ストリームを開いてデバッグする | ストリームを監視し問題を解決する » 特定の広告ブレークについて調べる
ライブ ストリーミング動画の特定のストリーム セッションを対象に、監視やデバッグを行うことができます。ストリーム アクティビティの監視を利用すると、広告の数や広告ブレーク、充足時間、配信時間などの詳細情報を確認したり、リアルタイムで問題のトラブルシューティングを行ったりすることができます。
ライブリニア ストリームの場合は、セッション内で新しい広告ブレークが作成されると自動的に情報が更新されます。
セッション ID の代わりにデバッグキーを使用して、動画ストリームのアクティビティを確認したりトラブルシューティングを行ったりすることもできます。
ストリームを開いてデバッグする
ビデオ オンデマンド
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Google アド マネージャーにログインします。
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[動画]、[ストリーム アクティビティの監視] をクリックします。
- セッション ID またはデバッグキーを入力します。
- [ストリームをデバッグ] をクリックします。
ライブリニア
- Google アド マネージャーにログインします。
- [動画]、[ストリーム アクティビティの監視] をクリックします。
- セッション ID またはデバッグキーを入力します。
- [ストリームをデバッグ] をクリックします。
ストリームを監視し問題を解決する
デバッグのためにセッション ID をクリックすると、リクエスト URL やコンテンツ、充足率など、セッションに関する情報が広告ブレーク別に表示されます。
表示される指標は次のとおりです。
指標 | 説明 |
---|---|
ストリーミング時間 | コンテンツと広告を合わせて経過した総時間。 |
広告の数 | 対象の広告ブレークに対して利用できる広告の総数。 |
充足時間 | 広告ブレーク中に配信するよう選択されていた広告の合計時間*。 |
配信時間 | 広告ブレーク中に実際に配信された広告の合計時間**。 |
配信率 | 実際に配信が行われた広告ブレークの時間の割合。(配信時間÷広告ブレークの時間)×100 |
*充足時間が広告ブレークの時間よりも短い場合、余った時間はライブ ストリームの広告スレートの表示に使用されます。スレートについて
**連続配信広告のすべての広告が配信されると、配信時間と充足時間が等しくなります。
トラッキング イベント
ストリーム アクティビティの監視では、サーバーサイド ビーコン処理(SSB)を使用している場合はサーバーでトリガーされるトラッキング イベント、DAI API を使用している場合はクライアントでトリガーされるトラッキング イベントが表示されます。
IMA SDK の実装の場合、トラッキング イベントは表示されません。
特定の広告ブレークについて調べる
各行はそれぞれ広告ブレークを示しており、いずれかの行をクリックすると、その広告ブレーク中に配信されたクリエイティブや発生したエラーの詳細情報を表示できます。
クリエイティブ ID
VAST レスポンスに含まれていた広告サーバーやクリエイティブ ID の情報とともに、配信用に選択されたクリエイティブを確認できます。お客様のアド マネージャー ネットワーク内でホストされているクリエイティブの場合は、クリエイティブ ID をクリックして実際のクリエイティブを開き、設定を確認します。
VMAP レスポンスと VAST レスポンスに基づくトラブルシューティング
クリックすると、各広告ブレークの VMAP または VAST のリクエストとレスポンスを展開できます。
リクエスト URL を確認して、その広告リクエストのすべてのパラメータが想定どおりになっているかご確認ください。想定されているすべてのパラメータがアプリケーションに渡されているか、対象ユーザーに対して正しく設定されているか、検証してください。
- 広告ユニット(
iu
)と Key-Value(cust_params
)が正しいことを確認します。 - Ad Exchange を使用している場合は、
description_url
が正しいことを確認します。 - VOD ストリームの場合は、
vid
とcmsid
の値がコンテンツに合致していることを確認します。
特定の広告が配信用に選択された理由がわからない場合、アド マネージャーを広告サーバーとして使用しているのであれば、リクエスト URL をストリーム アクティビティの監視からインストリーム動画向け配信ツールにコピーして広告リクエストをシミュレーションできます。これにより、この広告リクエストに対してどの広告ルールやクリエイティブが配信されるかを確認できます。また、タグや VAST XML を動画配信インスペクタにコピーして、広告がどのように表示されるかを視覚的に確認することもできます。