
リンク済みのデバイスは、[管理者] [アクセスと認証] [リンク済みデバイス] で確認できます。
デバイスのモバイルアプリでクリエイティブのプレビューを開始する
- モバイル デバイスでモバイルアプリを開き、アド マネージャー ネットワークで配信される広告を見つけます。
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2 本の指で広告を長押しして、[デバッグのオプション] メニューを開きます。
クリエイティブを繰り返しタップしないように注意してください。間違ってクリックすると、無効な操作として誤認される可能性があります。
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[デバッグのオプション] メニューで [クリエイティブのプレビュー] をタップします。
Google アド マネージャーのクリエイティブをデバイスのモバイルアプリにプッシュする
クリエイティブのプレビューを開始し、デバイスをリンクしたら、Google アド マネージャーを使ってデバイスにクリエイティブをプッシュします。これにより、アプリでクリエイティブをプレビューできるようになります。
- パソコンの場合: Google アド マネージャーにログインします。
デバイスと同じ Google アド マネージャー アカウントとネットワークにログインします。
- [配信] [広告申込情報] をクリックします。
- フィルタを使用して、プレビューするクリエイティブが含まれ、プレビューを開始した広告スロットがターゲットに設定されている広告申込情報を探して開きます。プレビューできるのは、「下書き」ステータスの広告申込情報です。
- [クリエイティブ] をクリックして、プレビューするクリエイティブの名前をクリックします。
- [プレビュー] [モバイル] をクリックします。
- 表示されるポップアップで、[アプリ内] を選択します。
- [デバイスにプッシュ] で、リンクしたデバイスをメニューから選択します。
- [完了] をクリックします。
デバイスでクリエイティブをプレビューする
リンクしたデバイスとモバイルアプリにクリエイティブをプッシュしたら、デバイスに戻って、クリエイティブのプレビューを呼び出します。
- モバイルアプリを開き、プレビューする Google アド マネージャー クリエイティブの広告スロットでクリエイティブのプレビュー プロセスを開始します。
- [デバッグのオプション] メニューで [クリエイティブのプレビュー] をタップします。
- 有効な広告リクエストが新たに発生すると、キャンペーンとクリエイティブが返されます。
アプリでは強制的に更新は行われないので、アプリを使用しながら次の広告リクエストが発生するのを待つ必要があります。クリエイティブのプレビューは、プレビューを呼び出した広告申込情報の設定に沿って配信されるため、クリエイティブの配信先として想定される広告スロットを確認します。
リンクしたデバイスで他のユーザーがクリエイティブをプレビューできるようにする
リンクしたデバイスはデフォルトでは「プライベート」の設定となり、自分の Google アド マネージャー アカウントでのみ使用できます。Google アド マネージャー ネットワークの他のユーザーがそのデバイスでプレビューできるようにするには、Google アド マネージャーで設定を変更します。
- Google アド マネージャーにログインします。
- [管理者] [アクセスと認証] [リンク済みデバイス] をクリックします。
- 共有するデバイスとモバイルアプリの行で、[公開設定] 列のプルダウンから [一般公開] を選択します。
変更はすぐに保存され、いつでも元に戻すことができます。ただし、この設定を変更できるのは、デバイスとモバイルアプリを最初にリンクしたユーザーのみです。
Google Mobile Ads SDK を使用してクリエイティブをテストする
Google Mobile Ads SDK には、テストクエリのクリエイティブのタイプを指定できる API があります。ft_ctype
パラメータを設定すると、指定したタイプのクリエイティブのみが取得および表示されます。
この機能は Google 広告でのみ使用でき、予約取引やメディエーションはサポートされません。このため、メディエーションや予約取引の対象でない広告ユニットのテストで使用することをおすすめします。